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麺人 ばろむ庵@奈良市杉ヶ町27:ヤマトブラック
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/a7/d39d218c85e39ebb69fa6c943664607a.jpg)
最初に云っておく。コレは、メチャメチャ美味かった。
けっこう辛味も有るし、見た目マックロで、ちょっとグロいけどそこは「ブラック」である。
好みに合わない方はもちろんいらっしゃるかも知れない。が、コレはホント、アタリだった。
そのネーミングのユニークさもあって初めて訪れた2011年5月。その時に味わったのは「新中華そば」。
当時はその魚介風味に鯛の煮干しを使っていた。
同年6月、新発売された「まぜそば」。
一見、焼きそばのように見えるルックスながら、ここでしか味わうことの出来ないとても個性的な味わいにちょっと驚いたもんだった。
昨年7月、再び「新中華そば」
をいただく。安定供給がなかなか叶わない鯛煮干しをアゴに変更した結果、ちょっとネガにも感じられつつ、逆にそれが特徴であったのかも知れないが、鯛煮干しならではのクセがより洗練された風味になり、結果的には進化した感を持った。
ってな具合で、結果的にはけっこう定点観測しているお店なのだが、まぜそばの発売後、さらに追加された「ヤマトブラック」は前情報によると「イカスミ、ニンニク」がキーワード。どうやら翌日に仕事がある時は食べない方がよさそうな感があって、気にはなりつつちょっと遠慮していたのがホントのところ。
だが今日は1月4日金曜日。仕事始めにして翌日は休日。コレはチャンスだと訪れたワケである。
たぶん、けっこう味の強いスープだろうと思ったこともあって、ごはんとセットでいただくことにした。
で、やってきましたヤマトブラック。
第一印象は、わりとブラックブラックした感はない。ニンニクチップもけっこうニオイ控えめで、トータルな香りとしては意外にも品がいい。
そして、良ーくかき混ぜる前には全粒粉の麺や各種の具材もそれぞれの色彩を放っている。
が、しかし、いざスープをかき混ぜてみると麺も具も、すべてがスープの黒に染められていくのはイカスミスパゲティと同様の世界。
面白いのは見た目の真っ黒さと味わいのギャップ。ニンニクと唐辛子とイカスミと、これらを特徴的なキャラクターにしながらたまり醤油の(ちょっと塩気はキツいけど)の深みのある旨味と柱になっている動物系ダシの旨味がなんともイイ。そして、ばろむ庵独自の全粒粉麺のモチモチとしたしっかり感のある麺が真っ黒な辛味スープの中で冴える冴える!
富山も有田も湖国も丹後も、(「大阪」は未食なのさ(恥))「ブラック」の名を冠するラーメンはそれぞれに個性的な、そして特徴的な味わいを楽しませてくれるが、ばろむ庵の「ヤマトブラック」は醤油の個性のみならず、イタリアンな手法を応用し、奥行きのある辛ウマのなかに他ではちょっと味わえない独特の世界を構築しているのに甚く感心した。
麺人 ばろむ庵 (ラーメン / 奈良駅、近鉄奈良駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
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