最近ペアルックをよく見かける気がするが、錯覚だろうか?
和製英語の筆頭格ともいえる、かつて一世を風靡したカップルの、
・・・あ、あの頃恋人同士はアベックと呼ばれていたぞ。
これまた時の流れを痛感せざるをえん。
流れをくめば、ペアルックじゃなく、今時はペアコーデと言うべき?
いずれにしろ、ファッションはぐるぐる回りがちで、
カップルや家族で同じ(または少しずらした)服装で
街を闊歩するのは、きっと楽しいのだろう。
上着をズボン(くどいようだが、これも今やパンツか?)から
出していると、ハナ垂れ小僧の頃は母ちゃんから
「みっともないからちゃんとしまって」と怒られ、
やがて入れていると「イン?!」と蔑んだ調子で女子に指摘された。
だからシャツは出して着ていたわけだが、ぐるりと回って
最近の若者は逆にシャツインだったりするよーな……。
そうそう。
昔はパンツ丈が短いとツンツルテンと囃し立てられたが
(そこまではされないか?)今は言われない。
言う言わないを超え、使われていないのが実感。
マジソンバッグやセーラーズのトレーナー、
輝いて見えたアイテムも今は哀愁の対象である。
などと、呑気な話をしている場合じゃない世界情勢。
時の流れ、歴史のめぐりが、シャツの出し入れならよいが
独裁者の暴走に及ぶと洒落にならない。
地球がいつもオシャレでありますように。