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らぁめんしばくなら 菩子母鼓@守山市守山
2015年8月にオープンしてから夜営業のみでやってきたこの店が、この三月から昼営業も始めたそうなのでこの機に行ってみた。
どんなお店でもそうだが、初めて行くお店ではどこに車を置けるのか?ということ。店舗は「さわやかタウン」という集合施設に一角にあるが、その前にある共用駐車場を使うことができるようになっていた。
詳しい事情は知らないが、昼営業開始とともに一人で営業できるスタイルに変えたそうで、券売機は千円札専用。でお釣りは必ず百円玉で帰ってくる仕組み。だから、硬貨だけジャラジャラはNGで、千円札を必ず用意しておかなければならないのが注意ポイント。ラーメンについては、あっさり好きは「鶏と魚」の醤油or塩、こってり好きは「鶏と豚骨」の醤油or味噌という設定。今回は「鶏と豚骨」の醤油を選択することにした。
「ひとりで営業するスタイル」...といえば、このお店の近くにある「白頭鷲」や、一乗寺の「おだしと小麦一三〇」や、現在リニューアル中の「〇〇軍団」なんかを思い起こすが、お店の構造はいずれも厨房から直接にサーブできるよう、カウンター席のみとなっている。が、このお店ではテーブル席がけっこう、ある。
もし、開店前から行列になるような「ブレイク」が起こった日にゃどうするんだろう?とは、余計な心配か。スタッフを確保すれば解決するか。そっか。
そんなことを考えているうちにやってきた「鶏と豚骨」の醤油。動物系の濃醇なスープが目を惹く。トッピングに三つ葉を添えたりするから千丸しゃかりきの系統みたいだが、聞くところによれば、店主は先日惜しまれつつお店を畳んだ近江八幡の「ラーメンいっこく」出身なのだそうだ。
味わってみる。鶏と豚骨のスープ、食べながら、かつて伏見にあった「はなふく」の、あの鶏豚骨を想起した。アレほどに濃密なスープではないが、動物系の旨味は十分に乗ってて良い。薬味に白髪ネギを載せる。関西でのオーソドックスみたく青ネギの小口切りで味わうと印象もまた違うだろうが、敢えて白髪ネギなのも店主の意図だろう。麺はこの手のスープとの組み合わせではちょっと意外な多加水気味で中細で、ちょっと捩れ気味の麺。これもなかなか面白い相性。豚バラチャーシューは歯を活躍させないでも食べてしまえるテロンと柔らかいタイプ。スープの中から現れてくる玉ねぎの刻むサイズのデカさ。おそらく今のところ、昼営業を始めたことが広く知られていない様子。あっさり志向のスープもまた味わいに行きたい。
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