慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「道徳の貯金箱」収支決算の”さが”

2023年02月17日 | 生活
🌸「差別と偏見」の迷宮8

 ☆「道徳の貯金箱」回りくどい実験でしたが成程と思いました

道徳「貯金」
 ☆食べすぎた翌日は「もっと節制しよう」と反省する
 ☆きびしいダイエツトを続けると、暴飲暴食の反動がやってくる
 ☆わたしたちは、無意識に得か損かで判断し帳尻を合わせようとする
 ☆人類が進化した旧石器時代、短期的な利益だけが重要だった
 ☆帳尻が合わないことばかりしている個体は子孫を残せていない
 *進化の過程で遺伝子のプールから排除されてしまった
 ☆帳尻合わせは「道徳」の領域にも及んでいるかもしれない
 *わたしたちの社会「善」はプラス、「悪」はマイナスとされている
 *善をなすと道徳の貯金箱がプラスになる
 *次は悪行も許されると思い
 *次は善行で帳尻を合わせようとするのではないだろうか?

道徳の「貯金」ができると差別的になる実験
 ☆白人学生をランダムに3つのグループに分けた
 ☆大手コンサルテイング会社の採用担当者になったと仮定し
 *5人の応募者を評価してもらった
 ☆4番目の応募者がもっとも優れていた
 ☆異なるのはこの”スター応募者″の属性
 *第1Gへは白人女性、第2Gへは黒人男性、第3Gへは白人男性とした
 *ほとんどの学生は能力主義のルールに則り
 *この”スター応募者″をもっとも高く評価した
 ☆この課題が終わったあと
 *被験者の白人学生たちに以下の文章を読んでもらった
 *あなたは警察学校の事業生から応募書類一式を受け取りました
 *採用にで、あなたは特定の人種を優先的に考慮すべきでしょうか
 *この課題は、正解がないようにわざとあいまいに書かれている
 ☆白人学生たちのこの研究が興味深いのは
 *第一の課題の″スター応募者″が誰だったかで
 *第二の課題の回答にちがいが生じたことだ
 ☆”スター応募者″が黒人男性だったグループの学生
 *新入を白人警官から選ぶのも仕方がないとこたえることが多かった
 ☆″スター応募者″が白人男性だったグループの学生
 *採用にあたり人種を考慮すべきでないと答える割合が高くなった
 ☆研究者は説明する
 ☆黒人男性の応募者を選んだ白人学生
 *「人種差別をしなかった」と示せたので
 *「道徳の貯金箱」がプラスになり
 *次のより微妙な課題では「人種の平等」を考慮しなくなった
 ☆白人男性の応募者を採用した白人学生
 *「道徳の貯金」ができなかつたため
 *警察署長役の課題では人種を考慮し
 *マイナスを挽回しようとした
 ☆″スター応募者″が白人女性だった場合でも
 *学生たちは「人種の平等」を考慮しなくなった
 ☆「自分は性差別主義者ではない」というアピール
 *「人種差別」をも正当化したのだ
 ☆一般に「男は保守的」「女はリベラル」とされている
 *前者が「差別的」、後者が「寛容」と読み替えられることも多い
 ☆名門大学の「リベラル」で「寛容」なはずの白人の女子学生も
 *「道徳の貯金箱」がプラスになったと思えば
 *男子学生と同様に「差別的」になった

「道徳の貯金箱」は大雑把
 ☆人種やジェンダーにかかわらず
 *自分がなにかよいことをしたと思えば
 *自動的にプラスにカウントされるらしい
 *善行はなんにでも使えるのだ
 ☆「道徳の貯金箱」の残高
 *他人がそれを知っているかどうかに影響されない
 *相手がどう思おうと、自分が納得できればそれでいいのだ
 ☆世の中には「きれいごと」ばかり並べるひとがいる
 *一般に「リベラル」と総称されるこのひとたちがうさんくさいのは
 *公の言動で「道徳の貯金箱」がプラスになっていることで
 *日常的な場面では帳尻を合わせてもいいと思い
 *不愉快な言動をするからかもしれない
 ☆「きれいごと」は魔法の呪文と同じ
 *口にしただけでひとを「差別的」にするようだ
                      (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『バカと無知』








「道徳の貯金箱」の収支決算の”さが”
『徳本法律事務所HP』他より画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 芥川龍之介(2) | トップ | 「無縁死」は、人生が自由だ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生活」カテゴリの最新記事