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めんめんたなか@東近江市五個荘金堂町:かき揚げうどん&京風生ゆば丼定食
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週末に積み残した作業が翌週に持ち越せないので、この日は早朝から職場でひと仕事。午前中にやりきって一旦帰宅。で、どこに食べに行こうか、ネットで調べ物をしてて、ふと気になる名前のお店を見つけた。
「めんめん」という名のうどん店が、京都市山科区にある。
「たなか家」という名のうどん店は、京都府井手町にある。
その二つを組み合わせたかのような「めんめんたなか」...。
その名はともかく、五個荘の豪農の邸宅を、そのまんま店舗にしたいわゆる古民家系のお店であるらしく、その風情を感じるだけでも行く価値があるような気がして、実際に行ってみた。ナルホド。立派な門構えに茅葺屋根のお屋敷...。
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屋敷に沿って透き通った水の流れる水路。琵琶湖の水ではなく、湧水。
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湧水の水路を引き込み、日常生活に用いるよう設えた「川戸」。昔ながらの姿がこんなふうに残っている。
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お店の外にはこんな書き出しがあった。
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屋敷の入口にノレンがかかる。重みのある木戸を開けるときのワクワク感。
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玄関の上がり框には、なぜか唐箕が置いてある。まさかココで農作業をするわけではなく、あくまで、オブジェ代わりだろう。
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唐箕の上部に、「うどんの由来」が書かれてあった。コレを見て、今回はうどんをいただく気になった。
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さらに、昭和初期の手回し計算機なんかも陳列してあった。先日、あるTV番組で東芝製のコレを見たが、ココに置いてあるのは「タイガー」のもの。で、更に調べてみたら、魔法瓶で知られるあの会社ではなく、コチラの会社のものになるようだ。というのも、同社のサイト内に「タイガー手廻し計算機資料館」というコーナーがあるからだ。PCや電卓がなかった頃、複雑な計算はこういう器械を使ってやっていたということ自体、ワタシはこのお店にやってくるまで知らないでいた。
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玄関から続く和室は襖を取っ払って大広間にしている。そこが客席。
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一番奥、床の間に掛け軸。
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窓ごしの庭から、シシオドシの音が鳴り響く。
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お品書きは「そば」の部と「うどん」の部に分けた構成。まず、そばのページ。
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次いで、うどんのページ。
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さらに、定食、飲み物のページ。
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卓上のおしながきとは別に、「本日のおすすめ」があった。同行者はこの「京風生湯葉丼 ゆば丼・温泉玉子付」をうどんで注文。自分は「和牛味噌焼丼」定食が気になりつつも「かき揚げうどん」を注文。
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待つことしばし、京風生ゆば丼。
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なんと、箸置きが花の一輪挿しになっている。こういうの、どこで見つけてくるのだろう。信楽の陶器市とかでは、まずお目にかかることがない。
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で、温玉付きの生ゆば丼、生湯葉は「湯葉」というより、なんだか豆腐に近い食感。
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一方、ワタシが注文したかき揚げうどん。一輪挿しの箸置きはコチラにも。
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かき揚げはむきエビがたっぷり。客席から厨房は見えないが、作りおきのものでなく、注文が通ってから揚げたもののように感じる。
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そして、肝心のうどん。率直なところ、あまり期待はしておらず、京都風というか大阪風と云うか、の、主張を感じさせない柔らかい麺だろうと勝手に思い込んでいたが、なんのなんの!ちゃんとコシとグミ感を楽しませてくれる啜って楽しいかなりサヌキティックな麺。温かいツユは程よくダシが効いた関西風味。
街を歩けばたちまちぶつかる丸亀製麺より割高かも知れないが、ココには丸亀製麺とかでは決して感じ取ることの出来ない、伝統ある日本家屋に身を置いてこそ感じ取れる雰囲気がとりわけ良い。「雰囲気」は、味では、ない。が、美味しいものを味わう時、味覚・触覚・嗅覚のみならず、視覚・聴覚を通して感受する要素も間接的に大きく関わってくると、改めて思う。しかし、ただただ雰囲気が良いだけでなく、基本の麺と汁がキチンとしている。だから、またいつか、ココには食べに来ようと思う。
めんめんたなか (そば(蕎麦) / 五箇荘駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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