どうにも仕事がたて込んでいて、毎日日記を書く気にならない今日この頃。
忙しいから、というより、ここのところアタマがずーっと仕事モードのまま過ごしているので、日記に対してちょっとモチベーションを持てなくなって来ているのがホントのところか。
ところでこの日は大将軍営業所までおつかいに行って来た。京都の細い路地をチャリンコで走るというのはなかなか面白いものだ。なんていうんだろ?あの売り歩き用のリヤカーの置いてある昔ながらの豆腐屋さん、一見、フツウのそれなんだけど、ちょっと立ち飲みスペースがある作りになっている、「居酒屋」という呼称はこういうお店の形態がルーツなのではと思うような「酒屋」さん。少なくなったとはいえ、そういうは風景は、京都の街のあちこちにあるはずのものなんだろうけど、決まったルートをJRと地下鉄で行き来している時には意識してないもんだ。
そして、ついでに営業所のすぐ近くにある「みつくら」へ行って来た。
以前に一度訪れた時にはあいにく定休日だったので、今回が初めてである。
店内には修学旅行とおぼしき女子中学生のグループとなぜか彼女たちに妙に親しげにしゃべるタクシーの運転手さん。
「ここのラーメンはうまいでぇー」とかなんとか言っては一緒に写真を撮ったりなんかしている。
きっとこの子たちはおっちゃんのタクシーで京都観光の途中、タクシーのおっちゃんに「みつくら」に連れてこられたのだろう。
タクシーが修学旅行でグループ行動中の中学生を乗せている風景自体はそう珍しいことではない。だけど、一緒にラーメン食ってるところを見たのは初めてだ。
その横には山城高校生。今日は定期テストの日のようだ。
さて本題。
「みつくら」のラーメンの師匠スジにあたるのは山さんラーメンであることは京都人が広く知るところである。そして、かつて山さんが京都市左京区で営業していた頃、もうすぐ守山に移転するという話がで出始めた少し前の店内には、「みつくら」開店を知らせるチラシが置いてあったことは次回の「京都検定」の問題に出題されるらしい(ウソよ)。その山さんラーメン滋賀県守山市に移転した現在、ザクッと荒めに刻んだあのネギとか、麺がちょっとヤワ目に茹で上げられるところとかいったところは少し違うところから「全く山さんと一緒」というわけではないけれど、山さん的な旨さという点で、「京都で食べることできるあの『山さんラーメン』」そのものと言えるのが「みつくら」のラーメンだと思う。また、メニュー構成やあの「みそラ-メン」のノレンなんか、まったく山さんそのものである。ネギはごく普通の刻み方、麺はわりとかためでシャッキリと茹であげて提供してくれる。また、醤油ダレの味がよくしみ込んだチャーシューが、スープの風味とはひと味違っているせいでか、口にした時の広がりのある味わいがイイ。イマ風の新しいところは何もない。さらに化調はわりと使ってるみたいで、食べ終わった後、後味が口の中にわりと長く残るが、またいつか食べにこようと思う旨いラーメンだった。近くにお住まいの方、近くにお勤めの方がウラヤマシかったりする。