麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

街をかたちづくるもの

2011年05月24日 | 身辺雑記
欧州で吃驚こいたのは、街の中心のひとつが
「劇場」であるということ。

このブログでも過去に書いた記憶があるが。
「劇場」が単なる「演劇や音楽を楽しむ場所」ではなく、
地域のコミュニティになっていたのだ。

学校を終えた子供の遊び場所であり、
大人たちの社交場でもあり。

と、あたかも海外が素晴らしく
日本は文化後進国って流れだが。。。どっこい。

友人の落語家からの受け売りだが、
昔は、町内にひとつ、銭湯と同じくらいの数の
「寄席」があって、大人の、或いは家族の集う場所であったと。
寄席同様、大衆芸能の「芝居小屋」も多かったらしい。

昨日、田無の文化度について触れたけど。
我々が気づかないだけで、そういう「街」は
たくさんあるに決まっている。

劇場じゃなく、ジャズ喫茶や絵画教室でも
「場」はなんだっていいのだが。

仮にジャズ喫茶でも、そこには音楽好きは勿論
(その音楽も民謡からヘビメタまで幅広く・・・)
多ジャンルに精通した「人」が、曜日や時間も決めず、
そこに行けば何だか面白い・・・そういう「場所」。

その国の「文化のピラミッド」の、裾野が広いと
頂上は高くなることは言うまでもない。

やや話が大袈裟になったけど。
ま、太陽が東から昇るみたいな話っちゃあ、話でした。

昨日言おうとしたのは、このさらに先の話なので
整理して、そのうち書きます。
コメント
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