広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

タワーじゃなかった?

2016-02-10 21:15:31 | 秋田の季節・風景
先月、そっくりなタワーのことをアップした。
できて間もない、秋田県立秋田工業高等学校・体育館棟にタワー状の物体があり、それは20年以上前から存在する秋田公立美術大学(建設時は美術工芸短大)のシンボルタワーにそっくりであった。
ただし、秋田工業のタワーは敷地外からしか見たことがないので、近くで見たらまた違った印象を受けるかもしれないと思っていた。

さらに、ちょっと不思議なこともあった。
秋工の周囲の道路を歩いていると、家々のすき間から体育館棟らしき建物が見え隠れし、タワーも見ることができる。
だけど、位置によってタワーの太さが極端に違ったり、タワーがあるはずの位置に存在しないように見えることもあるような気がしていた。

千秋公園(から続く丘)の北端から。奥の山は平和公園・天徳寺
旭川の向こうが秋工の旧校舎、その向こうにグレーの新校舎が見える。写真中央のクレーンの右にあるはずのタワーは? あるような、ないような…
肉眼ではよく分からないので、ズーム。
薄っぺら!
なんと、タワーだと思っていたのは、板だったのだ!
見る位置(角度)によって、かなり違って見えたのは、このためだった。【11日追記】前回、平面的な印象を受けると書いたが、まさに平面なわけで、そう感じて当然なのだった。
(再掲)
タワーらしく見える↑線路越しの写真は、この板をほぼ真横から撮影していたことになる。今回の撮影場所はそこからほぼ90度の位置。

もう少し移動すると、
いちばん“薄く”見える
北東と南西方向から見た時が、いちばん“厚い”タワーらしい形になる。


「そっくりタワー」ではなく、「タワーもどき」だったとは、すっかりだまされていた。
同じ保戸野地区にある、秋田市立保戸野小学校の時計塔っぽく見せかけた構造物は、正面からしかそれらしく見えない“ハリボテ”同然のものだった。
秋工のは2面からタワーに見えるし、それ以外の角度からでも、それはそれで通用するデザインなのかもしれない。美大のようなタワーにしたかったけど費用面で簡略化したのか、もっと崇高なデザイン上の意図でこうしたのか知らないけど。どっちにしても、美大のタワーを意識しているような気がしてしまうのは、やっぱり変わらない。
保戸野小も秋工も、タワーもどきに避雷針が設置されている。避雷針の設置場所としての目的はあるのでしょう。

【3月4日追記】川が蛇行していて方向感覚が狂う、泉地区の旭川沿いを歩いていると、住宅のすき間からタワーが真横から見える地点がある。一瞬、「ここは新屋だったっけ?」と美大周辺にワープしたような気がしてしまった。

※秋田工業高校校舎改築に関する続きはこちら
コメント
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