麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

劇団うつり座『糸地獄』

2023年05月13日 | 鑑賞

昨夜は、板橋区に拠点を置く劇団の芝居を

台東区の中心・上野にある劇場まで見に行った。

 

劇団うつり座 | 東京都板橋区のシニア劇団です

カンパニー詳細は上記を参照いただければ幸甚。

 

代表挨拶はやたら硬いですが、確かに実直に作品創りに

向き合っている劇団だとは思います。

 

2022年結成で、今回が旗揚げ公演。

ただ、発展解消した前身劇団があって、

制作で長らく関わらせていただいていました。

その中心メンバーは「うつり座」にも健在。

 

その頃は「ド新劇」がレパートリーでしたが、

うつり座の第一回公演は「アングラ」を選択……。

 

あ、でも。

前身劇団の旗揚げは、大きなくくりでは新劇、

ながらも不条理劇の『犀』だったことを考えれば、

納得の選択ともいえるのか?

 

 

繰り返すが、会場は上野。

前身劇団時代からの常打ち小屋「ストアハウス」。

芝居を観たblogは、チラシの写真等をアップしがち、

なので趣向を変えて、私の住まう池袋の、

東京芸術劇場1階のオブジェを

・・・たぶん今はないと思われます。

GWの頃、面白そうなのでスマホにおさめたもの。

 

そして! 観劇した『糸地獄』の舞台美術が

赤いロープを複数、天井から垂らしていたので、

似ていなくもないぞ、と添えてみた。

海から現れた女・繭の登場から始まる、

という点では、芸劇地下のオブジェも

わりと連関していたりしないだろうか?

 

 

ようやく本題。

『糸地獄』、戯曲は岸田理生(りお)。

詩的である。

見事にそれが立ち昇っていたし、

とてもセクシーな二時間弱になっていた。

 

劇団櫂人時代からシニア劇団の域を超えていたが、

うつり座は、さらに高みに在った。

重厚な客演陣の力もあることながら、

劇団員の志および技術力に、おったまげた。

  

明日まで。

 

ネタバレしたくないので今日はここまで。


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