【今日はな、音楽家が来た】
八幡茂氏は、ミュージカルを中心に
数多くの舞台音楽を手掛け、
テーマパークやイベントなど幅広く
エンターテインメントに関わる音楽家で、
桐朋音大時代、同短大演劇科の森(本作演出)と
親交があったことから21年11月公演
『面と向かって』に続いて参加いただきます。
主な作品に『とってもゴースト』(音楽座)、
『十二夜』(東宝)以上作曲。
『マイフェアレディ』『屋根の上のヴァイオリン弾き』
(ともに東宝)以上音楽監督。
八幡氏の読みは「やわた」。
「はちまん」ではない。
マンガ『侍ジャイアンツ』の主人公・番場蛮の
女房役は八幡太郎平(はちまんたろへい)だったけれど。
古いか?
古いついでに、八幡といえば私世代には
「新日鉄八幡野球部」が思い浮かぶ。
近鉄等で活躍したキャッチャー有田修三ら
多くのプロ野球選手を輩出した名門。
日本史の教科書にも登場する
明治時代の官営八幡製鉄所がはじまりで、
第一次大戦後に八幡と六つの民間会社が大合同し
日本製鉄に。結果、独占企業になる。
今度は一転、過度経済力集中排除法により4社に分社。
八幡製鉄となる。1950年のことだ。
二十年後、富士製鉄と合併して新日本製鉄。
そして2012年、新日鉄住金に。
・・・なんの話かといえば。
若い座組で良い意味で柔らかな雰囲気の稽古場に
ベテランの音楽家が登場したことで、
強い鋼(はがね)が一本通った、という着地です。
やや無理があるか?!
〇お詫びと訂正〇
1月27日付の紀伊國屋演劇賞贈呈式の記事の際、
《福袋よろしく記念品の本は様々なんだろう。》
と書いたのだけれど、全て「推し」の一冊だったよう。
この場をかりてお詫びとともに訂正いたします。