鉄道旅行をしているおかげで、多くの都道府県に行った。「ただ通っただけ」という県もあるが、一歩も足を踏み入れたことがないのは、和歌山・鳥取・島根・長崎・沖縄の5県だけになった。
つまり「山陰地方」には行ったことがなかった。(いろんな解釈があるが、最も広域の「鳥取・島根両県と京都・兵庫・山口各県の日本海側」という意味でも)観光地として興味深い場所が多く、秋田と同じ日本海側であり、社会的状況(少子高齢化とか交通体形)が似ているらしく、行ってみたかった。
そこで8月末から島根県東部と鳥取県をメインに行くことにした!
秋田から両県への交通手段は、飛行機なら羽田・名古屋・大阪のいずれかで乗り換えが必要。僕はもちろん鉄道で行く。(特に鳥取へは)京都や大阪からずっと日本海沿いに山陰本線を行くのかと思っていたが、それは昔のこと。今はもっと近くて速い路線がある。
鳥取へは、京都や大阪から在来線特急「スーパーはくと」を利用。第3セクター鉄道でトップクラスの収益を上げている智頭急行を経由して2時間半(現在は先日の豪雨の影響で一部バス代行になっており、時間がかかっている模様)。
島根の松江や出雲へは、大阪からさらに岡山まで行ってから在来線特急「やくも」で2時間半。高速化されたとはいえ、どちらも結構時間がかかって“乗り応え”がありそう。
もう1つ、東京から松江・出雲へは「サンライズ出雲」という寝台特急が出ている。いわゆるブルートレインでなく、10年ほど前に造られた個室メインの「サンライズエクスプレス」という寝台電車で高松へも行っている。僕は四国や岡山から東京までを3回乗ったことがある。個室といっても北海道方面の寝台のような豪華さはなく、実用的なものだが、きれいで機能的で快適。乗り心地も良くてぐっすり眠れた。
昔のカメラなので色がややおかしいです
今回は、行きは秋田から東京まで行って、サンライズで出雲市まで行くことにした。早めにきっぷを確保するに越したことはないが、寝台はネットで予約できず、窓口に行くしかないので面倒。先日、夜の動物園に行った時、秋田駅の窓口が空いていたので入ってみた。
サンライズには「B寝台」のグレードの中でも、4つの種類(部屋タイプ)がある。ところが、JRの指定席予約システムは「1列車に各グレード1つ」しか登録できない仕様になっているらしく、部屋別に別列車のような扱いで登録をしているようだ。つまり、僕が乗りたいのはB寝台個室の「シングル」という部屋だけど、「サンライズ出雲」という列車名で検索してもシングルの照会・予約はできず、「サンライズ出雲シングル」という列車名で探さないと出てこないらしい。
このため、慣れない係員などは、目的の寝台を探し出すのに苦労したり、見つけられなかったりする場合があるようだ。今回は、過去の経験上、申込用紙の列車名欄に最初から「サンライズ出雲シングル」と書いてみた。(用紙にも「B個室」と○を付ける欄はあったが、部屋タイプを指定する欄はなかった)
対応してくれたのは、「研修中」の名札を付けた新人さんだったのでちょっと心配したが、戸惑うことも付き添いの先輩に尋ねることもなく、てきぱきと操作してあっという間に希望の券を出してくれた。
しっかり研修を受けたのだろうし、様々なきっぷを求める客が来る秋田駅だから慣れているとはいえ、秋田でサンライズのきっぷを買う人はあまりいないだろうから、スムーズに買えてうれしい。
寝台券は横長で自動改札は通らない
中央左の「サンライズ出雲シングル」が列車名、右上の「シングル」が個室の種別ということだろう。
B個室“シングル”の寝台料金7350円は、普通のB寝台や「あけぼの」のB個室“ソロ”よりは1000円高い。ビジネスホテルに1泊できてしまう額でもあるが、サンライズのシングルは値段分の価値がある。(特3150とあるのは特急料金。新幹線なら東京ー新大阪だけで約5000円もするから、在来線は安い)
過去3回は朝7時に東京に着く列車だったのでのんびりできなかったが、今回は初めて見る車窓を見ながら10時まで、ちょうど12時間乗っていられる。
あとは他のきっぷ(乗車券は今回も広島旅行と同じく「周遊きっぷ」を使うつもり)や宿を手配し、見る所を決めないと。
出雲大社、日御碕(ひのみさき)、松江市街・宍道湖、米子市街、境港・水木しげる関連、倉吉の町並みと梨記念館、鳥取市街・鳥取砂丘、帰り道でも寄り道
このくらいは押さえておきたい。
選挙の期日前投票もしておかなきゃ。
※旅行記本編はこちらから。
つまり「山陰地方」には行ったことがなかった。(いろんな解釈があるが、最も広域の「鳥取・島根両県と京都・兵庫・山口各県の日本海側」という意味でも)観光地として興味深い場所が多く、秋田と同じ日本海側であり、社会的状況(少子高齢化とか交通体形)が似ているらしく、行ってみたかった。
そこで8月末から島根県東部と鳥取県をメインに行くことにした!
秋田から両県への交通手段は、飛行機なら羽田・名古屋・大阪のいずれかで乗り換えが必要。僕はもちろん鉄道で行く。(特に鳥取へは)京都や大阪からずっと日本海沿いに山陰本線を行くのかと思っていたが、それは昔のこと。今はもっと近くて速い路線がある。
鳥取へは、京都や大阪から在来線特急「スーパーはくと」を利用。第3セクター鉄道でトップクラスの収益を上げている智頭急行を経由して2時間半(現在は先日の豪雨の影響で一部バス代行になっており、時間がかかっている模様)。
島根の松江や出雲へは、大阪からさらに岡山まで行ってから在来線特急「やくも」で2時間半。高速化されたとはいえ、どちらも結構時間がかかって“乗り応え”がありそう。
もう1つ、東京から松江・出雲へは「サンライズ出雲」という寝台特急が出ている。いわゆるブルートレインでなく、10年ほど前に造られた個室メインの「サンライズエクスプレス」という寝台電車で高松へも行っている。僕は四国や岡山から東京までを3回乗ったことがある。個室といっても北海道方面の寝台のような豪華さはなく、実用的なものだが、きれいで機能的で快適。乗り心地も良くてぐっすり眠れた。

今回は、行きは秋田から東京まで行って、サンライズで出雲市まで行くことにした。早めにきっぷを確保するに越したことはないが、寝台はネットで予約できず、窓口に行くしかないので面倒。先日、夜の動物園に行った時、秋田駅の窓口が空いていたので入ってみた。
サンライズには「B寝台」のグレードの中でも、4つの種類(部屋タイプ)がある。ところが、JRの指定席予約システムは「1列車に各グレード1つ」しか登録できない仕様になっているらしく、部屋別に別列車のような扱いで登録をしているようだ。つまり、僕が乗りたいのはB寝台個室の「シングル」という部屋だけど、「サンライズ出雲」という列車名で検索してもシングルの照会・予約はできず、「サンライズ出雲シングル」という列車名で探さないと出てこないらしい。
このため、慣れない係員などは、目的の寝台を探し出すのに苦労したり、見つけられなかったりする場合があるようだ。今回は、過去の経験上、申込用紙の列車名欄に最初から「サンライズ出雲シングル」と書いてみた。(用紙にも「B個室」と○を付ける欄はあったが、部屋タイプを指定する欄はなかった)
対応してくれたのは、「研修中」の名札を付けた新人さんだったのでちょっと心配したが、戸惑うことも付き添いの先輩に尋ねることもなく、てきぱきと操作してあっという間に希望の券を出してくれた。
しっかり研修を受けたのだろうし、様々なきっぷを求める客が来る秋田駅だから慣れているとはいえ、秋田でサンライズのきっぷを買う人はあまりいないだろうから、スムーズに買えてうれしい。

中央左の「サンライズ出雲シングル」が列車名、右上の「シングル」が個室の種別ということだろう。
B個室“シングル”の寝台料金7350円は、普通のB寝台や「あけぼの」のB個室“ソロ”よりは1000円高い。ビジネスホテルに1泊できてしまう額でもあるが、サンライズのシングルは値段分の価値がある。(特3150とあるのは特急料金。新幹線なら東京ー新大阪だけで約5000円もするから、在来線は安い)
過去3回は朝7時に東京に着く列車だったのでのんびりできなかったが、今回は初めて見る車窓を見ながら10時まで、ちょうど12時間乗っていられる。
あとは他のきっぷ(乗車券は今回も広島旅行と同じく「周遊きっぷ」を使うつもり)や宿を手配し、見る所を決めないと。
出雲大社、日御碕(ひのみさき)、松江市街・宍道湖、米子市街、境港・水木しげる関連、倉吉の町並みと梨記念館、鳥取市街・鳥取砂丘、帰り道でも寄り道
このくらいは押さえておきたい。
選挙の期日前投票もしておかなきゃ。
※旅行記本編はこちらから。