マーラーは全部で10曲の交響曲を残していますが、どれも長大な曲ばかり。過去に本ブログで取り上げた「第2番」が80分以上、「第3番」にいたっては100分近いボリューム。内容はどれも充実しているのですが、聴く前に相当の覚悟がいるのも事実です。今回新たに購入した6番は比較的短いとは言え、それでも演奏時間77分。なかなか手ごわい相手です。
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第1楽章は約21分。「悲劇的」の副題どおり重苦しい行進曲風の序奏部分で始まります。続いてロマンチックな第2主題が現れますが、再び重い展開に戻り、それが何度か繰り返されます。第2楽章は約12分。民謡風の素朴なメロディが途中で出てきたりするんですが、全体的なイメージはやはり重々しいままです。続く第3楽章アンダンテ・モデラートは約15分。この曲のハイライトの部分で、有名な交響曲第5番アダージェットに匹敵する美しい緩徐楽章です。第4楽章は27分にも及ぶ壮大なフィナーレ。曲全体のまとめの部分で、これまでに現れた主題をベースにしながら、よりドラマチックに盛り上げていきます。ただ、さすがに27分ともなるとややしつこい。特に後半は引っ張りすぎで、思わず「くどい!」と言いたくなります。以上、第3楽章の美しさは特筆すべきものがありますが、全体的にややダレるかな。マーラーの曲の中でも地味なのが納得できます。
そんな長くてくどい6番だけに、CDは少しでも手軽なものをと言うことでゲオルク・ショルティ指揮シカゴ交響楽団のものを買いました。CD1枚に収まっているので、途中でCDを交換しなくて良いのが利点、なんて書いたらマーラー通の人に怒られそうですね。でもショルティなんでクオリティは問題ないはず。
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第1楽章は約21分。「悲劇的」の副題どおり重苦しい行進曲風の序奏部分で始まります。続いてロマンチックな第2主題が現れますが、再び重い展開に戻り、それが何度か繰り返されます。第2楽章は約12分。民謡風の素朴なメロディが途中で出てきたりするんですが、全体的なイメージはやはり重々しいままです。続く第3楽章アンダンテ・モデラートは約15分。この曲のハイライトの部分で、有名な交響曲第5番アダージェットに匹敵する美しい緩徐楽章です。第4楽章は27分にも及ぶ壮大なフィナーレ。曲全体のまとめの部分で、これまでに現れた主題をベースにしながら、よりドラマチックに盛り上げていきます。ただ、さすがに27分ともなるとややしつこい。特に後半は引っ張りすぎで、思わず「くどい!」と言いたくなります。以上、第3楽章の美しさは特筆すべきものがありますが、全体的にややダレるかな。マーラーの曲の中でも地味なのが納得できます。
そんな長くてくどい6番だけに、CDは少しでも手軽なものをと言うことでゲオルク・ショルティ指揮シカゴ交響楽団のものを買いました。CD1枚に収まっているので、途中でCDを交換しなくて良いのが利点、なんて書いたらマーラー通の人に怒られそうですね。でもショルティなんでクオリティは問題ないはず。