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ラーメン大中@近鉄桃山御陵駅前ガード下:並ラーメン【新味】
先日、職場チームの年度末飲み会の折り、この界隈で飲んだあとに寄ったのが大中だった。この日は伏見研究所に隣接の営業所にて午後から仕事。腹ごしらえはもちろん、シラフでその味を確かめてみたく、また訪れてみた。
私がこのお店に初めて訪れたのは2002年5月のこと。なんだか戦後からあるような昭和レトロなムードがあるが、実はこの地に開店したのは1995年のことだそうだ。
「ラーメン藤」チェーンの近藤製麺工場製を麺を使用している。もちろんスープの味は藤系列とは別物だが、クラシカルな京都ラーメンのひとつの顔といってもいい存在だろう。
もともと鶏ガラ豚骨の濃厚なスープ一本で始まったお店だが、2006年あたりに従来のスープを「元丸」と名付け、さらに和風豚骨味と称して「新丸」を加える。この元丸・新丸といった名称、メニューを見てみると「元味・新味」にあらためられていた。メニューを見ると、パッと見は「大中ラーメン」が600円の価格で普通のラーメンのように見える構成になっているが、この「大中ラーメン」とはチャーシュー多めのメニューであり、「並」のラーメンは(未だに)500円の価格で「大中ラーメン」の下に表示されている。すぐ近くの「大黒ラーメン」も未だに470円(さらに例の1ヶ月有効割引券を発動すれば100円引きの370円)で頑張っているが、コストパフォーマンスとラーメンのナカミ、そしてモヤシ・ネギに及ばず温泉玉子やキムチが無料トッピングで加えられることを鑑みれば、ラーメン一杯650円~800円代が相場と思える昨今にあって、大中もそうとう頑張っている、と、思う。
今回は「新味」を「メンカタコサフツウモヤシスクナメネギオイメチャーシューフツウオンタマイレテキムチナシ」で注文。初めて訪れる方でも、このお店の場合はメニューの範囲で遠慮せず、どんどんと好みを言った方がいいだろう。
今回は「新味」を「メンカタコサフツウモヤシスクナメネギオイメチャーシューフツウオンタマイレテキムチナシ」で注文。初めて訪れる方でも、このお店の場合はメニューの範囲で遠慮せず、どんどんと好みを言った方がいいだろう。
カウンター席で見ることの出来る文字だらけの掲示物。初めて訪れた時とは少しずつその内容も変化している様子。
この日の「新味」、十分に濃厚な動物系ダシに加えて節系魚介ダシが華やかに香る。大中本来の味は「元味」のほうだが、この「新味」もなかなかよくまとまっていて美味い。
考えてみれば、動物系と魚介ダシを重ねたスープで味わう近藤麺って、他にあったっけ?
以前にインターネット上で配信されたラーメン番組で、ある女性が「高架下アドバンテージ」とそのロケーションに感じる風情の魅力について語っていたこのお店、かつてその味に魅力を感じなかった一時期もあったが、今は「いかにもなラーメン店」というムードと価格はそのままに、以前より確実に美味くなっており、そのロケーションとは裏腹に、絶えず進化していこうとする姿勢を感じた。
以前にインターネット上で配信されたラーメン番組で、ある女性が「高架下アドバンテージ」とそのロケーションに感じる風情の魅力について語っていたこのお店、かつてその味に魅力を感じなかった一時期もあったが、今は「いかにもなラーメン店」というムードと価格はそのままに、以前より確実に美味くなっており、そのロケーションとは裏腹に、絶えず進化していこうとする姿勢を感じた。
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