植物に詳しくなくはないつもりだけど、知らない種(しゅ)はまだまだある。
最近、存在に気づいた種名が分からない木を2つアップします。もし、ご存知でしたら、教えてください。
泉のハミングロードにて
さまざまな木が植えられた遊歩道に、1本だけあった。
背丈よりちょっと高いくらい。白い花が咲いているのが目に付いた。
こんな花と葉
小さな花が円錐形に集まって咲く。1つ1つの花は、花弁が4枚。葉は細長い。
花の形状からすれば、キンモクセイとかライラックとかオリーブとか、モクセイ科に属する可能性がありそう。でも葉は?
それと、花が終わって枯れたのが残っていて、今咲いているのは木全体の一部分のみ。
もしかしたら、本来の花時期は春で、狂い咲きで今咲いてしまっているのかもしれない。
ネットで調べる限りでは、種名は突き止められなかった。
日本の在来種ではない雰囲気があるので、外来種か園芸種か。
【2017年3月11日追記】ふと目にした新聞記事から、この木の名が判明。「ブッドレア」。
「フジウツギ属」の植物で、フジウツギという種などは日本に自生するが、これはおそらく外来種。総称として学名の属名から「ブッドレア」と呼ばれるそうだ。チョウが集まるそうで、英名は「バタフライブッシュ」。
なお、遊歩道内の少し離れた別の場所には、ピンク色の花が咲くブッドレアも1本あった。
もう1つは、
旭川の川原。右側の大きな木
秋田北高校付近の旭川の岸辺(護岸の上ではなく水辺)から生えている木。意識していなかったものの、ずっと前からあったはず。
幹は複数本
細めの幹が何本も伸びているのか、何本もの同種の木が集まっているのか。
下のほうは別として、上部の樹冠を見て、そして風にそよいだ「さらさらさら」という葉の音を聞いてはっとした。
ポプラのそれにそっくり。
近くで葉を観察
ハートに近い形状で、厚め。葉柄が長く、やや赤い。見慣れたポプラと共通する点が多い気がする。
樹形などが違うので、植樹される外来種のポプラ(※この記事など参照)とは別種っぽいが、その近縁種かもしれない。日本に自生するポプラの仲間(慣例的にポプラとは呼ばない)もあるから、それか? まったく自信はないけれど。
葉の形状からすれば、「ヤマナラシ」辺りかな。「ヤマナラシ」の由来は葉っぱが風にそよぐ音から「山鳴らし」。
ヤマナラシの別名は、この木の材から箱を作ったので「ハコヤナギ」(ポプラはヤナギ科)。ちなみに、外来種のポプラのうち1種は「セイヨウハコヤナギ」という和名が付いている。
【28日追記】この場所から少しさかのぼった対岸、堤防と秋田工業高校のテニスコートの間(堤防の外側)にも、同じような木が1本あった。
※この木は、秋に黄葉した。
身近なのに名も知らない植物はまだまだあるものです。
最近、存在に気づいた種名が分からない木を2つアップします。もし、ご存知でしたら、教えてください。

さまざまな木が植えられた遊歩道に、1本だけあった。
背丈よりちょっと高いくらい。白い花が咲いているのが目に付いた。

小さな花が円錐形に集まって咲く。1つ1つの花は、花弁が4枚。葉は細長い。
花の形状からすれば、キンモクセイとかライラックとかオリーブとか、モクセイ科に属する可能性がありそう。でも葉は?
それと、花が終わって枯れたのが残っていて、今咲いているのは木全体の一部分のみ。
もしかしたら、本来の花時期は春で、狂い咲きで今咲いてしまっているのかもしれない。
ネットで調べる限りでは、種名は突き止められなかった。
日本の在来種ではない雰囲気があるので、外来種か園芸種か。
【2017年3月11日追記】ふと目にした新聞記事から、この木の名が判明。「ブッドレア」。
「フジウツギ属」の植物で、フジウツギという種などは日本に自生するが、これはおそらく外来種。総称として学名の属名から「ブッドレア」と呼ばれるそうだ。チョウが集まるそうで、英名は「バタフライブッシュ」。
なお、遊歩道内の少し離れた別の場所には、ピンク色の花が咲くブッドレアも1本あった。
もう1つは、

秋田北高校付近の旭川の岸辺(護岸の上ではなく水辺)から生えている木。意識していなかったものの、ずっと前からあったはず。

細めの幹が何本も伸びているのか、何本もの同種の木が集まっているのか。
下のほうは別として、上部の樹冠を見て、そして風にそよいだ「さらさらさら」という葉の音を聞いてはっとした。
ポプラのそれにそっくり。

ハートに近い形状で、厚め。葉柄が長く、やや赤い。見慣れたポプラと共通する点が多い気がする。
樹形などが違うので、植樹される外来種のポプラ(※この記事など参照)とは別種っぽいが、その近縁種かもしれない。日本に自生するポプラの仲間(慣例的にポプラとは呼ばない)もあるから、それか? まったく自信はないけれど。
葉の形状からすれば、「ヤマナラシ」辺りかな。「ヤマナラシ」の由来は葉っぱが風にそよぐ音から「山鳴らし」。
ヤマナラシの別名は、この木の材から箱を作ったので「ハコヤナギ」(ポプラはヤナギ科)。ちなみに、外来種のポプラのうち1種は「セイヨウハコヤナギ」という和名が付いている。
【28日追記】この場所から少しさかのぼった対岸、堤防と秋田工業高校のテニスコートの間(堤防の外側)にも、同じような木が1本あった。
※この木は、秋に黄葉した。
身近なのに名も知らない植物はまだまだあるものです。