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北海道へ #2 Grill Daphne(グリル ダフネー)

乗船してみればガラ空きだった今回のフェリー。
十数年前の北海道旅行でも同じような時期に船室を予約して乗船したものだったが、あの頃の船は航行中の食事の確保に結構難儀したものだった。ほぼ満員の船内で営業時間の限られたレストランに客が殺到するので、なかなか落ち着いて食事ができない。さもなくば、持ち込んだカップ麺でやり過ごすか...と、そんな思い出がある。
そこで今回はちょっと奮発して船室にジュニアスイートルームをとることにした。
そうすると、船室が豪華なことはもちろん、特典として、船内での三度の食事が5甲板左舷にのレストランではなく、右舷のグリルでの予約メニューになるのだ。
新日本海フェリーには過去に何度も乗ったことがあったが、このグリルを利用するのは今回が初めてのこと。朝食の時間は8:30。で、行ってみたら...
他の客人が全くいない。どういうこと???
給仕をつとめて下さるスタッフさんが「いらっしゃいませ。本日、当グリルは貸切でございます。」と一言。つまり、今回の航海で、グリルの利用客は我々だけ、ということらしい。これにはビックリだった。満員でのレストランで戦々恐々の空席争奪戦を予測していたことが、完全に裏目に出てしまった。が、嬉しい誤算でもあった。自分たち以外にノーゲストというのはちょっと寂しい感じだけど、貸切の船内グリルを満喫させていただくことにしよう。
朝のメニューはフォークとナイフの「洋セット」。
野菜サラダと、メイン料理にボイルのソーセージ、ブロッコリー、じゃがいも、ベーコンとスクランブルエッグ。これにパンとスープがつく。
そして、コーヒーor紅茶にフルーツ。コーヒーとオレンジって、同時に口にすると、違和感あるね(笑)。朝食を終え、船内でブログの記事を書き、ビンゴ大会に参加したりでのんびり過ごす。
12:00〜 昼食。『北の海鮮丼』。お一人様3,500円のメニュー。
まず、冷し鉢として「冷やしサラダトマト美味出汁」。単純なつくりだが、和風だしに浸るトマトが冷んやりとウマイ。イケますコレ。
メインの海鮮丼。ズワイ蟹・雲丹・いくら。北海道に上陸する前から、海のものをふんだんに味わう贅沢。たまりませぬ。
蒸し物。茶碗蒸し 銀庵掛け。茶碗蒸しにもズワイガニ。三つ葉の軸を美しく結んで。
お吸い物。汁の中でアオサと手まり麩が揺蕩う。
水菓子は「塩アイス」。赤いソースはトマト。絶品。
18:30〜 夕食。
和洋創作会席の献立。
前菜/鮪とアボカドのサラダ ガスパッチョソース。
ガスパッチョって、何ですか?...ここに答えがありました。サイコロ状のアボカドとマグロの赤身がコロコロと、なんとも冷んやりと楽しい。
スープ/コンソメ・パリソワール。
パリソワールって、何ですか?
じゃがいもの冷たいスープ「ビシソワーズ」をコンソメのジュレの上に注いだものをパリソワールというそうな。このスープではコンソメはサイコロ状のゼリーとしてビシソワーズの中の具のように仕立ててあった。ヒンヤリ淡い味わい。
お造り/白身魚の夏野菜巻 あしらい色々
白身魚は鱸。刺身は刺身として野菜を巻いたりせずそのままで味わいたいかなと思ったが、これはこれで面白い食感。こんなものを味わうと、日本酒が欲しくなるところだが、この後下船しクルマを運転するのでそこはガマン。
肉料理/牛フィレ肉のパイ仕立て 焼き野菜添え 赤ワインソース
2枚のパイに肉を挟んでハンバーガーみたいにして食べるのかしらん???とか思いつつ、結局そのままいただく。パイのサクサク具合、柔らかさときたら。
食事/帆立飯 香の物 汁椀
貝柱はほぐしてあって、ご飯に帆立の味がよく沁みていていて美味い。お漬物がまたなんとも。
デザート/オーセントホテル謹製白桃ムース バニラアイス添え フランボワーズソース
フランボワーズって何ですか?...=ラズベリーだって。そうですか。
オーセントホテルって、小樽にある新日本海フェリーの系列会社なのだそうな。
この「和洋創作会席」、お一人様4,500円。考えてみればジュニアスイートルームの下位グレード「デラックスルームA」は、食事が付かない。
そう思えば、船室を予約することで特典として三食の食事がもれなく付いてくるジュニアスイートルームの方が、よりお得感があるんじゃないかな?ともあれ、偶然に「貸切」ということもあって、とびきりの贅沢感だった。
Grill Daphne (屋形船・クルージング / 敦賀駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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