前回の土淵川・寺沢川合流点付近から下流側は、右岸を弘南鉄道大鰐線が走る。
周囲はアパートや住宅が多く、繁華街や観光地のすぐ近くなのに、日常の静かな時間が流れる一帯である。
それも大鰐線の終点・中央弘前駅まで。一気に歓楽街や商店街に変わる。
その中央弘前駅は、鉄道好きの旅行客に「場所が分かりにくい駅」として知られている。
JR弘前駅から離れていて、しかもメインの通りから1本裏に入った、やや入り組んだ所にあるためである。
土手町にアーケードがあった当時は、駅入口を示す小さな看板があった。
秋田のADのような商業施設「ルネスアベニュー(ルネス街)」を通れば、土手町と駅の間を通り抜けることもできる。
いずれにしても、分かりづらいのはたしかで、僕も弘前に行った当初は、たどり着けなかったことがあった。
ところで、中央弘前駅前のすぐ下流側が土手町で、そこに架かる橋が「蓬莱橋」。橋の向こう(下流側)には、地元百貨店「中三(なかさん)」があり、土手町の中でもにぎやかな場所。
従来から、左岸側に川沿いの道があり、蓬莱橋の下をくぐって、中三前の蓬莱橋広場【6月23日訂正・「橋」がない「蓬莱広場」が正当でした】方面へ抜けることはできた。距離にして150メートル弱だが、勾配がきつめなのと、橋の下は天井が低くて薄暗く、あまり通りたい雰囲気ではなかった。また、上流側歩道には出られない構造で不便。
道がなくて通り抜けできなかった右岸側では、2012年秋から何やら工事が進んでいた。※直近の記事
(再掲)
青森県と弘前市による「土淵川環境整備連携事業」で中央弘前駅と土手町の上流側歩道を右岸沿いに結ぶ歩行者用通路が造られ、4月21日から供用されていた。
中央弘前駅からたどってみた。
中央弘前駅前は一方通行・歩道なしの狭くて曲がった道。
橋【2023年6月29日追記・「境橋」という名とのこと。】のたもとの下流側の駐車場の片隅から通路が始まるが、上流側にある駅からは道路を横断しなければならない。
駅を背に。ちょうど抜けてきた2人連れがいた
この橋は歩行者用が別に架かっていて、通路へ入るには車両用の橋のたもとへ行かなければならず、そこには横断歩道がない。
道幅が狭いから、ひょいと渡ることも不可能ではないが、駐車車両で見通しが悪い場合などもあるので、要注意。
駐車場出入口もあるし、ここの動線は要改善だと思った。
通路に入ってしまえば、あとは安全。全体に手すりがあり、融雪装置も入っているとのこと。
振り返って駅側
カーブと高低差があるので、階段とスロープがある。
左奥の特徴的な建物が中三。これも今年で20年のようだ
土手町側
土手町側はちょっとした公園風で「土淵川橋詰広場」と呼ぶらしい。
蓬莱橋の上から。右側の岸に橋の下へもぐる既存の通路がある ※右奥に五重塔がちょこんと見えてます
駅側の駐車場はそのままに、その外側に川にせり出すように通路を造ったようだ
行き方を知っている人にとっては、別になくてもいい通路のような気もする。上土手町・弘前駅方向へはやや遠回りになるし。
でも、車や積雪の影響なく、安全に分かりやすく下土手町や弘前公園方向へ行くことができて、バリアフリーや観光客向けには、意義があるものだろう。
弘前駅から来る時も、土手町循環100円バスで蓬莱橋で下車して、この通路を下りれば中央弘前駅だ。
【26日追記】カーブした川に沿っていて、かつ高低差があることもあるが、通路が必要以上にくねくねしているようにも感じた。スロープ部分など。ただ、仮に一直線だとスロープ部分を自転車で猛スピードで突っ切るやからが出てきそうで危険。意図しているのかは分からないが、自転車暴走対策にはなっていそう。
そう言えば、ここは自転車に乗ったまま通行してもいいのかな? 特に表示はなかったはずだが、自転車乗車の可否の表示も必要かも。
繰り返しますが、道路横断時は気をつけて。
※青森の記事の続きはこちら
周囲はアパートや住宅が多く、繁華街や観光地のすぐ近くなのに、日常の静かな時間が流れる一帯である。
それも大鰐線の終点・中央弘前駅まで。一気に歓楽街や商店街に変わる。
その中央弘前駅は、鉄道好きの旅行客に「場所が分かりにくい駅」として知られている。
JR弘前駅から離れていて、しかもメインの通りから1本裏に入った、やや入り組んだ所にあるためである。
土手町にアーケードがあった当時は、駅入口を示す小さな看板があった。
秋田のADのような商業施設「ルネスアベニュー(ルネス街)」を通れば、土手町と駅の間を通り抜けることもできる。
いずれにしても、分かりづらいのはたしかで、僕も弘前に行った当初は、たどり着けなかったことがあった。
ところで、中央弘前駅前のすぐ下流側が土手町で、そこに架かる橋が「蓬莱橋」。橋の向こう(下流側)には、地元百貨店「中三(なかさん)」があり、土手町の中でもにぎやかな場所。
従来から、左岸側に川沿いの道があり、蓬莱橋の下をくぐって、中三前の
道がなくて通り抜けできなかった右岸側では、2012年秋から何やら工事が進んでいた。※直近の記事
(再掲)
青森県と弘前市による「土淵川環境整備連携事業」で中央弘前駅と土手町の上流側歩道を右岸沿いに結ぶ歩行者用通路が造られ、4月21日から供用されていた。
中央弘前駅からたどってみた。
中央弘前駅前は一方通行・歩道なしの狭くて曲がった道。
橋【2023年6月29日追記・「境橋」という名とのこと。】のたもとの下流側の駐車場の片隅から通路が始まるが、上流側にある駅からは道路を横断しなければならない。
駅を背に。ちょうど抜けてきた2人連れがいた
この橋は歩行者用が別に架かっていて、通路へ入るには車両用の橋のたもとへ行かなければならず、そこには横断歩道がない。
道幅が狭いから、ひょいと渡ることも不可能ではないが、駐車車両で見通しが悪い場合などもあるので、要注意。
駐車場出入口もあるし、ここの動線は要改善だと思った。
通路に入ってしまえば、あとは安全。全体に手すりがあり、融雪装置も入っているとのこと。
振り返って駅側
カーブと高低差があるので、階段とスロープがある。
左奥の特徴的な建物が中三。これも今年で20年のようだ
土手町側
土手町側はちょっとした公園風で「土淵川橋詰広場」と呼ぶらしい。
蓬莱橋の上から。右側の岸に橋の下へもぐる既存の通路がある ※右奥に五重塔がちょこんと見えてます
駅側の駐車場はそのままに、その外側に川にせり出すように通路を造ったようだ
行き方を知っている人にとっては、別になくてもいい通路のような気もする。上土手町・弘前駅方向へはやや遠回りになるし。
でも、車や積雪の影響なく、安全に分かりやすく下土手町や弘前公園方向へ行くことができて、バリアフリーや観光客向けには、意義があるものだろう。
弘前駅から来る時も、土手町循環100円バスで蓬莱橋で下車して、この通路を下りれば中央弘前駅だ。
【26日追記】カーブした川に沿っていて、かつ高低差があることもあるが、通路が必要以上にくねくねしているようにも感じた。スロープ部分など。ただ、仮に一直線だとスロープ部分を自転車で猛スピードで突っ切るやからが出てきそうで危険。意図しているのかは分からないが、自転車暴走対策にはなっていそう。
そう言えば、ここは自転車に乗ったまま通行してもいいのかな? 特に表示はなかったはずだが、自転車乗車の可否の表示も必要かも。
繰り返しますが、道路横断時は気をつけて。
※青森の記事の続きはこちら