麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

おつかれ太郎

2022年02月13日 | 身辺雑記

昔むかしあるところに……

で始まる昔話はたくさんあって、

桃太郎に浦島太郎に金太郎などなど

中でも太郎噺はいっぱいある。

 

おつかれ太郎の主人公は、

演劇ライターの鈴木太郎で、

「太郎さん、おつかれさまでした」

という、お伽噺じゃなく現在の話だ。

 

平日に代休をもらって出社した金曜日に

わたしの机に置いてあった葉書が、

くだんの鈴木太郎さんからの引退の挨拶。

 

新聞記者時代、演劇の担当になった太郎さんは

当時若手だった我々の良き先輩……というより

ほぼほぼ仲間であった。

若い新劇制作者が戯れに作った会の「顧問」として

呑み会にもよく顔を出してくれた。

・・・と回顧すると、まるで亡くなったようだが、

まだまだ元気である。

詩人の顔も持ち、下は詩集の一部。

 

 

ネット検索すると俳人の鈴木太郎

(面識はないが大学の先輩にあたり、

本名が実弟と同じだが、それは別の話)に

当たるけれど、我らが太郎さんは少し年上だ。

横浜市議や茨城出身のプロ雀士にもヒットする。

我らが太郎さんは、京都出身。

 

『六月の十日間』(ふきのとう書房刊)は

≪二〇〇〇年というひとつの区切りの年になって、

無性に詩集をまとめてみたくなりました≫

と、同書あとがきにある。

60歳の節目に出た11年ぶりの詩集。

30編弱が収めらている。

神戸淡路大震災のことや、沖縄行のこと、

平和について、労働についてなどなど盛沢山。

 

COVID-19禍なので、少し我慢するが、

そのうち労いの会を開こうと思っている。

 

繰り返しになるけれど、最後にもう一度

「太郎さん、おつかれさまでした」。

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