いづもや旅館@由布市湯布院町湯平【2022九州へ#6】

午後3時25分頃、この日の宿「いづもや旅館」着。冬の時期だし、比較的暖かい場所に行こうと今回は九州を目論んだ。なのに、雪!
明日にかけてものすんごい寒波がやってくる予報。
案内された客室は廊下に囲まれた二間続きの和室「もみじ」。眺めよし。

この宿の風呂は露天・内湯とも家族風呂で、利用したい時&利用した後にフロント9番まで電話をかけるシステム。なんか、混雑時は大変そうな感じはあるが、宿泊客は一日三組限定でしか受けないという事なので、よほどバッティングしない限り、入浴時間であれば基本いつでも入ることが出来るようだった。
「ご案内」の裏面は、ドリンクメニューだった。
そんなわけで、女将さんに案内されて、あらかじめ内湯を内見。
露天風呂の方も、内見。非常に寒い日だったので内湯から入ろうと思ったが、
結局、露天風呂の風情を楽しむ事にした。
接客の非常に丁寧な宿で、令和4年10月6日発行の某じゃらんムック本で夕食、接客・サービス、総合いずれもで100点満点を叩き出す。ただ、石畳の坂道の急傾斜に建つので、急な階段及び段差は多い。これは、ムック本などでは表現されることのない現実のひとつ。その事を承知の上で来れば、まこと上質なひと時を過ごすことができること請け合い。
午後4時45分頃。窓の外は、いよいよ雪景色。温かさを求めてやって来た九州なんだけど。

午後6時になり、夕食の時間。さて、いただきます。
宿自慢のヤマメの塩焼き。骨も頭も丸ごとかぶりつけるというから、そうした。ホントに骨も頭も丸ごと、いけた。
山の中にある宿で海の魚のお刺身が出てくるのか、インバウンド的視線で見ればそういう疑問も出てくるというのも分からないでもないけど、現実には今のニッポン、サカナを新鮮なままで遠隔地まで運ぶことなどは難しいことではない。よって、極めて新鮮なお刺身をいただくことが出来る。
せっかくなので、地元の日本酒をいただく事にして、
玖珠郡九重町の八鹿酒造製湯平温泉限定酒を注文。なかなかフルーティ。
続いて、豊後牛のステーキに、
宿自慢の「牛のタタキ」。美味いに決まってるやん。
さらにナスの胡麻田楽に

醤油の必要すら感じない大豆の風味豊かな豆腐、

揚げたての天ぷら。青唐が二つあるのは同行者の青唐が苦手な事情につきコッチにまわってきた事情。
さらに、海老のタルタル焼き。
〆のご飯にお吸い物、お漬け物。
デザートのアイスクリームには蕎麦風味の粒々のクリスピー感。
総じて、実に満足。
翌朝、午前6時30分。朝風呂は内湯でマターリ。
午前8時、朝食。
ごはん何杯でもいけそうなオカズの数々。日常生活だと、絶対こうはいかない。
地味なところながら特徴的なのは、地元でピーナツ豆腐だけを作って生計をたてているという豆腐屋さんが毎日届けてくれるという、このピーナツ豆腐。
その味、確かに、ピーナツ。けれど、ピーナツ豆腐だけで生計立ててるって、
それ、すごい事じゃないの???後で調べてみたら地元の「麻生豆腐店」のことだそうな。
で、何杯でもゴハンお代わりしたいところだが、昼は昼でまた色々食べると思うので、海苔付きTKG一杯に留めておく事にした。

そんなわけで、実際に行ってみて味わった極めて高い満足感はなるほど「泊まって良かった宿」に間違いはなかった。が、しかし、この雪景色と来たら…。少なくとも、前の週にたまたま冬タイヤに交換しておいて良かったのだが。その事を、このあとに実感する事になる。


旅館いづもや旅館 / 湯平駅
夜総合点★★★★★ 5.0




 

 
 
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