※秋田総合車両センターの一般公開の中身については、行っていないので取り上げていません。あしからず。
8月18日・土曜日、恒例のJR東日本秋田総合車両センター(旧・土崎工場)の一般公開が「あきた鉄道フェアin土崎」として開催された。創立110周年(前身の前身…を含めて)とのこと。
総合車両センターは、奥羽本線土崎駅から徒歩5分程度で、アクセスは悪くない。(それでも地元の家族連れは車で行くことが多そう)
たしか昨2017年に初めて、公開に合わせて臨時列車が運行された。秋田-土崎の1駅間で4往復。701系電車の3両編成1本に、シールのヘッドマークを貼ってピストン輸送した。
今年も臨時列車が運行され、区間は秋田-追分間に拡大、本数は5往復に増便されて「あきた鉄道フェア1~10号」として運行。
追分まで延長されたのは、追分駅最寄りの秋田県立博物館で「あきた大鉄道展」が開催されており、そのための輸送も意識したようだ。土崎行きの列車はかなりレアだったけど、追分行きなら定期列車が朝晩にある。
臨時列車の存在は、センター公開の告知リーフレット(ネットにもアップ)にはダイヤが掲載されたが、「えきから時刻表」「トレたび」といった時刻表サイトには掲載されなかった。
下り・追分行きの奇数号が秋田発9時07分、9時58分、11時20分、12時55分、14時52分。
上り・秋田行きの偶数号が追分発9時28分、10時25分、11時41分、13時28分、15時21分。
追分駅で数十分程度で折り返す運用で、1編成のピストン輸送でまかなえるダイヤ。各駅停車なので、土崎のほか上飯島にも停車。
ちなみにセンターの公開は10時から15時、最終入場は14時30分。
センターには行かないけれど、土崎方面へ行くついでがあったので、下り最終9号を利用してみた。
定期列車なら、14時19分八郎潟行きの次は15時20分弘前行きまで1時間空くところの中間にうまい具合に運行される。
発車標
秋田駅は中央改札からは行きづらい、行き止まり構造の8番線発。
あきた鉄道フェア号
昨年同様、701系3両編成にヘッドマークを貼った車両。今年はN2編成が充当。
あきた鉄道フェア号ヘッドマーク
ところで、秋田地区の701系には、正面貫通扉のガラス上部に、白い文字で編成番号が表示されている。(末尾のピリオドは機器更新済みの印で、現在は全車両該当)
どういうわけか、その書体が違う車両がいくつか存在して、このN2編成もその1つ。日本語フォントの「半角」サイズになっている上、「N-2.」とハイフンが入る。「N-1.」も同じ書き方で、N3以降はそうでないはず。
秋田から乗っても、センターの入場時間は過ぎているわけで、乗客が多くないことは想像できた。そのためか特に構内放送などはない。3両だから車掌が乗務し「『あきた鉄道フェア9号』臨時列車の追分行きです」といった案内をしていた。
乗客は3両で10人程度。青春18きっぷで乗りつぶすのか、鉄道愛好家らしき人もいるが、高校生や買い物帰りらしき人など明らかにそうでない人も乗っている。
でも、1日限りかつあまり宣伝されないこの臨時列車に気が付いて利用するというだけでも、それなりに鉄道に詳しい人とも言えるかも。
ドア間24席に誰も座っていない
団体寝台列車「カシオペア」が土崎方面から入線し、それと入れ違いのように発車。
土崎で降りる人はいる。
意外なことに、センター見学の帰りの親子連れ数組が、乗りこんだ。上り10号のための送りこみ回送代わりかと思われた9号も、いちおう名前に恥じない役目を担っていた。
「奥羽本線って空いてるね」と話す男の子に、「いつも走ってない電車(=臨時列車)だからね」と、適切な返事をするお母さんがいた。
そう。この時間の奥羽本線を、「いつも走る電車」は空いてはいない。14時19分発の八郎潟行きはそれなりに、15時20分発弘前行きは秋田発の時点で乗客がけっこう多い。しかも弘前行きはこの春から、3両編成から2両編成に減らされてしまった。この記事参照。
その間の時間帯に、こんなガラガラの3両編成に乗るのは申し訳なく感じられ、しかも臨時5往復も使えるような3両編成が遊んでいるのなら、どこか2両編成が走る運用に入れてあげてほしいと思ってしまった。
それに、センター公開用の臨時列車なら、701系でない車両を走らせたほうがウケがよく、乗車率が向上しそう。
例えば、男鹿線のキハ40形の単行(1両での運転)とか、地道な運用にしか使っていない719系電車とか。
【2019年8月19日追記】翌2019年の「あきた鉄道フェアin土崎2019」は、9連休となったお休み終盤・8月17日・土曜日開催。臨時列車は運行されなかった。お盆輸送の臨時列車に乗務員を回したという名目なのかもしれない。
臨時列車は別として、もっと涼しくなってから開催したほうがいいように思うけど…
8月18日・土曜日、恒例のJR東日本秋田総合車両センター(旧・土崎工場)の一般公開が「あきた鉄道フェアin土崎」として開催された。創立110周年(前身の前身…を含めて)とのこと。
総合車両センターは、奥羽本線土崎駅から徒歩5分程度で、アクセスは悪くない。(それでも地元の家族連れは車で行くことが多そう)
たしか昨2017年に初めて、公開に合わせて臨時列車が運行された。秋田-土崎の1駅間で4往復。701系電車の3両編成1本に、シールのヘッドマークを貼ってピストン輸送した。
今年も臨時列車が運行され、区間は秋田-追分間に拡大、本数は5往復に増便されて「あきた鉄道フェア1~10号」として運行。
追分まで延長されたのは、追分駅最寄りの秋田県立博物館で「あきた大鉄道展」が開催されており、そのための輸送も意識したようだ。土崎行きの列車はかなりレアだったけど、追分行きなら定期列車が朝晩にある。
臨時列車の存在は、センター公開の告知リーフレット(ネットにもアップ)にはダイヤが掲載されたが、「えきから時刻表」「トレたび」といった時刻表サイトには掲載されなかった。
下り・追分行きの奇数号が秋田発9時07分、9時58分、11時20分、12時55分、14時52分。
上り・秋田行きの偶数号が追分発9時28分、10時25分、11時41分、13時28分、15時21分。
追分駅で数十分程度で折り返す運用で、1編成のピストン輸送でまかなえるダイヤ。各駅停車なので、土崎のほか上飯島にも停車。
ちなみにセンターの公開は10時から15時、最終入場は14時30分。
センターには行かないけれど、土崎方面へ行くついでがあったので、下り最終9号を利用してみた。
定期列車なら、14時19分八郎潟行きの次は15時20分弘前行きまで1時間空くところの中間にうまい具合に運行される。
発車標
秋田駅は中央改札からは行きづらい、行き止まり構造の8番線発。
あきた鉄道フェア号
昨年同様、701系3両編成にヘッドマークを貼った車両。今年はN2編成が充当。
あきた鉄道フェア号ヘッドマーク
ところで、秋田地区の701系には、正面貫通扉のガラス上部に、白い文字で編成番号が表示されている。(末尾のピリオドは機器更新済みの印で、現在は全車両該当)
どういうわけか、その書体が違う車両がいくつか存在して、このN2編成もその1つ。日本語フォントの「半角」サイズになっている上、「N-2.」とハイフンが入る。「N-1.」も同じ書き方で、N3以降はそうでないはず。
秋田から乗っても、センターの入場時間は過ぎているわけで、乗客が多くないことは想像できた。そのためか特に構内放送などはない。3両だから車掌が乗務し「『あきた鉄道フェア9号』臨時列車の追分行きです」といった案内をしていた。
乗客は3両で10人程度。青春18きっぷで乗りつぶすのか、鉄道愛好家らしき人もいるが、高校生や買い物帰りらしき人など明らかにそうでない人も乗っている。
でも、1日限りかつあまり宣伝されないこの臨時列車に気が付いて利用するというだけでも、それなりに鉄道に詳しい人とも言えるかも。
ドア間24席に誰も座っていない
団体寝台列車「カシオペア」が土崎方面から入線し、それと入れ違いのように発車。
土崎で降りる人はいる。
意外なことに、センター見学の帰りの親子連れ数組が、乗りこんだ。上り10号のための送りこみ回送代わりかと思われた9号も、いちおう名前に恥じない役目を担っていた。
「奥羽本線って空いてるね」と話す男の子に、「いつも走ってない電車(=臨時列車)だからね」と、適切な返事をするお母さんがいた。
そう。この時間の奥羽本線を、「いつも走る電車」は空いてはいない。14時19分発の八郎潟行きはそれなりに、15時20分発弘前行きは秋田発の時点で乗客がけっこう多い。しかも弘前行きはこの春から、3両編成から2両編成に減らされてしまった。この記事参照。
その間の時間帯に、こんなガラガラの3両編成に乗るのは申し訳なく感じられ、しかも臨時5往復も使えるような3両編成が遊んでいるのなら、どこか2両編成が走る運用に入れてあげてほしいと思ってしまった。
それに、センター公開用の臨時列車なら、701系でない車両を走らせたほうがウケがよく、乗車率が向上しそう。
例えば、男鹿線のキハ40形の単行(1両での運転)とか、地道な運用にしか使っていない719系電車とか。
【2019年8月19日追記】翌2019年の「あきた鉄道フェアin土崎2019」は、9連休となったお休み終盤・8月17日・土曜日開催。臨時列車は運行されなかった。お盆輸送の臨時列車に乗務員を回したという名目なのかもしれない。
臨時列車は別として、もっと涼しくなってから開催したほうがいいように思うけど…