SHABATON（しゃばとん）＠奈良市六条町：魚そば

「豚骨は世界を制す」と豪語する無鉄砲グループ。確かに、豚骨あってこそのムテッポーである。

だが、実は豚骨のみならず、魚ダシを効かせたスープもまた魅力的なのが無鉄砲グループ。
濃厚豚骨をメインとする無鉄砲グループ各店のなかではちょっと違った位置付けのある奈良・西の京の「しゃばとん」に於いて、かねてから某社員さんが魚ダシを活かした新メニューを開発している様子をTwitter上で見ていたところであった。
そして先月17日に発売されたその新メニューを、今日ようやっと食べに行った。

本日の券売機。味玉入り、肉増しも魅力的だが...

いつものパターンで、スタンダードを注文。
同店の「あっさり中華そば」はとんこつベースの魚介風味だが、この「魚そば」はアゴ（トビウオ）のダシをメインとした濃ゆ～い魚ダシを柱としたものだそうな。細麺がオススメということだが、しっかりとした麺で味わいたいので太麺をチョイス。

出来上がりを待つ間に見かけた新聞記事の切り抜き。子供たちには、本当にめったに出来ない貴重な体験となっていることであろう。

やがて注文の品到着。

味わってみると、「お口がキュッとなる」濃厚な魚ダシ。
そこにほんの少～し、本当にわずかに寄り添うように豚骨の風味。豚骨主体の無鉄砲のラーメンは、一様にスープのウマミを中心に味わうようなところがあるが、この「魚そば」では、魚ダシがキュンキュンと効きまくったスープの中で、チャーシューの肉の旨味、ネギの鮮烈な薬味感、海苔の香りの高さとか、具材の持ち味がとてもひきたつ。

お店の推奨は細麺だが、力強い太麺にもスープは全然負けていない。ワシっとしたコシのある堂々とした麺をズゾゾと啜る。堪らなく、美味い。

新メニューとして先月にリリースして後も、改良を重ねているようで、このメニューを開発したという某社員さんに拠れば、本日私がいただいたのはサカナ９：トンコツ１の割合だったそうだ。サカナ１０：トンコツ０の「完全な魚そば」ももちろんできるが、バランス的にちょっとトンコツを添えたほうが結局良いようである。このサカナとトンコツのバランスについては、もちろんカスタマイズオーダーOK。いろいろと試して楽しむのも面白かろう。
とにかく本日、スルッと完食。たいへん美味しゅうございました！

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無鉄砲しゃばとん （ラーメン / 西ノ京駅）

昼総合点★★★★☆ 4.5