広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

木が倒れた後

2015-01-26 22:49:37 | 動物・植物
秋田市中央部の某所
建物の前に木が生えている、どこにでもありそうな風景にも見えるけれど…

木が建物に倒れかかっている!

根が浮き上がってしまっている

何らかの原因で木が根こそぎ倒れ、その先に建物があったわけだが、倒れたのは昨日今日ではない。
上の写真の枝ぶりを見ると、それぞれの枝がちゃんと上を向いているのが分かるかと思う。幹も全体的に上向きに反っているようにも見える。
木が倒れた直後ならば、こうはなっていない。倒れた後も、一部土とつながった根から水や養分を吸収して木は生長を続け、重力に逆らう方向に正しく伸びていることになる。
幹から下方向に枝がないので、倒れかかった後で、下側の枝を払ったのかもしれない。

2012年10月撮影のGoogleストリートビュー
2012年10月の時点で、既に今と同じ状態になっている。


【29日訂正】いただいたコメントによれば、かなり以前から倒れていて、しかも「ナニコレ珍百景」にも出たそうです。下記の推察は撤回します。(20年以上前の台風で倒れたそうなので、1991年9月の台風19号かもしれません)
おそらく、2012年4月3日から4日にかけての強風で倒れたのではないかと思う。
千秋公園内や周辺において、同一線上にあった複数の木が同じ方向に倒れる被害が出たが、実はこの木も、そのほぼ延長線上に位置し、倒れた方向もほぼ一致する。


この木は、千秋公園二の丸で東屋に倒れかかったのと似た針葉樹で、根張りは浅いようだ。そのために倒れたのだろうが、幹の途中で折れずに済んだので、倒れた後も水を得られていることにもなろう。
何よりもこの木が幸運(?)なのは、木の所有者と同じ所有者の建物に倒れかかり、さらに撤去されず残されたからこそ、生育し続けられているのだ。所有者がおおらかなのか、撤去費用を出したくないのかは分からないけれど。
仮に、吹いた風の向きが少し違えば、道路上や隣の土地に倒れるなどして撤去を余儀なくされただろうし、同じ建物に倒れても屋根を突き破るなど物的被害が生じればどうなっていたか分からない。

何年もこの状態では、屋根への悪影響が出そうな心配もあるが、いつまで続くだろうか。
その後、このようなことになった。(リンク先後半)

※秋田市内にほかにも似たような木があった
コメント (4)
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