今年はいつもより早く咲いた気がしていた、秋田市千秋公園のハス(二の丸胡月池の“大賀ハス”と広小路沿いの大手門の堀の“漁山紅蓮”)。竿燈の頃にも咲いていたが、現在でも葉や花茎の背が高くはなっているものの次々に咲き続けている。(以下2つの画像は8月16日に撮影したものですが、現在も同じくらい咲いています)
手前は咲き終わったが奥は花盛り
ハスってこんなに長期間咲くものだったっけ?
前より背が高くなっている
気象のせいか、または果物のように裏年/表年があるのもしれないが、中央道路トンネル工事後の再移植がうまくいって根付いている証拠ではある。
秋田でハスが見られる場所は少なく、千秋公園のほかは沿岸南部に個人で何種類ものハスを栽培して公開している方くらいしか僕は知らない。
一方、青森県津軽地方には、いくつか“ハスの名所”がある。
その1つが弘前市内の「革秀寺(かくしゅうじ)」の池。昨年見に行ったら、広い面積(池自体はそれほど大きくないが、ハスが生えている面積では千秋公園の堀より広いかも)にピンクと珍しい白い花が混ざって咲き見応えがあった。今年はどうだろうか。
革秀寺は弘前公園から西へ約1.5キロ。岩木川を渡った、弘前市藤代(ふじしろ)地区にある。JR弘前駅から歩いて行くには遠いので、バスを使うといいが、近くに弘南バスの藤代営業所(正確には弘前営業所管轄の「藤代車庫」らしい)があるので、弘前市内としてはそれなりに運行本数がある。
「駒越経由藤代営業所行き(さらに工業高校経由と城西大橋経由に分かれるがどちらも可)」に乗り、岩木山を正面に臨む岩木橋を渡ってすぐの信号を右折した狭い道の「向駒越(むかいこまごし)」停留所で下車。260円。(枯木平行きなども近くを通るが降車バス停が遠い。「浜の町経由藤代行き」は通らないが、お寺の500メートルほど先が終点の藤代営業所(運賃270円)なので、そこから歩くことは可能だと思われる。)
バス停の前は神社だが、すぐ先にお寺の池がある。その道路沿い150メートルほどに渡って池があり、中ほどに池を南北に分ける道があり、山門・境内へつながる。
手前(南側)の池
北側よりもこちらがやや大きく、80×30メートルほど。昨年の今頃はもっと咲いていた気がする。
こんな立て札が
アメリカザリガニの被害があるらしく、ナマズを放したり仕掛けで捕獲したりして駆除をしている模様(ナマズってザリガニを食べるの?!)。
弘前公園の池でも駆除しているし、秋田の大森山動物園内の池でも捕獲しアライグマに与えているそうなので、身近な場所でアメリカザリガニという身近な種の外来動物による被害がある。
北側の池は何もない
昨年はハスが生えていたはずだし、今も枯れたハスの茎らしきものがピョンピョン出ている。
曹洞宗津軽山革秀寺
「津軽山」とはダイナミックな山号だが、初代津軽藩主・津軽為信の菩提寺で1600年代初め創建という歴史にふさわしい。道路沿いの看板は金属むき出しに紫の角ゴシック体で、やけに今風だが、4年前に「為信公400年祭記念」としてつがる市(旧木造町)の糸のこ工芸家・長内正春氏の制作によるものとのこと。ホームページもあるし、伝統を重んじながらも新しいものにも目を向けるお寺のようだ。
今年のここのハスはあまり咲いていない。千秋公園大手門の堀の方がたくさん咲いている。でも、
大きなピンクの花
花の大きさや、花弁の縦線(条)からして、大賀ハスではないだろう。大手門の堀と同じ漁山紅蓮に似ているが、もっと濃いような気もしてまた別の品種かもしれない。
そして白いハス
大きさはピンクと同じくらいか。

真っ白で美しい。お寺の前という気持ちもあるのか、とても神秘的。
花の中身(花托)が少し見えた
ピンクの花だと全部黄色いが、白花では縁が緑色がかっている。
つぼみも緑がかってキャベツみたい
白とピンクを同じ池に混植しているが、公式サイトによれば、最近は白い花の方が増えているようだ。来年以降、もっと元気になってもらって、たくさんの花を見たい。
お寺の建物も少しご紹介。
山門
国指定重要文化財の本堂は茅葺き屋根
茅葺きのお寺なんて、秋田では見たことないが、「曹洞宗の本堂の古い様式を示す」として重要文化財に指定されたようだ。

屋根には手入れをしたような跡もあり、きれいに維持されている。裏の庭園にサルスベリもあるそうだが、見ないでしまった。

帰りに南側の池の向こうに岩木山がうっすら見えた。その手前、お寺の駐車場の隅にあるものは、
ねぷた小屋
町内ごとにねぷたを制作し保管しておく施設だが、祭りが終わってねぷたがひっそりと置かれていた。
正面と裏面の絵がはがされ、骨組みが見えている。
内部は電球のソケットがたくさん並ぶ。ねぷたの照明は、昔はろうそくで今でも一部使い続ける団体もあるが、ほとんどは電球。今年はLEDを使った団体もあったとか。
絵は毎年変わるが、使用後は保存するのだろうか。骨組みは使い回すそうだ。

ハスってこんなに長期間咲くものだったっけ?

気象のせいか、または果物のように裏年/表年があるのもしれないが、中央道路トンネル工事後の再移植がうまくいって根付いている証拠ではある。
秋田でハスが見られる場所は少なく、千秋公園のほかは沿岸南部に個人で何種類ものハスを栽培して公開している方くらいしか僕は知らない。
一方、青森県津軽地方には、いくつか“ハスの名所”がある。
その1つが弘前市内の「革秀寺(かくしゅうじ)」の池。昨年見に行ったら、広い面積(池自体はそれほど大きくないが、ハスが生えている面積では千秋公園の堀より広いかも)にピンクと珍しい白い花が混ざって咲き見応えがあった。今年はどうだろうか。
革秀寺は弘前公園から西へ約1.5キロ。岩木川を渡った、弘前市藤代(ふじしろ)地区にある。JR弘前駅から歩いて行くには遠いので、バスを使うといいが、近くに弘南バスの藤代営業所(正確には弘前営業所管轄の「藤代車庫」らしい)があるので、弘前市内としてはそれなりに運行本数がある。
「駒越経由藤代営業所行き(さらに工業高校経由と城西大橋経由に分かれるがどちらも可)」に乗り、岩木山を正面に臨む岩木橋を渡ってすぐの信号を右折した狭い道の「向駒越(むかいこまごし)」停留所で下車。260円。(枯木平行きなども近くを通るが降車バス停が遠い。「浜の町経由藤代行き」は通らないが、お寺の500メートルほど先が終点の藤代営業所(運賃270円)なので、そこから歩くことは可能だと思われる。)
バス停の前は神社だが、すぐ先にお寺の池がある。その道路沿い150メートルほどに渡って池があり、中ほどに池を南北に分ける道があり、山門・境内へつながる。

北側よりもこちらがやや大きく、80×30メートルほど。昨年の今頃はもっと咲いていた気がする。


アメリカザリガニの被害があるらしく、ナマズを放したり仕掛けで捕獲したりして駆除をしている模様(ナマズってザリガニを食べるの?!)。
弘前公園の池でも駆除しているし、秋田の大森山動物園内の池でも捕獲しアライグマに与えているそうなので、身近な場所でアメリカザリガニという身近な種の外来動物による被害がある。

昨年はハスが生えていたはずだし、今も枯れたハスの茎らしきものがピョンピョン出ている。

「津軽山」とはダイナミックな山号だが、初代津軽藩主・津軽為信の菩提寺で1600年代初め創建という歴史にふさわしい。道路沿いの看板は金属むき出しに紫の角ゴシック体で、やけに今風だが、4年前に「為信公400年祭記念」としてつがる市(旧木造町)の糸のこ工芸家・長内正春氏の制作によるものとのこと。ホームページもあるし、伝統を重んじながらも新しいものにも目を向けるお寺のようだ。
今年のここのハスはあまり咲いていない。千秋公園大手門の堀の方がたくさん咲いている。でも、

花の大きさや、花弁の縦線(条)からして、大賀ハスではないだろう。大手門の堀と同じ漁山紅蓮に似ているが、もっと濃いような気もしてまた別の品種かもしれない。

大きさはピンクと同じくらいか。

真っ白で美しい。お寺の前という気持ちもあるのか、とても神秘的。

ピンクの花だと全部黄色いが、白花では縁が緑色がかっている。

白とピンクを同じ池に混植しているが、公式サイトによれば、最近は白い花の方が増えているようだ。来年以降、もっと元気になってもらって、たくさんの花を見たい。
お寺の建物も少しご紹介。


茅葺きのお寺なんて、秋田では見たことないが、「曹洞宗の本堂の古い様式を示す」として重要文化財に指定されたようだ。

屋根には手入れをしたような跡もあり、きれいに維持されている。裏の庭園にサルスベリもあるそうだが、見ないでしまった。

帰りに南側の池の向こうに岩木山がうっすら見えた。その手前、お寺の駐車場の隅にあるものは、

町内ごとにねぷたを制作し保管しておく施設だが、祭りが終わってねぷたがひっそりと置かれていた。

内部は電球のソケットがたくさん並ぶ。ねぷたの照明は、昔はろうそくで今でも一部使い続ける団体もあるが、ほとんどは電球。今年はLEDを使った団体もあったとか。
絵は毎年変わるが、使用後は保存するのだろうか。骨組みは使い回すそうだ。