麺家チャクリキ@与謝野町:チャクリキ的 勝手にらーめん鉄道「エセ尾道ラーメン」&more.

予てから「そろそろ、また行ってみたいね」というハナシをしていたこともあって、この日ramen-zombie氏企画するところのチャクリキツアーに参画。京都府南部に住まう私が、公共交通機関で一旦南草津まで向かい、ソコから湖岸道路を北上→琵琶湖大橋→らーめん与七をかすめ→鯖街道→朽木→舞鶴若狭道に新しく開通した「小浜IC」から高速に乗り→このところ目下話題の大飯の街をかすめ→一気に、これも最近開通したばかりの「与謝天橋立IC」で降りたら、あっというまに「散髪屋のトナリ」である。
似非京都人である私にしてみれば、このルートはもはや滋賀の懲りないラヲタどもがNEXCO西日本に陰謀を図り、滋賀ラヲタのためのチャクリキ直行バイパスを作らせたのではないか?と、本気で勘ぐってしまいたくなるほどのスムースなルートであった。

そんなわけで、開店時間直後に(某氏に拠れば「そんなメニューはない」という)ジョッキウーロンで乾杯。この日の参加者は私を含め、二日酔いでしんどくて酒なんかしばらくもういいやというやつばかりだったので清く正しい人ばかりだったので、昼間から酒を喰らおうとする輩は居なかった。

それはそうと私としては、本日の主な目当ては「チャクリキ的勝手にらーめん鉄道」による限定ラーメン企画であった。
昨年の震災以降、被災地を応援するために数多くのチャリティイベントが企画され、また実施されているところであるが、麺家チャクリキの場合、こういった取組を単発的に行うことはせず、「長期間になること」を前提にして腰を据え、あたかも京都銀行のあのCMキャッチフレーズの如き取組であることが、このチラシから見て受け取れる。

で、この「チャクリキ的らーめん鉄道」、この日の時点では一道二府七県という達成状況であった。
たとえば、「和歌山」とか「富山」とか「福島」とか、ご当地ラーメンとしての存在感がある程度明確な都県のラーメンは比較的に表現しやすいであろうが、今後、明らかなご当地ラーメンが「ない」県について、チャクリキがどういった方向性を示すか?私としては(それこそ勝手に)大いなる興味をもつところである。
さらに好き勝手に言うなら、「栃木」「群馬」「山梨」「石川」「滋賀」「三重」「奈良」「島根」「山口」「佐賀」あたりについて、今後、今西店主がどういう方向性を紡いでいくか?などは、本当に興味津々である。

この日、5人のメンバーで「とにかく食べたいこの一杯」をそれぞれが注文し、みんなで試食するプラスアルファを加えて「ちう悶www」。そんな中、「チャクリキではコレ!」とあるメンバーの指名だったのは「特濃つけ麺」。

無鉄砲つけ麺「無心」、同東京の「無極」の超濃厚なソレに迫ろうとする勢いの濃厚な動物系に、海苔の上に置いた魚粉+アルファで、いわゆる「またお前か」な濃厚豚骨魚介醤油系のビキビキにトンガッたタイプ。今回のツアーに参加された「初訪でも肉増し」な彼に依れば、関西圏では最強レベルのつけ麺がコレだという。
ただし、あくまでこれは「裏メニュー」である。
なので、一定、同店のレギュラーメニューの味を深く知っている者こそが、次に味わうべき位置付けにあるメニューであろう。

そして、裏でもオモテでも、三河屋製麺のこの太麺、「つけ麺」という食文化を知らない人にこそむしろ味わっていただきたいと思えるモチモチツルツルシコシコゴッキュン。麺そのものが持つ魅力を味わうその楽しみは、ウチで乾麺のスパゲティを茹でながら麺線一品咥えてみて、その茹で加減をモニターするときのあの食感を彷彿させるものである。

そして、チャクリキ名物「丹後ブラック」、動物系の風味の中に、ビシっとキレある醤油の主張。

コチラ「中華そば」。チャクリキには「らーめん」と「中華そば」の両方がレギュラーメニューにあるが、「らーめん」は和風豚骨魚介の濃厚目なスープ、「中華そば」は「丹後ブラック」をライトに仕上げたもの。

そして本日の主たる目的、「エセ尾道ラーメン」。

今回の「尾道」は、前回のらーめん鉄道限定メニュー・新潟「燕三条」と素材に共通するものが多く、どのようにして前作との差異化を図るかに心を砕いたそうだ。
器には双喜と飛龍をあしらった典型的なデザインのものをあえて用いて、鶏ガラが前に出て、動物系の効きまくったダシ、そして大粒の背脂。尾道というとイリコのダシがキーワードだと思うが、そのイリコ(今回は瀬戸内産)はカエシのほうに投入したそうな。また、メンマはスープの色と味わいを活かすべく炒めた塩味に仕上げたとのこと。

さっくりとした感触の特注麺。細めの縮れ麺でオーダーしたそうだが、ほとんどストレートやんコレ。(笑)
色鮮やかな煮玉子、メンマの味わい上々、分厚くボリュームあるチャーシューのハシで崩れるほどのホロホロトロトロ感、肉の旨味上々。ただし尾道のラーメンって、コレよりもっと醤油のキレがある風味ではないだろか?私自身は10年以上前の「つたふじ」しか尾道のお店の味を知らないからなんとも言えないところだが、阿藻珍味の尾道ラーメンなんかとはちょっと違う印象だった。

...この「チャクリキ的らーめん鉄道」、今後もまだまだ続いくのだろう。で、次の停車駅は「岩槻」だそうである。で、岩槻ってドコ?(笑)
いいでしょ。「城陽ってドコ」な埼玉の人だって、多いことだろうし。
 


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【麺家チャクリキ】
 公式HP
 平日_11:30~14:30 18:00~23:00
 土日祝_11:00~15:00  17:30~23:00
 0772-42-3162
 水曜日定休
 京都府与謝郡与謝野町字石川534-1

麺家チャクリキつけ麺 / 野田川駅
昼総合点★★★★ 4.5


































 

ところで、帰ってから画像をPCに転送していると、こんなチャーハンの絵が出てきた。えーと、なんだったっけ、コレ?






 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (シナ)
2012-04-24 15:06:23
 こんな便利な行き方があったんですね。
このルートで草津からだと何分くらいですか?
鯖街道ってのも初耳。。(笑)
そろそろ再訪したいので次回はこのルートで行ってみます。
 
 
 
シナさん江。 (呈蒟蒻)
2012-04-25 20:21:20
草津から、だいたい3時間程度だったかと思います。
でも、我々の本拠地からだと、オーソドックスに京都縦貫経由の方が早いかも。要は京都市内の渋滞をいかに上手く抜けるか...ですね。
次回の再訪、お気をつけて行ってらっしゃいませ。
 
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