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☆人間、誰しも安らかに最期を迎えたいというのは、万人共通の願い
☆現代医療の進歩で、無益な延命措置がとられる
☆望まぬ「生」を押し付けられ、不当な苦痛を強要される患者が少なくない
☆京都府の病院で積極的安楽死が行われ社会問題化した
☆東海大学事件では、積極的安楽死が許容された
*積極的安楽死はこの裁判で一段落した
☆消極的安楽死
*延命治療の中止問題で社会はいま迷走している
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☆当初は、「患者の死亡は医療の敗北」と見なす風潮が強かった
*終末期患者にも抗がん剤投与、高カロリー輸液等が行われた
*このような医療行為は患者の延命には何ら寄与せず
*患者に苦痛のみ与えることは誰の目にも明らか
☆治癒が期待できないがん患者へ緩和医療が注目される
*重視するのは延命ではなく、生活の質の向上
☆いまや、進行がん患者には、誰もが緩和医療を考える
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☆現在問題なのは、急に重症の病になった患者の場合
*心筋梗塞や脳卒中は、ある日突然襲ってくる
*低酸素状態が長引けば、脳はダメージを受け植物状態となる
*その状態はいつまで続くかわからない
*多くの患者は、生前に延命治療に関する意思を明らかにしていない
*家族も医療関係者も混乱する
☆人工呼吸などの延命治療の中止が社会問題化した
*一定時間以上(5分)心停止が続くと、心臓は動いても意識は戻らない
*植物状態として、人工呼吸器につながれながら「余生}を過ごす
☆最高裁は判決で、延命治療の中止要件を示さなかった
*終末期の定義や延命治療の中止要件には踏み込まなかった
*死生観の議論に逃げ込んで責任を回避した
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☆裁判所・厚労省がこの体たらくでは、医療現場は萎縮する
☆患者の家族の中には、保険金や遺産等でとんでもない要求をする家族もいる
*医者は我が身を守るためには、延命治療を続けざるを得ない
☆院内の倫理委員会に諮るなんて厚労省の机上の空論
*多くの市中病院では、終末期患者を山のように抱えている
*倫理委員会には、外部委員が多数参加してとんちんかんな意見もでる
☆米国では、このような問題が議論されることはない
*無駄な医療と判断され、即刻中止される
*その判断は主治医に任されている
*院内の倫理委員会での審査も不要
*患者の死を意味する人工呼吸の中止は、日常的な医療行為
☆米国では、このやり方に多くの国民が納得している
☆医師の延命治療中止は、民事・刑事上「免責」される
☆日米の違いを考える上で考慮すべきは国民と医師の自律
☆米国では保険会も無駄な延命を認めない
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☆終末期医療への議論は、世界各国でなされている
*アジアでは法律を作るだけでは解決しない
*大切なのは社会の成熟度だ
☆米国や一部の欧州諸国の議論は、さらに進みつつある
*積極的安楽死の再評で、医師の自殺ほう助を認めた
☆我が国の議論はあまりにも低レベル
*あいまいな死生観を振り回し、議論は堂々めぐり
*患者の苦痛を取り除くことより
*自らの責任を回避するための屁理屈ばかりが並ぶ
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☆相変わらず「やっているふり」だけの日本
☆米国在住医師はコメントする
*米国には、個人の問題は自分で決めるという文化が存在する
*法律も、住民投票を通じ、自分たちで変えることが出来る
*安楽死、大麻、人工妊娠中絶のような意見が分かれる問題
*州単位で議論が進み、法律が変わっていく
☆日本は、責任回避のための建前ばかりが強調される
*日本は、政府のお墨付きを求める
*「死生観」という言葉に逃げ込むばかり
*自己責任で決めることが出来ない日本人
☆尊厳死問題は、日本人の精神的未熟さを象徴する存在
☆個人が自立しない限り、この問題は解決されない
(敬称略)
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☆本の記事内容、過去の資料もあり、現在改善されている点もあると思います
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
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ままならぬ「尊厳死」病院では安らかに死ねない
(ネットより画像引用)