竿燈大通りに3店舗目となるローソンの「秋田大町二丁目店」が1日にオープンしたことを記事にしたが、そこから続く山王大通りを西へ2キロ弱、県立体育館・県立図書館・県生涯学習センター/児童会館の交差点を過ぎた秋田中央署山王交番の2件手前にもローソンが7日に新規開店した。(以下の画像は開店前の撮影です)
右がJAビル
店舗名は「秋田山王中島町店」だけど近くに山王中園町店もあるから紛らわしい。
周辺は図書館の手前にサンクスが1件あったほかはコンビニがない。アパートなど住宅もあるし、JAビルや新聞社などオフィスも多いからいい場所かもしれない。
同時期オープンの同チェーンとはいえ、大町二丁目店によく似ている。
店舗の構造や横長の看板、「準備中」の紙まで同じ
大型看板は形式は違うが低くて「P」表示はありATM表示はないのは同じ
「酒・ 」と空白があり、「たばこ」が表記されていない。
もしかして両店は同じオーナーなんてことはないだろうか。竿燈が終わった翌日に開店したということは、その前日までは研修と竿燈の混雑応援を兼ねて、山王中島町店のスタッフを大町二丁目店へ派遣していたとも考えられなくはない。
ローソンのサイトの店舗検索では、山王中島町店はまだ反映されていないが、大町二丁目店はATMも酒もタバコも扱っていないことになっている。店舗の看板では酒とタバコは扱っていることになっていて、矛盾している。
ATMがないのはなんでだろう。大町二丁目店はともかく、山王中島町店なんか、近くに銀行も郵便局もないから、コンビニにATMがあれば便利なのに。
【30日追記】中島町店は未確認だが、大町二丁目店ではATMが稼働を始めた模様。
もう1つ新規出店というか業態転換のお話。
山王十字路から南へ500メートルほどの新国道沿いの「長崎屋秋田店」が8月下旬で閉店し、9月下旬に秋田初出店となる「ドン・キホーテ」に変わるという。長崎屋が経営不振によりドン・キホーテの子会社化されたことに伴い、全国的に行われている業態転換のようだ。
まず、秋田市の長崎屋の歴史を調べてみた。
1969年、秋田駅近くの広小路沿い(今のキャッスルホテルの手前、最近まで石井スポーツ広小路店があったビル)に秋田初の全国チェーンの大型店として進出したのが最初。1981年まで営業していたというが、僕はまったく記憶がない。閉店と同じ年にダイエー秋田店がオープンしたことははっきり記憶にあるのに。
4年間の空白を経た1986年11月、現在地の新国道沿いにオープン。ここからは僕も記憶がある。店舗名は以前と同じ「長崎屋秋田店」だが、移転ではなく、1度撤退して再度進出ということらしい。
新店舗は、ファミリーレストランや大きな駐車場を備えるなど、時代にあった店舗形態や市街地にも近いながら幹線道路にも面した立地が良かったのか、長崎屋全体としては営業成績優秀な店舗だったと聞く。東北地方には10店舗以上の長崎屋があったが、現在残るのは秋田店と八戸店だけ。
なお、食品売場には長らく地元の「なかよし」というスーパーがテナントとして入っていたが、なかよしの経営不振もあってか撤退。さらに別の地元スーパーが短期間だけ営業して閉店。現在は「ドン・キホーテと共同仕入れ」とか言って長崎屋がやっているようだ。
自宅から徒歩圏内だが、僕は“ダイエー派”だったし、何となく行きづらくて、ほとんど行ったことがない。
長崎屋秋田店
長崎屋秋田店が入るビルは「中交ホリディスクエア」という。「中交」とは秋田市に本社を置くバス会社「秋田中央交通」の略(一般的な略し方ではないけど)。
この土地は以前、同社の本社(と車庫?)があったそうだ。長崎屋に貸しているのか売ったのかは分からないが(社名が付いているからには貸したのか?)、今も同社のバスターミナルが設置され、高速バスの発着と一般路線の「長崎屋経由車庫」線などの停留所がある。(駅から距離があることと、秋田市内の路線バスは長らく秋田市営バスが幅を利かせていたことがあってか、小規模なターミナル。イトーヨーカドー弘前店の「弘前バスターミナル」のような大規模なものではない)
駅から長崎屋・車庫(同社秋田営業所)へ向かう路線は、竿燈大通り上の「山王十字路」停留所を過ぎると、山王十字路を左折して新国道へ入る。すると北都銀行事務センターの前に再び「山王十字路」停留所がある(こちらは飯島・土崎と新屋または南高校を結ぶ新港線も停まる)。
このポールはおそらく旧秋田市交通局が設置・使用していて、譲渡されたものかと思われるが、今となっては珍しく次の停留所名が記載されている。
「次は 中央交通前 です」
ところが、正しくは次の停留所は「長崎屋バスターミナル」、その後交差点を右折して御休通りに入って「中央交通本社前」という順番。
これは間違っているというより、長崎屋の場所にまだバス会社の本社があった頃の表記がそのまま残っているのだろう。あまり利用者は多くなさそうな停留所だからいいけど、表示や案内が苦手なこのバス会社らしい?
(でも交通局では、長崎屋バスターミナルでなく、路上の「旭北錦町」という停留所を使っていた。とすればターミナルの前身の「本社前」停留所の名称を交通局が使っていたかは疑問。よく分からないけど、今となっては間違っているのは確か)
長崎屋開店に伴い、バス会社の本社はすぐ近く(=次のバス停)に移転し、車庫(秋田営業所)は2キロほど先にある。
外壁か何かの工事中だった。もう改装の準備?
鳥のマークの白い部分がなぜかボコボコしている。「長崎屋」の文字の部分は色あせているし、昨年あたりから「崎」の右上の正式表記が「大」から「立」に変わったそうだが、ここは古いままだ。

「山王五丁目」交差点は十字路の東側が公道でなく長崎屋の駐車場とつながる。そこと対面する御休通りの車が見る信号機は、なぜか電柱でなく、駐車場のゲートに付いている。真ん中で高さ的にも見やすいが、近くに電柱もあるのに、何で私有(と思われる)ゲートに付いてるんだろう?
「中交ホリディスクエア」なのですがボロボロ
もうちょっと大事にできないかねぇ。近くに別に駐輪場があるのに、前に自転車も置かれてるし。右の四角い板は昭和62年度の秋田市の都市景観賞受賞施設であることを示すもの。この賞は景観に配慮した建築物などに贈られる。
売りつくしセールでそれなりに人がいた
具体的な閉店/開店の日付がなく、店舗名が仮称なのが気になるが…
【8月18日追記】今日付けのチラシによれば「長崎屋は8月23日で閉店」「専門店は通常通り営業」「9月中旬にまったく新しいコンセプトのお店として全館リニューアル・オープン」とのこと。
店内には飲食店、衣料品、100円ショップ、書店などがテナントとして入る。一部は既に休業して改装していたが、「ドンキホーテ店として営業します」と紙が貼られており、実質的にはそのまま残る店舗があるようだ(全部かどうかは不明)。
この地区は「秋田市中心市街地」の範疇に入るかどうかは微妙なエリアだが、周辺に多く住むお年寄りなどにとっては、歩いてあるいはバスで気軽に行かれる場所にある貴重な大型店だ。賑やかになってほしい。
でも行ったことがない僕の先入観だけど、「ドン・キホーテ」ってゴチャゴチャしたイメージがあり、あまり進んで行きたくない。しかも新しモノ好きの秋田人だから開店当初は混雑しそうだし、当分は行かなくていいかな。
【30日追記】ローソンの看板、長崎屋の工事についての追加情報はこちら

店舗名は「秋田山王中島町店」だけど近くに山王中園町店もあるから紛らわしい。
周辺は図書館の手前にサンクスが1件あったほかはコンビニがない。アパートなど住宅もあるし、JAビルや新聞社などオフィスも多いからいい場所かもしれない。
同時期オープンの同チェーンとはいえ、大町二丁目店によく似ている。


「酒・ 」と空白があり、「たばこ」が表記されていない。
もしかして両店は同じオーナーなんてことはないだろうか。竿燈が終わった翌日に開店したということは、その前日までは研修と竿燈の混雑応援を兼ねて、山王中島町店のスタッフを大町二丁目店へ派遣していたとも考えられなくはない。
ローソンのサイトの店舗検索では、山王中島町店はまだ反映されていないが、大町二丁目店はATMも酒もタバコも扱っていないことになっている。店舗の看板では酒とタバコは扱っていることになっていて、矛盾している。
ATMがないのはなんでだろう。大町二丁目店はともかく、山王中島町店なんか、近くに銀行も郵便局もないから、コンビニにATMがあれば便利なのに。
【30日追記】中島町店は未確認だが、大町二丁目店ではATMが稼働を始めた模様。
もう1つ新規出店というか業態転換のお話。
山王十字路から南へ500メートルほどの新国道沿いの「長崎屋秋田店」が8月下旬で閉店し、9月下旬に秋田初出店となる「ドン・キホーテ」に変わるという。長崎屋が経営不振によりドン・キホーテの子会社化されたことに伴い、全国的に行われている業態転換のようだ。
まず、秋田市の長崎屋の歴史を調べてみた。
1969年、秋田駅近くの広小路沿い(今のキャッスルホテルの手前、最近まで石井スポーツ広小路店があったビル)に秋田初の全国チェーンの大型店として進出したのが最初。1981年まで営業していたというが、僕はまったく記憶がない。閉店と同じ年にダイエー秋田店がオープンしたことははっきり記憶にあるのに。
4年間の空白を経た1986年11月、現在地の新国道沿いにオープン。ここからは僕も記憶がある。店舗名は以前と同じ「長崎屋秋田店」だが、移転ではなく、1度撤退して再度進出ということらしい。
新店舗は、ファミリーレストランや大きな駐車場を備えるなど、時代にあった店舗形態や市街地にも近いながら幹線道路にも面した立地が良かったのか、長崎屋全体としては営業成績優秀な店舗だったと聞く。東北地方には10店舗以上の長崎屋があったが、現在残るのは秋田店と八戸店だけ。
なお、食品売場には長らく地元の「なかよし」というスーパーがテナントとして入っていたが、なかよしの経営不振もあってか撤退。さらに別の地元スーパーが短期間だけ営業して閉店。現在は「ドン・キホーテと共同仕入れ」とか言って長崎屋がやっているようだ。
自宅から徒歩圏内だが、僕は“ダイエー派”だったし、何となく行きづらくて、ほとんど行ったことがない。

長崎屋秋田店が入るビルは「中交ホリディスクエア」という。「中交」とは秋田市に本社を置くバス会社「秋田中央交通」の略(一般的な略し方ではないけど)。
この土地は以前、同社の本社(と車庫?)があったそうだ。長崎屋に貸しているのか売ったのかは分からないが(社名が付いているからには貸したのか?)、今も同社のバスターミナルが設置され、高速バスの発着と一般路線の「長崎屋経由車庫」線などの停留所がある。(駅から距離があることと、秋田市内の路線バスは長らく秋田市営バスが幅を利かせていたことがあってか、小規模なターミナル。イトーヨーカドー弘前店の「弘前バスターミナル」のような大規模なものではない)
駅から長崎屋・車庫(同社秋田営業所)へ向かう路線は、竿燈大通り上の「山王十字路」停留所を過ぎると、山王十字路を左折して新国道へ入る。すると北都銀行事務センターの前に再び「山王十字路」停留所がある(こちらは飯島・土崎と新屋または南高校を結ぶ新港線も停まる)。
このポールはおそらく旧秋田市交通局が設置・使用していて、譲渡されたものかと思われるが、今となっては珍しく次の停留所名が記載されている。

ところが、正しくは次の停留所は「長崎屋バスターミナル」、その後交差点を右折して御休通りに入って「中央交通本社前」という順番。
これは間違っているというより、長崎屋の場所にまだバス会社の本社があった頃の表記がそのまま残っているのだろう。あまり利用者は多くなさそうな停留所だからいいけど、表示や案内が苦手なこのバス会社らしい?
(でも交通局では、長崎屋バスターミナルでなく、路上の「旭北錦町」という停留所を使っていた。とすればターミナルの前身の「本社前」停留所の名称を交通局が使っていたかは疑問。よく分からないけど、今となっては間違っているのは確か)
長崎屋開店に伴い、バス会社の本社はすぐ近く(=次のバス停)に移転し、車庫(秋田営業所)は2キロほど先にある。

鳥のマークの白い部分がなぜかボコボコしている。「長崎屋」の文字の部分は色あせているし、昨年あたりから「崎」の右上の正式表記が「大」から「立」に変わったそうだが、ここは古いままだ。

「山王五丁目」交差点は十字路の東側が公道でなく長崎屋の駐車場とつながる。そこと対面する御休通りの車が見る信号機は、なぜか電柱でなく、駐車場のゲートに付いている。真ん中で高さ的にも見やすいが、近くに電柱もあるのに、何で私有(と思われる)ゲートに付いてるんだろう?

もうちょっと大事にできないかねぇ。近くに別に駐輪場があるのに、前に自転車も置かれてるし。右の四角い板は昭和62年度の秋田市の都市景観賞受賞施設であることを示すもの。この賞は景観に配慮した建築物などに贈られる。


【8月18日追記】今日付けのチラシによれば「長崎屋は8月23日で閉店」「専門店は通常通り営業」「9月中旬にまったく新しいコンセプトのお店として全館リニューアル・オープン」とのこと。
店内には飲食店、衣料品、100円ショップ、書店などがテナントとして入る。一部は既に休業して改装していたが、「ドンキホーテ店として営業します」と紙が貼られており、実質的にはそのまま残る店舗があるようだ(全部かどうかは不明)。
この地区は「秋田市中心市街地」の範疇に入るかどうかは微妙なエリアだが、周辺に多く住むお年寄りなどにとっては、歩いてあるいはバスで気軽に行かれる場所にある貴重な大型店だ。賑やかになってほしい。
でも行ったことがない僕の先入観だけど、「ドン・キホーテ」ってゴチャゴチャしたイメージがあり、あまり進んで行きたくない。しかも新しモノ好きの秋田人だから開店当初は混雑しそうだし、当分は行かなくていいかな。
【30日追記】ローソンの看板、長崎屋の工事についての追加情報はこちら