俺のラーメンあっぱれ屋@城陽市奈島下小路:濁とろ塩ラーメン 大盛

ふと思い起こすと、いてもたってもいられなくなるくらいに食べたくなるのがあっぱれ屋。この日は折からの寒波。幸い、外待ちすることなく店内へ。午後少し遅めの時間、

中待ちのあいま、椅子の足元がなんだか巨大なエンジンバルブに見えたりして。

待っている間に、お店の外からでも店内からでも見えるようになっている、というか見せるように設えてある製麺室。素人の自作麺で使うような単純な構造の製麺機とは比べものにならない製麺機、大和製作所製小型製麺機リッチメンI型。そのスペックはココに紹介されている。

注文は濁とろ塩ラーメンを大盛で。

 

相変わらずなんらブレることのない濃厚塩豚骨魚介。力強い麺、ちゃんとチューニングされたスープ、調理時の温度と時間をきちっと管理した手仕事で仕込まれていることを伺わせるレアチャーシューと黄身うるるんな半熟煮玉子、サクっとボキっとした食感とともにジンジャーテイスト染み出すメンマ、それらのいずれもが食べている間中にとことん楽しませてくれる、味わわせてくる完璧なラーメン。

ところでラーメンの世界には、後世にその名を残す人物がいる。たとえば、大勝軒の山岸一雄氏、支那そばの佐野実氏。単にその店の主であったというにとどまらず、我が国のラーメン文化の発展に大きく貢献した人物として知られることに異論を挟む方は少ないことだろう。また、この両名はすでに故人であるゆえに、今後その功績が新たに加わっていくことはないが、ここに例としては上げない存命中の人物の場合は、今後も新たな展開を湧き起こす可能性はある。

そうした意味合いで、関西圏のラーメンに大きな影響を与えた店主として大きな足跡を残し、今後、日本ラーメン史(そんな科目あるのか)の教科書にその名を残すことになるだろう存命中の何人かの人物を、自分は自分なりにリスペクトしている。仙度氏は、間違いなくその中の一人である。

俺のラーメン あっぱれ屋ラーメン / 山城青谷駅山城多賀駅長池駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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