珍龍軒@山科駅前:特製 醤油ラーメン

この日、山科にて業務。久しぶりに山科駅界隈に探りを入れてみると、丁度2年前の 今頃に食べに行った「普通がうまい」という触れ込みのラーメン屋さんはとっくに閉店していた。

そして、普通が美味いというラーメン屋さんの店跡のすぐ近くで、こんどはラーメンバカが「奇跡のラーメン」を作るそうである。ある意味、山科って面白い街である...。

店先には「7つのこだわり」が掲げられている。まあ、美味いかどうかは実際に喰ってみないと分からんよなぁ。ということで、入店してみる。

ラーメンのスープは醤油と塩の二本だが、開店したての今は醤油一本で営業している様子。ということで、注文はとりあえずの醤油ラーメンにしておいた。麺量が並・大・特盛のいずれかを同じ価格で選べるらしくどうしますかとお店スタッフ(大将のお母さん?)に聞かれる。その「並」が何グラムなのかを尋ねると、「いえ、並は並で、大は大で...」と的を射ない回答だったところを奥の厨房にいた大将が「130gです!」とわざわざ出てきて答えてくださった。そんなことでまだちょっとお店全体に不慣れな感じがあるが、まあこういうことはそのうち徐々に手慣れていかれることだろう。130gという答えに納得し、麺量は「並」で注文することにした。

さらに珍しいなと思ったのは、お冷のコップを氷に入れた状態で持ってきてくれるのだが、中には水が入っていないこと。「...水はセルフサービスで汲めということか...?」と心の中で呟きながら眼前のポットを手にとって組んだ。そしてコップに氷だけ入れて出してくる理由が分かったのは、ラーメンをほぼ食べ終わる頃に、このポスターを見かけてからであった。

つまり、氷を入れたコップで、水かオリジナルのブレンド茶をお好みで選んでください、ということらしい。確かに店先にあった「7つのこだわり」にもその一番下のところに「油分サッパリのブレンド茶を用意しました」と書いてはある。しかし、初めて訪れた客としては、そういう説明書きの何もかもをあらかじめ読んで着席するものではない。(いや、そういう方がいらっしゃっても不思議ではないが、私はそうではないということだ。)
やはり、氷をコップを持ってきてくれた時に「お茶かお水か、どうぞお選びになってください」の一言を言っていただければ、ラーメンが出来上がってくるまでの時間を、「なぜ氷だけなのか」と考えあぐねることもなく、またオリジナルブレンド茶とお冷の双方で楽しく過ごすことが出来ただろうと思う。 

そして、出来上がってきた「ラーメンバカ」による「奇跡のラーメン」。
まあ、滋賀方面にも「幻の中華そば」とかいう大げさなネーミングもあるからねぇ...。それでは、いただきます。

 

スープ第一印象、アキラやんコレ。麺の第一印象、低加水細目ストレートの古典的京都ラーメンの麺やんコレ。少しカタめに茹で上げてあり、なるほどテボを使わない「泳がせ方式」と、こだわりの部分なんだろうね...って、たかばしアキラや寺田アキラでは昔から普通のこと。平ザルで麺を掬うスタイルは、作り手によっては決して特別なことではない。

ということで「ラーメンバカ」が作る「奇跡のラーメン」は、意外にすぎるほどオーソドックスで低価格の普通の醤油ラーメンだったが、面白いのはこのスープに魚粉やマー油を足して味に変化させて楽しむことができるようにしてあるところ。そういえばこれまでに「アキラ系に魚粉」は味わったことがない気がする。マー油チャレンジはまたいつかの機会に譲ることにして、途中で魚粉を加えてみた。...確かに、味は変わる(当たり前だ)。それで、バランスが取れているか、マッチしているか、については、うーん、どうだろ?
今後、このお店の味が絶対に美味い!というお客が増えればお店は続くだろう。ラーメンバカがこれから巻き起こしてくれるであろう奇跡に大いに期待しようか。


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【珍龍軒】

お店公式HP
11:00~14:30
18:00~
月曜定休
075-634-8945
京都市山科区竹鼻竹の街道町55-1
P:なし 

珍龍軒ラーメン / 京阪山科駅山科駅四宮駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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