鯛ラーメン ふくのや@甲賀市水口町水口:鯛ラーメン

3月頃から、ネット上でなにやら水口方面で鯛ラーメンを食べさせてくれるお店が出来ているとの情報をちょくちょく見かけることがあった。
どんなお店なのか、どんなラーメンを食べさせてくれるのかについてはあれこれ想像してもムダ。結局、実際に食べに行って体験してみないことには何とも言えない。お、ココがそうか?「屋台の味!ラーメン」ってカンバンもあるし…
知り得た情報ではココで間違いないはずだが、立っているカンバンには「キッチンハウスkuromitu」とある。さらに「定食&弁当、そして美味しいコーヒーのお店」と、あり、「ラーメン」の片鱗は、ない。
が、プレハブ小屋の玄関横には、スノコ状に貼り付けた木の板に油性マジックで目指すお店の名があった。一体ココは「kuromitu」なのか「鯛ラーメンふくのや」なのか、どっちやねん。とにかく、中に入ってみた。
店内へはクツを脱いで上がる。入った瞬間に感じたのは、今は取り壊されてしまった自分の古い実家に帰ったときのような独特の匂い。
プレハブ小屋の中は、L字型のカウンター席7席程度。イスは木の柱に板を打ち付けたところに適当にクッション材を縫い当てたような腰掛け。メニューはカウンター席前の壁に掲げてある。とりあえず、同行者とともに鯛ラーメンを注文。その後、様子を観察しているとすべての調理作業はラティスで目隠しした奥のところで行うようだ。このラティスで目隠ししなければ、調理作業の様子はカウンター席から十分見ることが出来るはず。そこを敢えてこのように設えているということはつまり、調理作業の様子を見せたくない、見られたくないという気持ちの現われだという気がしてならない。
L字型カウンターの一番奥の方には会議室によくあるようなキャスター付きホワイトボード。そこにはなにやら不可解なしりとりのような落書きのようなものが描かれていた。
この他、店内のいたる所に店主のセンス・感性・飲食店としての考え方が滲み出ている感。
その他、カウンター席から見えるところには、店主の「ふぐ調理師免許状」のほか、「デビューしました」という掲示も。…登録してあげてください。
やがて出来上がってきた注文の品。実は出されてきたときにはラーメン鉢に乗っけてあった割り箸を一旦視界から退けて撮影。
早速いただいてみる。スープ一口目、なるほど鯛のような風味。だが、鯛のスープにしてはあまりに香りに欠ける。さらに、鯛ラーメンというのにスープには結構な量の背脂が加えてある。ラーメン鉢全体の中で香り・風味とともに一番ハバを効かせているのは意外にワカメ。海の香としょっぱさがダイレクトに伝わってくる。ラティスの向こうで今執り行われてた調理の様子は全く見えないので、ココから先は想像でしか無いが、スープ材はおそらく、こういうものとかこういうものが使われていると思う。目隠しのラティスは、まさにそのためではないだろうか。
麺はプラスティッキーな多加水気味のもの。コレで、850円か…。
これまでにも、「いっちょうラーメンでも始めたろか」的に開店したお店はいくつか出会ったことはあったが、今回は、以前に行った「ラーメン寛」や「麺屋花道」、「秀吉珈琲」にも感じた、いや、それ以上の何かを強く感じるものがあった。

鯛ラーメン ふくのやラーメン / 水口松尾駅水口駅
昼総合点☆☆☆☆ 1.5

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