シベリウスは贔屓の作曲家で、当ブログでも過去に交響曲第1番、第4番、第5番&第7番、レンミンカイネン組曲を取り上げてきました。でも、何と言っても彼の作品の中で最も有名なのが交響詩「フィンランディア」であります。作曲されたのは1900年。当時のフィンランドはまだ帝政ロシアの支配下にあり、愛国心を鼓舞するこの歌は当局によって禁止処分にあったとか。その後、フィンランドは独立し今では第二の国歌の扱いを受けているらしいです。もちろんこの曲が世界中で親しまれているのは純粋に楽曲として素晴らしい内容だからです。冒頭ホルンによる重々しい序奏から始まりますが、3分過ぎから力強く輝かしい旋律が現れ、穏やかな中間部を経て感動的なクライマックスへと向かいます。フィンランドとは縁もゆかりもない私でも思わず心を揺り動かされる名曲中の名曲ですね。
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そんな「フィンランディア」には数多の録音がありますが、私が選んだのはパーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団のCDです。指揮者もフィンランド人、オケもフィンランドということで思い入れの強さがこちらにも伝わってくるようです。カップリングは交響曲第2番と交響詩「大洋の女神」。と言うか、むしろ交響曲第2番がメインですよね。こちらもシベリウスの交響曲の中でも最もポピュラーな作品だけあって、内容の素晴らしさは言うまでもないです。北欧の大自然を感じさせる壮麗なオーケストレーションと次々と現れる美しい旋律に圧倒されます。私はレナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル盤を昔から愛聴しておりますが、それに比べるとかなりテンポが速い。調べてみるとバーンスタイン盤が51分、本盤が39分と12分も違うんですね。クラシックの演奏時間は指揮者によってまちまちとは言いますが、ここまで違うのも珍しいです。「大洋の女神」は別名「波の娘」とも言い、シベリウスの交響詩の中では地味な作品です。8分半の作品ですが、「フィンランディア」と違って派手な盛り上がりもない終始穏やかな曲調で、木管楽器が奏でる主題が印象的な小品です。
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そんな「フィンランディア」には数多の録音がありますが、私が選んだのはパーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団のCDです。指揮者もフィンランド人、オケもフィンランドということで思い入れの強さがこちらにも伝わってくるようです。カップリングは交響曲第2番と交響詩「大洋の女神」。と言うか、むしろ交響曲第2番がメインですよね。こちらもシベリウスの交響曲の中でも最もポピュラーな作品だけあって、内容の素晴らしさは言うまでもないです。北欧の大自然を感じさせる壮麗なオーケストレーションと次々と現れる美しい旋律に圧倒されます。私はレナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル盤を昔から愛聴しておりますが、それに比べるとかなりテンポが速い。調べてみるとバーンスタイン盤が51分、本盤が39分と12分も違うんですね。クラシックの演奏時間は指揮者によってまちまちとは言いますが、ここまで違うのも珍しいです。「大洋の女神」は別名「波の娘」とも言い、シベリウスの交響詩の中では地味な作品です。8分半の作品ですが、「フィンランディア」と違って派手な盛り上がりもない終始穏やかな曲調で、木管楽器が奏でる主題が印象的な小品です。