煮干しそば 藍@京大薬学部のちょっと北:煮干しそば

昨年の11月ごろ、フリークの間で、その開店が話題になっていたお店。なんか、イスの座り心地が非常に悪いだの、上着を脱いで引っ掛けておく所が無いだの、ラーメンの味以外のところが取り沙汰されていた記憶がある。
そんなお店に(今頃になって)行ってみた。

食券制でメニュー構成は「煮干しそば」「濃煮干そば(一日限定10食)」、濃い煮干と鶏白湯の「濃厚煮干つけそば(これも一日10食限定)」「煮干油そば」の四種。「炊込御飯」は日替わりで内容を変えているらしく、この日は煮干しスープで炊いた「煮干飯」とのことだった。 訪れたのが開店時刻丁度だったので、時間的には十分に限定の濃いヤツも選べたが、初訪の今回はこのお店の基本形を知ることにして「煮干そば」を選択。

ところで、ネット上の某口コミ投稿サイトやラーメンブログのレビューに書かれている「座りにくい椅子」問題と「上着を掛けておく所が無い」問題は、今は解決されていて、

椅子は平滑な座面の丸いヤツになっていて、

コートハンガーも券売機の傍にちゃんと利用できるように置いてあった。
ということなので、「あの藍とかいうお店、座りにくいし、コートも置けないので、もう行かない!」という方にはお知らせしておきます。(といっても、もうコートもいらなくなる季節だけど)

因みに、お店の外にはいかにも座りにくそうな椅子が看板を置く台として使われていた。評判の悪かった件の椅子は、おそらくコレであろうと推察する。

さて、注文の品である。非常にシンプルな見た目ながらクレソンと糸唐辛子を添えることでちょっとお洒落な感じに設えている。

煮干しの香り、味わいとも豊かで、このスープに全粒粉を含んだ細めのストレート麺を合わせているため、ともすれば日本蕎麦に近い感じもするが、加えられている鶏油がラーメンとしての感じを与えている。麺は、それ自体が強い食感で主張してくるタイプでは無いけど、あっさりしたスープとはよく合っているように思う。鶏チャーシューはささみかムネ肉を円状に整形したもの。あたかもテリーヌのような食感で、筋肉にむしゃぶりつく食感とはまるで違う。ちょっと珍しいもの。
このお店、関東のあるお店で修行した方の関西初進出と聞く。確かに、これまでにキョートには無かった感じのラーメンと感じた。あっさりとした煮干しの全粒粉細麺が基本形だが、つけそばだと太麺も選べたり、鶏白湯との組み合わせもあったり...と、ナゼに太麺や鶏白湯をラーメンに起用しないのかは疑問だが、まあ、食味的なバランスやオペレーション等々の課題があるのかも知れない。そんなことで、今後もなかなか面白いお店になっていくような気配を感じた。 

 

 

煮干そば 藍ラーメン / 神宮丸太町駅出町柳駅
昼総合点★★★★ 4.0

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