ラーメンととち丸@大津市大江6丁目:こってり塩焼飯セットC&あっさり醤油

なんというか、動物系ダシがどしっと効いた濃厚なラーメンが食べたくなって足が向いたととち丸。同行者を伴いクルマで行った。近くにある駐車場4台分は満車だったが、みなさんラーメン食べにやって来ているので、そのうち食べ終えたお客の車が去っていく。この日は5分と待たない内にクルマを駐めた。

9月の台風で飛んでいった看板は、きちんと修理され、掲げ直された。

メニューの内容は9月に来た時と変わっていない様子。同行者はあっさり醤油を、自分はこってり塩を焼飯セットCで注文。

メニュー裏面はご飯類・一品類・ドリンク類。近所の大学生と思しきカップルが焼飯(大)の持ち帰りだけを買いに来ていた。そうか。餃子の王将のナーホみたいな使い方もアリなんだ...。

程なく出来上がってきた「こってり塩」。豚骨と鶏ガラがどしっと利いた濃密なスープ。コレが味わいたかった!その日限りの限定ラーメンでなく、レギュラーメニューとしてこのクオリティを保ち続けていることは、地味なようでいて実は凄いことではないだろうか?などと思ったりする。

以前の記憶では、ととち丸の麺は中金製麺所から仕入れていると思うが、ナカキンの麺って、大黒様のアレとか名門のアレとか、どちらかというと古くからあるラーメン店で使われることが多く、麺自体があまり主張してこないというか、違う表現で云えば「割とヤワヤワクタクタになりやすい」という印象がかつてはあったように思う。が、近頃は大黒様でも名門でも、かつてのような麺の弱さを感じなくなっているような気がする。実際、この日のととち丸こってり塩でも、決してスープに負けてはおらず、中細ながら結構しっかりとした食感を伴っているように思った。タウンページの中金製麺所の紹介ページには...


こだわりのない麺」
私共のラーメンは個性の少ない麺です。どの様なスープでもより添ってスープの味を生かす麺になっています。
麺とスープが一体化してひとつのラーメンになり、私たちのお腹を満たしてくれる。
「あゝ、おいしかった」ラーメンとはそう云うものではなかったでしょうか・・・。


と、代表取締役様の名義で上記のような文があるが、コレがナカキンの考え方か。しかしそんなナカキンもネットであれこれ見てみると、漫然と「昔のまんま」でいるわけでなく、時代とともに進化しようとしている様子は感じるが。

次いで、同行者注文のあっさり醤油。このメニュー、「あっさり」の名にしてデフォルトでかなりの量の背脂が降りかかる。そして出されてきた途端に眼前が醤油と魚介ダシのカホリで満ちる。たっぷりの青ネギ(これもデフォルト)とともに、背脂醤油ラーメンとしては滋賀県内でコレの右に出るお店は他にないように思う。うまいかどうかはあなたが決める情熱の抜けないヤツと比べれば価格設定は若干高いようだが、ナカミがまるで違う。カホリも違う。味も違う。このレビュー読んで「ホンマか?」と思われる方は、ぜひ一度、行って見られるが良い。

焼飯においても、そうだ。ラーメン+200円で(ラーメントッピングのの味玉半個は省略されるが)小サイズとしながら並サイズにしか見えない量としっとりほっくりチューニング。コレもまた、思い出したら溜まらず食べに来たくなるヤツなのだ。

ラーメン ととち丸ラーメン / 瀬田駅
昼総合点★★★★ 4.5

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