今日はかなり変わった所でポーランドの作曲家ミェチスワフ・カルウォヴィチの作品です。はっきり言ってこれまで聞いたこともない名前です。ポーランドと言えば何と言ってもショパン、次いでヴァイオリン協奏曲の有名なヴィエニャフスキ、後はシマノフスキやグレツキを名前だけ知っているというのが私の知識の限界です。何でも19世紀末から20世紀初めにかけて活躍したが、32歳の時にスキー中の雪崩事故で死んだ悲劇の作曲家らしいです。

何でまたそんなマイナーな人に手を出したのかと言うと、ここの所ヴァイオリン協奏曲に当たりが続いていたため少し裾野を広げようと思って某ネット通販サイトを探していたら、このCDが絶賛されていたという訳です。CDはイリヤ・カレルのヴァイオリン、アントニ・ヴィト指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団のものを買いました。と言っても日本で出回ってるのはこのナクソス盤だけなので迷いようがないんですけどね。
肝心の内容ですが、とっても親しみやすいなあと言うのが率直な感想です。後期ロマン派の時代の作品だけあって難解さは一つもなく、全編抒情的な旋律に支配されています。特に第1楽章の主題などはこちらが気恥ずかしくなるくらいメロディアス。ロマンチックな第2楽章、弾むような第3楽章も初めて聴いた時からすんなり耳に入ってきます。CDには4楽章からなる「セレナード」も収録されていますが、こちらはさらに輪をかけてロマンチック。舞踏会で流すにはピッタリの曲です。逆に言えばこの明快でわかりやすいという点が没個性につながり、やがて忘れ去られた要因なのでしょうね。特に20世紀に入るとストラヴィンスキーなど現代的な作曲家が次々と登場しましたから、彼のような作曲家は古臭く聞こえたのかな?ただ、だからと言って凡作と切って捨てるには惜しいなかなか魅力的な作品です。

何でまたそんなマイナーな人に手を出したのかと言うと、ここの所ヴァイオリン協奏曲に当たりが続いていたため少し裾野を広げようと思って某ネット通販サイトを探していたら、このCDが絶賛されていたという訳です。CDはイリヤ・カレルのヴァイオリン、アントニ・ヴィト指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団のものを買いました。と言っても日本で出回ってるのはこのナクソス盤だけなので迷いようがないんですけどね。
肝心の内容ですが、とっても親しみやすいなあと言うのが率直な感想です。後期ロマン派の時代の作品だけあって難解さは一つもなく、全編抒情的な旋律に支配されています。特に第1楽章の主題などはこちらが気恥ずかしくなるくらいメロディアス。ロマンチックな第2楽章、弾むような第3楽章も初めて聴いた時からすんなり耳に入ってきます。CDには4楽章からなる「セレナード」も収録されていますが、こちらはさらに輪をかけてロマンチック。舞踏会で流すにはピッタリの曲です。逆に言えばこの明快でわかりやすいという点が没個性につながり、やがて忘れ去られた要因なのでしょうね。特に20世紀に入るとストラヴィンスキーなど現代的な作曲家が次々と登場しましたから、彼のような作曲家は古臭く聞こえたのかな?ただ、だからと言って凡作と切って捨てるには惜しいなかなか魅力的な作品です。