麺将重厚軍団@一乗寺:J−塩つけ麺

私の友人で、今シーズンのJ−塩つけ麺をすでに12回SNS上にアップしている熱狂的なJ−塩つけ麺ファンがいる。そんな彼の記事を見ていると、なんだか自分も無性に食べに行きたくなって、この日行ってみた。すると、お店の前の通りは工事中。アスファルトを引剥返して、けたたましい音を立てて道路工事。そんなことでお店の外観撮るのを忘れてしまった。そんなわけで今回はお店の券売機をトップ画像にもってくることにした。
ジメジメとした日々の連続に梅雨明けの待ち遠しいこの季節の京都では、そろそろ梅肉を添えた鱧の湯引きが恋しくなるシーズン。さらに昨今では、湯引きの鱧以上に、一乗寺麺匠重厚軍団のJ−塩つけ麺が恋しくなる京都人も年ごとに増加しているらしい。いやホントは一部のマニアだけかも知れぬが。それはともかく、6月頃から祇園祭山鉾巡行辺りの季節限定として麺匠重厚軍団の風物詩となって久しい(8年目、でしたっけ?)のがJ−塩つけ麺。私も昨年の同時期に一度食べに来ていた。券売機に「J−塩つけ麺」の文字はない。「蒟蒻さん!お札入れるとこの下のCボタンですよぉ〜」と、軍団長。あ、はいはい...。
で、このお店ではいつもそうするように、セルフでお冷を汲んで、お箸とレンゲをとって、カウンター席に座る。レンゲには黒の耐熱樹脂製レンゲもあるが、なぜか毎回ジブリ柄の木製レンゲを手に取ってしまう。というか、なぜココにジブリデザインなのか?こんど軍団長に聞いてみようかしらん。
一乗寺の重厚軍団といえば、創業時の「ラーメン軍団」時代から「重厚な豚骨ダシ」が柱。とはいえ、ワンオペ営業も視野に入れた厨房設計では、ラーメン無鉄砲よろしく四六時中羽釜を掻き回すわけにもいかない。そこで、羽釜に豚骨出汁をあらかじめ仕込んでおいて、それを深底の鍋に取り出しては温めて出す、というスタイルをとっている様子。これだと、経時変化によるスープの劣化も最小限に抑えることができそうだ。
茹麺器は単に麺を茹でるばかりでなく、J−塩つけ麺のモヤシ&キャベツのボイルにも応用される。観察していると、やはり非常に機能的に作られた厨房であるように見える。
軍団長調理中の様子。つけ汁の中に具を仕込んで、このあと業務用レンジで加熱していくわけだが、レンジに入るのは2杯ずつ。その間をぬって、チャーシューをスライスする等、片時も作業の手が止まることはない。作業の流れが、システマティックに出来上がっている感じ。コレが見ていて快い。
さてさて、出来上がってきました軍団長の力作J−塩つけ麺。麺も具もスープも、すべて自店で軍団長自らが仕込む。この地に「ラーメン軍団」として創業した当時は棣鄂麺使用だったが、とことん、自分で作ることへのこだわりは、自家製麺化以降ずっと貫いている。
麺の器。この平打の太麺はJ-塩専用のものだそうな。昨年、初めて食したときも感じたが、やはり唯一無二感は、この季節に味わっておくべき一杯。他では味わうことの出来ない小麦のダイレクト感をわしっと豪快にいただく。
レギュラーメニュー「重厚つけ麺」のつけ汁とはまた違うベクトルで、塩ダレとブラックペッパーを感じさせる方向性に仕立てられたつけ汁。上掲画像ではなんだか大人しそうなルックスだが、どっこい中には分厚い豚バラチャーシューゴロンと二枚と味玉まるまる一個が仕込まれ、熱々状態で出番を待っている。このつけ汁に、単純ボイルのモヤシ&キャベツのひと時も乙なもの。やはり、この時期に味わっておくべき一杯だ。そして、券売機ボタンに「準備中」とあった「J-冷やしラーメン」も、これからの季節のお楽しみ。さらに、この秋のイベント出店のお話も決まったそうで、今後もワクワクさせてくれるゼきっと。秋のイベントの詳細については、いずれそのうち、軍団等ご自身から発表があることでしょう。楽しみに待ちましょう。

麺将 重厚軍団ラーメン / 一乗寺駅修学院駅松ケ崎駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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