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長崎屋@長崎屋@津市雲出島貫町:しょうゆラーメン&塩ラーメン
この日、ネット上にブログもSNSもなく、ひたすらBBSや個人のウェブサイト上での情報交換していたインターネット黎明期から今もなお続くロートルラヲタどもが連れ立って、三重方面に出かける。ラーメンツアーではなかったが、主たる目的地までの間にたまたま近くを通りかかることになったため、様子を見に行ってみた。私がココに初めて訪れたのは2012年10月のこと。7年も前になる。で、昨年8月には台風等の影響もあってか、店先の小田原提燈がなくなり閉店してしまったと聞いていたところだったが、それは束の間のことだったらしく、同年9月には営業を再開していたそうな。幹線国道から少し離れた農地の広がる小さな集落にポツンとあって、とにもかくにも三重県ラーメン史上の重要文化財的に昭和の雰囲気を色濃く残すお店だ。
7年前に訪れた時には奥の方に見えるプレハブ小屋にあるガスコンロ周りがメインの厨房だったが、この日は昔ながらのリヤカー屋台が主な厨房として昨日しているようだった。
ほれ。こんな感じな。
道路側から見える提燈は、昨年の台風で一度壊れたあと、字の色を変えたりして新しくなっていた。
かつては壁に貼り付けていたセロテープが風化して茶色くなっていたメニュー表も一新され、フレーム入りのしっかりしたものに。それでいて、価格はすべて7年前より据え置き。 それぞれしょうゆラーメンと塩ラーメンを注文。私は以前に「塩」をいただいていたようなので、今回は「しょうゆ」を選択。
注文して、しばらくしたら「タマゴ、おひとつ、どーぞ」と、殻をむいていない茹で玉子をもってきてくださる。7年前はこのお店のシステムがよくわかっておらず、ラーメンが出来上がってくる前に殻を剥いて食べてしまったものだったが、ベンチの足元には卵を剥いた殻を捨てるための缶が用意してあるので、ラーメンが出来上がってきてから殻を剥いてトッピングすることにした。
で、できあがってきたしょうゆラーメン。割り箸が突っ込んであるのはこれがデフォルトだから。このお店では、割り箸をわざわざ割った状態でラーメンにぶすっと刺して提供される。1個無料サービス茹で玉子の件も含め、なぜそうするようになったのかについてはこのお店ならではの歴史的経緯があるに違いないことは想像に難くない。
そして、殻を剥いた茹で玉子を載せて味わう。
独特の甘みを含んだスープ。食堂系中華そばみたいにカマボコが載っていると同時にキクラゲも同居している、九州出身由来のトッピング。価格の割にはたっぷりめのチャーシュー、やわやわニュルニュルくたくたの麺。ぱしっとした固い麺は似合わない。このヤワ麺だからこそ、長崎屋ならではの世界が成り立っている感じ。
いっぽう、トナリのひとの塩ラーメン。独特の甘みは、塩の方がひきたつかな?
ともあれ、一旦休業されていたお店が再開されている様子を見ることができたことが、とても嬉しかった。やはりこのお店は、存在自体が歴史的文化遺産であると、私個人としては強く思う。三重を食べ歩くなら、一度は立ち寄ってみる値打ちはきっとある。
長崎屋 (ラーメン / 高茶屋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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