【昨日のつづき】
合唱団が披露した二曲目が『流浪の民』。
我が柿生中学校の合唱コンクールの
1980年前後の課題曲(3年)だったので、
懐かしく聞いた。
わりと気合の入った合唱コンクールで
数々のドラマが生まれたのだった。
次の『散歩』では、手に持った楽譜を
閉じてしまったアルトの女性がいて、
該当頁がなかなか見当たらず、
明らかに口パクになった。
少しして気づいた隣のメンバーが
スッと自分の楽譜を彼女に寄せる。
歌以上に、素晴らしい場面であった。
最後は谷川俊太郎の
『死んだ男の残したものは』の合唱に
ダンスサークルがコラボレーション。
曲に合わせコンテンポラリーを舞った。
繰り返しになるが、小学校の体育館。
在校生にその親御さんたちという客席に、
なかなかにディープな選曲でした
さて、筆者が卒業した高校が
1977年創立の、わりと歴史の浅い処で、
校歌の作詞が谷川俊太郎であった。
♪坂を上る今日のゆくえは……という
歌い出しが、脳裏に甦った。
昇降口をはいり、2階にあがると体育館。
その手前に体育倉庫。
母校ではないけれど、何故か体育倉庫には
ノスタルジーが感じられる…。
昔は蒲鉾型の屋根の体育館が、校舎とは離れ、
渡り廊下で繋がっていたけれど。
建築建設技術の向上もあってか、
この学校のような校舎内に体育館という構造を、
学校巡演で幾つも見掛けた。
さて形はかわり、
身長体重に足の長さ等もかわったのだけれど、
新体操の体験コーナーに恥ずかしがって
出ていかない「こどもらしさ」は相変わらず。
むしろホッともした。
【さらにつづく】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます