らーめん和(なごみ)@七条堀川西入ル:らーめん・炒飯セット

京都駅周辺で昼メシどき。幸い、時間はある。さてどうしようか。とりあえず10階の様子を観に行ってみる。各店ともけっこうな待ちが出ている。エレベーターを降り、八条口に足を向けてみるが今ひとつ気が乗らない。
ここで、未だ訪れていないお店があることを思い出し、堀川通JRが交差するガード下を通って七条堀川に向かった。

この地に開店したのは2012年4月29日のこと。ビルの2階以上の部分は「ゲストハウスらんたん」であり、エントランスがちょっと奥まった佇まい。
営業時間と定休日については、開業当初より変更されている(下記店舗情報をご参照ください)。

七条通りの歩道に面し、セットもの等のメニューが掲示されてある。これをじっくり眺めてから入るお客も多い様子。

上掲画像に見えるメニュー表の拡大画像。すでにあちこちのサイトやブログで御案内の通り、ココの店主は一乗寺にある台湾料理店「台北茶藝館」出身で、排骨飯がメニューに有ったりするのもソレらしい。

店内に入ると壁面にさらに四カ国語対応の「らーめん・炒飯セット」のポスターが。で、コレにすることにした。

カウンター席は対面式オープンキッチン。面白いのは厨房のさらに向こうが竹垣・障子・すだれといった和風の設えになっているところに、トロピカルなムードの観葉植物で飾られた「庭」があること。ここだけ見ていると、海外の日本料理店にいるかのような錯覚を感じる。

さて、セットのラーメンである。

スープは茶濁気味の色合いながらドロ感があるほどの濃密さではなく、さらっとした口当たりで、出汁感の豊かさとともにいかにも古典的なラーメンって、こういう味のスープだよなぁ...と感じる。唐辛子系の辛味による少しピリっとした辛め加減、白ゴマの風味。具には程よい厚みをもったチャーシュー、ならでは味わいと香りを強めに持たせたメンマ、その下にモヤシ、そして青ネギ。

麺は細めのストレート。古典的な京都ラーメンのストレート細麺にありがちなヤワ感とは違い、茹で伸びしにくく細めながらもシコシコとしっかりした食感を保つ麺でけっこうイイ。かんたんに言ってしまえば特にこれといった特徴のない、どちらかというと流しの屋台で味わうような少しジャンクな感もあるが、この手の古典的なラーメンとしては相当にウマい方なんじゃないかなと思った。それは、オープンに食べに行かれた方々のレビューから読み取れるラーメン像とはかなり違う印象だった。思うに昨年4月末のオープン当初より、調整を重ねてかなり進化しているのだろう。

セットの炒飯も秀逸。程よくパラッと、美味しくいただけるものだった。
京都駅周辺には今でこそ大型商業施設内をはじめ数多くの個性的なラーメン店は数々あるし、朝ラーが出来るたかばしの老舗2店もラーメン好きの京都観光には外せないポイントかも知れない。そんな界隈にあって、お店のエキゾティックさとは裏腹に「温故知新」的な味わいを楽しませてくれるお店として紹介したい。
まあ、今の龍谷大学大宮キャンパス関係の方々には「そんなん、とっくに知ってるわぁ」な話かな? 


人気ブログランキングへにほんブログ村 グルメブログ ラーメンへ
にほんブログ村 ← ランキング参加実験中。ワンクリックのご協力をゼヒ!

【らーめん和(なごみ)】
 11:00~15:00
 17:00~23:00
 月曜日定休
 075-343-8877
 京都市下京区西八百屋町152
 P:なし

ラーメン / 京都駅五条駅(京都市営)丹波口駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« らーめん大魔... 龍旗信 京都店... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。