秋田市大町五丁目。旧称「茶町」から南へ続く「豊島町」辺りは、隣の歓楽街・川反とは打って変わって静かな一帯。
北方向
左手前の白い建物は、NTT東日本の交換機のある所(のはず)。その先。
倉庫のような建物と針葉樹が1本
まず、倉庫。
側面は茶色で、正面だけいかめしいグレーの物体をくっつけたような構造。
これは、「那波伊四郎商店配送センター」。
那波伊四郎商店について。
二丁目橋の水汲み場でおなじみの那波家の分家だそうで、元はお茶や砂糖を販売(場所が茶町だから)。後に和紙に商売替えして「那波紙店」と呼ばれ、今は事務用品・機器なども扱っているのだろう。
30年ほど昔、秋田放送テレビでは土曜日17時台に「世界まるごとHOWマッチ」などを遅れて放送していた。その枠のスポンサーの1つが那波紙店(伊四郎商店名義ではなかったはず)で、和紙の製造工程を説明するCMが流れていた。「楮(こうぞ)、三叉、雁皮(がんぴ)」と原料になる植物名がナレーションされていて、それで知識として覚えることができた。
配送センターの斜め向かいが店舗で、明治時代に土崎にあった舟宿を移築したもの。
Googleストリートビューより那波紙店店舗
那波伊四郎商店ホームページでは、配送センターの建物は「那波伊四郎商店倉庫」と記載されている。
「昭和10年頃の建築。ガンダムに似てませんか?」とあるから、1本隣の通りにあって解体されてしまった秋田銀行秋田支店と同時期。どことなく共通する雰囲気。
木で隠れるけれど、中央のいちばん高い所に那波家の家紋
さて、倉庫前の針葉樹。
今までの写真では、やや背が低い気はするが、普通に見えたはず。ところが、角度を変えると、
曲がってる!
根元からまっすぐ伸びた幹が、途中のちょうど枝葉が出ている付近からわずかに横方向に方向を変え、そこからまた上に伸びているのだった。
強風などで折れるか、人為的に切られるなどした後、脇芽が出るように新たな幹が出て大きくなったのだろうか。それとも、昔は障害物があって、それに沿って曲がったのか。
以前紹介した倒れたまま生長する木と似た木(葉の出方は異なるので、別種だと考えられる)だけど、こちらもなかなか健気な木。
北方向
左手前の白い建物は、NTT東日本の交換機のある所(のはず)。その先。
倉庫のような建物と針葉樹が1本
まず、倉庫。
側面は茶色で、正面だけいかめしいグレーの物体をくっつけたような構造。
これは、「那波伊四郎商店配送センター」。
那波伊四郎商店について。
二丁目橋の水汲み場でおなじみの那波家の分家だそうで、元はお茶や砂糖を販売(場所が茶町だから)。後に和紙に商売替えして「那波紙店」と呼ばれ、今は事務用品・機器なども扱っているのだろう。
30年ほど昔、秋田放送テレビでは土曜日17時台に「世界まるごとHOWマッチ」などを遅れて放送していた。その枠のスポンサーの1つが那波紙店(伊四郎商店名義ではなかったはず)で、和紙の製造工程を説明するCMが流れていた。「楮(こうぞ)、三叉、雁皮(がんぴ)」と原料になる植物名がナレーションされていて、それで知識として覚えることができた。
配送センターの斜め向かいが店舗で、明治時代に土崎にあった舟宿を移築したもの。
Googleストリートビューより那波紙店店舗
那波伊四郎商店ホームページでは、配送センターの建物は「那波伊四郎商店倉庫」と記載されている。
「昭和10年頃の建築。ガンダムに似てませんか?」とあるから、1本隣の通りにあって解体されてしまった秋田銀行秋田支店と同時期。どことなく共通する雰囲気。
木で隠れるけれど、中央のいちばん高い所に那波家の家紋
さて、倉庫前の針葉樹。
今までの写真では、やや背が低い気はするが、普通に見えたはず。ところが、角度を変えると、
曲がってる!
根元からまっすぐ伸びた幹が、途中のちょうど枝葉が出ている付近からわずかに横方向に方向を変え、そこからまた上に伸びているのだった。
強風などで折れるか、人為的に切られるなどした後、脇芽が出るように新たな幹が出て大きくなったのだろうか。それとも、昔は障害物があって、それに沿って曲がったのか。
以前紹介した倒れたまま生長する木と似た木(葉の出方は異なるので、別種だと考えられる)だけど、こちらもなかなか健気な木。