新宿煮干しラーメン凪@新宿ゴールデン街:煮干ラーメン

この日は新宿に宿を取る。
チェックインして部屋に荷物を放り込み、身軽になったところで、少し歩いて「新宿ゴールデン街」へ。
戦後の闇市上がりの木造二階建て長屋がならぶ風景は、京都の木屋町や、大阪の十三・阪急東通り・新世界などとはかなり趣の違う独特さ。

目的のお店は木造長屋の並ぶ路地の中。
数々の灯りの中に、挑戦的な文言の看板発見(笑)

そうか。悔いてないのだな。よしよし。

で、入り口の扉を開けると、目の前にいきなり急な階段(!)。おそるおそる昇ってみる。

階段を昇りきったところに小さな券売機。
押したボタンは右上の「煮干ラーメン」。
「麺のお刺身」「コラーゲン(トン足)」「鶏皮ポン酢」なんかも気にはなるところ。あ、テキーラまである…

ラーメン鉢一つがやっとおける奥行きの狭いカウンター席に、やがて煮干ラーメン登場。
食べ始める前の匂いからして煮干しガツゥゥ~ンである。
スープを一口。ベースは濃厚豚骨だが、口に広がる味わいは、もうニボニボである。
かつて九州で食べたどこかの豚骨ラーメン店で「アクの中の旨味をのがさん」というフレーズを見たことがあったが、それを煮干でやった感じ。ニガエグな風味もないまぜにした、強力な煮干しの濃さ!
スープに合わせ、これまたワイルドに刻んだ白ネギのストレートな香味が冴える。
チャーシューはぶ厚く、ホロッとやわらかく、口の中でじゅわんと肉とタレの組み合わさった味わいが広がる。さらには「一反木綿」。切刃に通す前の麺帯を3~4センチにしたものが載る。これがまた、麺とは別モノの食感で非常に面白い。

そして、圧巻なのはこの麺。
極太平打ちの縮れ。もちもちピロピロわしわしガツガツと楽しめる。

…昼に食べた「麺創研かなで」のバランスを追求した美味さとはまた違う、その対極にあるような強力なインパクトのある一杯。
いやぁ、美味しゅうございました!

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