秋田市の「千秋城下町」交差点にあった歩行者用「千秋地下道」の撤去工事がおおむね終わったところまで紹介していた。※直近はこの記事後半
それと並行して、千秋トンネルから来て県道に突き当たった、「道路予定地」として空き地だったスペースで工事が行われており、それも昨年度中にほぼ終了。
「秋田温泉さとみ」看板の前辺り
脳研センター側から
(再掲)以前の同じ位置
空き地だった部分も舗装されて道路の一部になった。
歩道が広くなったのはいいとして、その形状や車道側の車線の交わり方が不自然。さらに、現時点では柵を立てて増えた車線を塞いでいる。
この工事は、地下道とは直接は関係がない県道28号線の拡幅(車線増設)工事の一環。他の箇所の拡幅に先立ってここだけ工事したためこうなった。
ここより南・脳研方向は民家や脳研などの敷地。用地買収がどうなっているのかは知らないけれど、横手市へ移転した県立衛生看護学院の空き校舎の解体もまだ(今年度実施?)で、道路の着工は先になりそう。
そして逆の東・手形方向には、「手形陸橋」がある。(関連記事)
※県道はこの交差点で90度向きを変えて南-東をつなぐ。
手形陸橋はJR奥羽本線をまたぐオーバーパス(昔は「跨線橋」「陸橋」と呼んだけど)。
秋田駅の東西を踏切を介さずに結ぶ初の道路として1966年に完成。後に市道の明田地下道と県道の地下トンネル・秋田中央道路が開通しても、秋田市の道路交通とランドマークとして重要な地点。
【2017年12月23日追記】長さは399メートルらしい。
手形陸橋は、少々不思議な構造で、歩道が北側にしかなかった。
郊外や山間部の橋やトンネルならともかく、一定数の歩行者・自転車がいる秋田市中央部なのに不親切だと感じていた。(その代替なのか、陸橋の南側に歩行者専用の小さな跨線橋はある)
【17日追記】そう言えば、南側を歩行者が通ることを禁止する標識や看板の類は設置されていなかったはず。南側に歩道がないだけで、路側帯? 路肩?を歩行者が歩いても理屈では問題はないのだろう。(危険だからやめたほうが無難)
また、車道も両方向合わせて3車線で中途半端。
そんな状態で朝夕で方向が偏るラッシュに対応するため、時間帯で中央車線の進行方向を変える「リバーシブルレーン(中央線変移システム)」を1991年4月5日から2010年7月28日まで行っていた。【14日追記】1991年以前は1車線ずつだったものを少し拡幅したようだ。前後の歩道や陸橋部分の歩道・階段が今のデザインになったのもこの時かと思う。
秋田中央道路開通後は、手形方向1車線・脳研方向2車線で終日固定。【16日追記】工事中のため、現在は陸橋上は1車線減で上下とも1車線。【23日追記】陸橋上の車線規制は2014年10月10日から2015年7月31日までとの看板が出ていた。
おそらく、陸橋ができた当時から、将来的に南側を拡幅・車線増設するつもりだったのだろう。
開通して約50年でやっと念願の車線増設ということなんだろうけれど、開通当時と異なり、秋田駅東西の移動は現時点でも上記3つの道路に分散している上、秋田市がこのすぐ近くにアンダーパスを造ることになっている。人口・自動車数も減ることが見込まれる中、県道28号線の拡幅が必要なのかは、少々疑問である。
手形陸橋方向。車線が増えた時のイメージはできる
手形陸橋の拡幅分の橋脚が立つスペースは、かなり以前(開通当初?)から用地が確保され、だいぶ前から橋脚も立っていた。橋脚には落書きがされているものも。
【17日追記】千秋側の拡幅側の橋脚に銘板(下のストリートビューに写っている)があり、それによれば2002年10月から2004年3月にかけて施工されていた。約10年間橋脚だけが立っていたことになる。一部は遅れて2007年頃に施工されたものもあり。
2012年撮影のストリートビューより
下の道路から見るとパルテノン神殿の柱みたいと言っては過言だけど、独特の雰囲気があった。
ゲート状の箇所も
手形側の1か所だけは、金属製のゲート状の構造物。コンクリート製橋脚をそのまま置くと、下の既存道路と干渉してしまうためだろう。
2014年4月撮影
2014年度から橋脚に橋桁を造る工事が本格的に始まった。上の写真は着工直前で、この右側に新設が始まった。
現在。やっと橋桁が載った(右の階段は従来から少しずれた位置に作り直された)
中央が新旧の境目
スペースや取付部の工事のやり方からすれば、1車線分+歩道っぽい部分があるので、南側にも歩道ができるのだろう。
ここは歩道?
「橋を拡幅しています」看板によれば、工期は2016年5月いっぱいだから、あと1年。
下から見上げれば、まだスカスカ
この後、道路を作らないといけない。
さらに、肝心の線路をまたぐ(線路の真上の)部分は橋桁さえまだできていない。
一般に、JRの線路をまたいだりくぐったりする箇所は、JR側で工事を行う決まりになっているそうで(中央道路のトンネルも、弘南鉄道大鰐線の立体交差もそうだった)、ここも両端とは別工事なのだろう。
続きは機会があればいつか。※続きはこちら
それと並行して、千秋トンネルから来て県道に突き当たった、「道路予定地」として空き地だったスペースで工事が行われており、それも昨年度中にほぼ終了。
「秋田温泉さとみ」看板の前辺り
脳研センター側から
(再掲)以前の同じ位置
空き地だった部分も舗装されて道路の一部になった。
歩道が広くなったのはいいとして、その形状や車道側の車線の交わり方が不自然。さらに、現時点では柵を立てて増えた車線を塞いでいる。
この工事は、地下道とは直接は関係がない県道28号線の拡幅(車線増設)工事の一環。他の箇所の拡幅に先立ってここだけ工事したためこうなった。
ここより南・脳研方向は民家や脳研などの敷地。用地買収がどうなっているのかは知らないけれど、横手市へ移転した県立衛生看護学院の空き校舎の解体もまだ(今年度実施?)で、道路の着工は先になりそう。
そして逆の東・手形方向には、「手形陸橋」がある。(関連記事)
※県道はこの交差点で90度向きを変えて南-東をつなぐ。
手形陸橋はJR奥羽本線をまたぐオーバーパス(昔は「跨線橋」「陸橋」と呼んだけど)。
秋田駅の東西を踏切を介さずに結ぶ初の道路として1966年に完成。後に市道の明田地下道と県道の地下トンネル・秋田中央道路が開通しても、秋田市の道路交通とランドマークとして重要な地点。
【2017年12月23日追記】長さは399メートルらしい。
手形陸橋は、少々不思議な構造で、歩道が北側にしかなかった。
郊外や山間部の橋やトンネルならともかく、一定数の歩行者・自転車がいる秋田市中央部なのに不親切だと感じていた。(その代替なのか、陸橋の南側に歩行者専用の小さな跨線橋はある)
【17日追記】そう言えば、南側を歩行者が通ることを禁止する標識や看板の類は設置されていなかったはず。南側に歩道がないだけで、路側帯? 路肩?を歩行者が歩いても理屈では問題はないのだろう。(危険だからやめたほうが無難)
また、車道も両方向合わせて3車線で中途半端。
そんな状態で朝夕で方向が偏るラッシュに対応するため、時間帯で中央車線の進行方向を変える「リバーシブルレーン(中央線変移システム)」を1991年4月5日から2010年7月28日まで行っていた。【14日追記】1991年以前は1車線ずつだったものを少し拡幅したようだ。前後の歩道や陸橋部分の歩道・階段が今のデザインになったのもこの時かと思う。
秋田中央道路開通後は、手形方向1車線・脳研方向2車線で終日固定。【16日追記】工事中のため、現在は陸橋上は1車線減で上下とも1車線。【23日追記】陸橋上の車線規制は2014年10月10日から2015年7月31日までとの看板が出ていた。
おそらく、陸橋ができた当時から、将来的に南側を拡幅・車線増設するつもりだったのだろう。
開通して約50年でやっと念願の車線増設ということなんだろうけれど、開通当時と異なり、秋田駅東西の移動は現時点でも上記3つの道路に分散している上、秋田市がこのすぐ近くにアンダーパスを造ることになっている。人口・自動車数も減ることが見込まれる中、県道28号線の拡幅が必要なのかは、少々疑問である。
手形陸橋方向。車線が増えた時のイメージはできる
手形陸橋の拡幅分の橋脚が立つスペースは、かなり以前(開通当初?)から用地が確保され、だいぶ前から橋脚も立っていた。橋脚には落書きがされているものも。
【17日追記】千秋側の拡幅側の橋脚に銘板(下のストリートビューに写っている)があり、それによれば2002年10月から2004年3月にかけて施工されていた。約10年間橋脚だけが立っていたことになる。一部は遅れて2007年頃に施工されたものもあり。
2012年撮影のストリートビューより
下の道路から見るとパルテノン神殿の柱みたいと言っては過言だけど、独特の雰囲気があった。
ゲート状の箇所も
手形側の1か所だけは、金属製のゲート状の構造物。コンクリート製橋脚をそのまま置くと、下の既存道路と干渉してしまうためだろう。
2014年4月撮影
2014年度から橋脚に橋桁を造る工事が本格的に始まった。上の写真は着工直前で、この右側に新設が始まった。
現在。やっと橋桁が載った(右の階段は従来から少しずれた位置に作り直された)
中央が新旧の境目
スペースや取付部の工事のやり方からすれば、1車線分+歩道っぽい部分があるので、南側にも歩道ができるのだろう。
ここは歩道?
「橋を拡幅しています」看板によれば、工期は2016年5月いっぱいだから、あと1年。
下から見上げれば、まだスカスカ
この後、道路を作らないといけない。
さらに、肝心の線路をまたぐ(線路の真上の)部分は橋桁さえまだできていない。
一般に、JRの線路をまたいだりくぐったりする箇所は、JR側で工事を行う決まりになっているそうで(中央道路のトンネルも、弘南鉄道大鰐線の立体交差もそうだった)、ここも両端とは別工事なのだろう。
続きは機会があればいつか。※続きはこちら