麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ベイジン11

2022年02月14日 | スポーツ

〈ベイジン11〉は、北京五輪11日目の意味。

中国の首都を日本ではペキンと言うけれど、

オリンピックのメダル授与式や

そのテレビ中継のジングルなどで

BeiJingが目や耳に入って、

本当は(?)ベイジンなんだ~と

思っている人が多いことだろう。

 

こまかいことを言えば、ペorベイ、

キンorジンの違いではなくて、

(乱暴にいえば)強弱や高低が重要なのだ。

が、それは本題ではありません

 

とにもかくにも「北京2022」は11日目。

日本は金2、銀4、銅5のメダルを獲得。

開催国は金4、銀3、銅2と意外と控えめ。

数だけなら日本のほーが多い。

あくまで11日目現在ですけれど……。

そして、メダル数を競う大会でもないのである。

気づけば閉会式まで6日。

 

マスコットのビンドゥンドゥンは、

容姿よりむしろ音の響きが引っかかる。

冰墩墩という漢字もだけれど

「可愛さ」とは我々には遠い。

が、祖国では善い響きなんだろう。

 

個人的には、女子スピード500mの明暗が

一番印象に残っています。今のところ。

最終的には、1000mで小平と髙木ともに表彰台!

ってのが北京2022のハイライトになってほしい。

 

そんな、他愛ない雑感を書いた今日は

バレンタインデーでもあった。

チョコは日本特有だけれど、

西洋においても「贈り物」の習慣はある。

選手団の中で、そんなことしてる余裕があるのは

競技が終わったアスリートか……

或いは、それくらい余裕ある選手が勝てるのか。

 

それぞれの目標に向かい「加油! 加油!!」

 

スケートの刃のように薄いブログだったな

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おつかれ太郎

2022年02月13日 | 身辺雑記

昔むかしあるところに……

で始まる昔話はたくさんあって、

桃太郎に浦島太郎に金太郎などなど

中でも太郎噺はいっぱいある。

 

おつかれ太郎の主人公は、

演劇ライターの鈴木太郎で、

「太郎さん、おつかれさまでした」

という、お伽噺じゃなく現在の話だ。

 

平日に代休をもらって出社した金曜日に

わたしの机に置いてあった葉書が、

くだんの鈴木太郎さんからの引退の挨拶。

 

新聞記者時代、演劇の担当になった太郎さんは

当時若手だった我々の良き先輩……というより

ほぼほぼ仲間であった。

若い新劇制作者が戯れに作った会の「顧問」として

呑み会にもよく顔を出してくれた。

・・・と回顧すると、まるで亡くなったようだが、

まだまだ元気である。

詩人の顔も持ち、下は詩集の一部。

 

 

ネット検索すると俳人の鈴木太郎

(面識はないが大学の先輩にあたり、

本名が実弟と同じだが、それは別の話)に

当たるけれど、我らが太郎さんは少し年上だ。

横浜市議や茨城出身のプロ雀士にもヒットする。

我らが太郎さんは、京都出身。

 

『六月の十日間』(ふきのとう書房刊)は

≪二〇〇〇年というひとつの区切りの年になって、

無性に詩集をまとめてみたくなりました≫

と、同書あとがきにある。

60歳の節目に出た11年ぶりの詩集。

30編弱が収めらている。

神戸淡路大震災のことや、沖縄行のこと、

平和について、労働についてなどなど盛沢山。

 

COVID-19禍なので、少し我慢するが、

そのうち労いの会を開こうと思っている。

 

繰り返しになるけれど、最後にもう一度

「太郎さん、おつかれさまでした」。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなでんししゃこうばもせっきょくてき

2022年02月11日 | 俳優座

【京花、電子社交場も積極的】

 

劇団俳優座LABO公演38

『京時雨濡れ羽鳥』『花子』は

1月20日から本格的な稽古をはじめた。

休みもとるから実数でいうと17日目になる。

 

読み合わせにたっぷり時間をとったと

昨日も書いた。そして2月10日から立ち。

ギアを一段上げた。

 

 

さて、稽古と並行して宣伝にも余念がない。

SNS……電子的な社交場……もアグレッシブ!

通常の稽古場日誌のほか

*田中千禾夫ワード

(役者各自が作者の戯曲やエッセイ等から

 お気に入りのフレーズを文章で)

*キャストの自己紹介

(文字通り、出演者からのコメント映像)

 

出演者は7名なので「自己」はやがて終了。

続いては他己紹介映像へ移行します。

・・・というようにバラエティ豊かな(?)

構成でお届け・・・Twitter、Facebook、

YouTubeをチェックいただければ嬉しいです。

 

一例・・・自己紹介第4弾

俳優座LABO『京時雨濡れ羽双鳥・花子』【出演者自己紹介/佐藤礼菜】

 

そしてクラウドファンデフィング。

『京時雨~』『花子』の準備の頃には、

いよいよ客席100%可能かも、と思ったのですが、

残念ながら現況からは難しそう。

OGPイメージ

創立80周年に向けて!劇団俳優座「京時雨濡れ羽双鳥」「花子」

劇団俳優座が、来たる2024年の創立80周年に向けて、伝統に立脚しながら、新しい地平を視野に創造活動を続けるべく立ち上げるプロジェクト。 ...

Wonder Stream

 

クラウドファンディングに、この公演でも挑戦することに。

 

劇場に足をお運びくださいと、ハッキリお誘いしづらい日々。

もし別のかたちでのお力添えをいただければ幸甚。

リターンの目玉は、メイキング映像になります。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなゆきでたんじょうび

2022年02月10日 | 俳優座

【今日はな、雪で誕生日】

 

予報通り、東京には雪舞い散る

三連休前の木曜日となった。

劇団俳優座は、雪も連休も関係なく

今日も稽古を進めます。

 

 

今回、テーブル稽古に時間を掛けています。

まず第一に、新劇史に名を刻む田中千禾夫の

戯曲を丹念に読みほどく作業を丁寧に、と。

座組に若手が多いことから、座として、

本にどう向き合うのかを縷々、

継承することも大切と考えて。

 

継承・・・ブログタイトルの誕生日は

言い遅れたけれど、劇団の、である。

1944年の今日、10名の同人により活動開始。

78歳になりました。

 

田中千禾夫は、千田是也の招きで

51年から座に籍を置き、作家としては勿論、

演出も手掛け、さらに俳優座が主として興した

桐朋学園短大部演劇専攻科で教鞭も執った。

代表作は『マリアの首』『雲の涯』など。

90歳で天寿をまっとうした彼の一字一句に、

襟を正して挑んでいます。

 

雪といえば。

『マリアの首』のラストシーンは雪。

 

嗚呼、気付けば今回もあっちこっち。

積もった雪に、はしゃいだ子供が残す足跡のようだ。

ん? そうでもないかな……

 

読み稽古に時間を割いてきたが、

昨日、立ち稽古に必要な仕込を行ったので、

誕生日の節目から、立ちます。

 

 

継承・・・戯曲との関係もそうですが、

田中千禾夫の舞台に立った先輩俳優による座談会を

LABO公演38『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』の

パンフレットに掲載予定。

女優陣はそのテープ起こしを仕込の時間中に。

 

 

適材適所で力をあわせて本番へ、一歩一歩。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラガラ

2022年02月09日 | 身辺雑記

それは六本木という土地柄だからだろうか。

交差点。

ベビーカーを押すのは西洋人のママ。

赤ちゃんの手にはタブレット。

まるでガラガラを扱うがごとく赤ちゃん特有の

あのリズムで揺さぶっている。

それに気づいたママがタブレットを一度取り上げ

タップすると音と映像が流れて、

赤ちゃんはそれを両手で掴むと画面に集中した。

 

恐らく六本木に限らず、今や日本……否、

世界中で、そんな風景が展開しているのだ。

 

勿論、稲穂に虫を結んでいた時代、

アルマイト製のガラガラが流行った頃、

時はうつろうわけで、きっと少し先には

額に埋めたチップから発する立体視で

赤ちゃんがあやされる日も遠くない。

 

ガラガラよろしく、演劇の世界の

技術革新もなかなかすごくって、

特に映像の浸食が大きくなっている。

いうまでもなく演劇は「総合芸術」なので

新しいモノは取り入れて良いのだけれど、

個人的には無暗に頼るのはな、とは思う。

 

それはそーと、ガラガラ。

エンターテインメントの世界では

聞きたくない言葉です。

 

 

写真は、六本木。ボートレース振興会の施設。

競艇のコースが六本なのにかけた

「SIX WAKE ROPPONGI」というところのオブジェ。

本編とはあまり関係ないです。

雪だるまに似ていなくもないが

予報では明日、関東にも降るという。

交通機関のマヒが気がかりだが、

カラカラだったところに湿り気はありがたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなちちかえる

2022年02月08日 | 俳優座

【京花、父帰る】

 

田中千禾夫の戯曲なのだか、菊池寛なのだか

ややこしいタイトルとも言えなくもないが……。

(蛇足ながら菊池寛の代表作が『父帰る』)

 

 

劇団俳優座LABO公演vol.38

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』。

稽古15日目にして『花子』にて、花子の父親役、

『京時雨~』では望月三蔵役の、河内浩が

客演していた現場をおえて帰ってきた、の意である。

 

前回のブログにも記したが『僕らの七日間戦争』。

かの宮沢りえ出演の映画を覚えている人も多いだろう

宗田理の小説の、舞台化(2020年初演、22年再演)に

俳優座からは河内、志村史人、若井なおみ、田中孝宗の

4人が客演し、河内のみが初演に続いての出演。

 

偶然だろうが、企画演劇集団ボクラ団義の主宰

久保田唱が戯曲・演出を務め「僕」が重なった。

 

重なるといえば、河内の母も俳優座にいた。

そういうことは、なくはない。

常時100人を超す所帯で活動(もちろん、

黎明期は小規模で始まったが……)しているから。

ただ大所帯ゆえに、同じ作品となると・・・。

 

河内の母は所属は舞台部だったのだが、

『花子』初演時、作者であり演出も務めた

田中千禾夫に抜擢され、花子を演じた。

(今回は佐藤礼菜が演じる)

時を経て、同じ作品に河内が出演するのだ。

 

 

いずれにしろ、キャストが全員そろったところでパチリ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何年たっても変わらない事もある。

2022年02月06日 | 俳優座

何年たっても、変わらない、事もある。

の頭文字をとってNKK・・・と2月3日の弊ブログ。

 

2月5日、劇団俳優座演劇研究所の試験があった。

 

COVID-19禍の影響で今年度の募集を断念した。

前年のカリキュラムを完了できず、

当時の1、2年の授業を21年度に繰り越したためだ。

この春の募集再開にあたり、ピンチをチャンスに!

研究所をリニューアルして臨んだ試験となった。

 

何年も経って、形は変わることになるが、と同時に、

何年経とうが、そこに流れるものは不変だったりもする。

 

そういう意味で、演劇界では不朽の名作の一つに数えられる

井上ひさしの『父と暮せば』が本日千秋楽。

だるま企画プロデュース公演に、弊団の髙宮千尋客演。

下北沢の小劇場B1にて。

 

東京建物 Brillia HALLでの『僕らの七日間戦争』も

同じく今日まで。

こちらには河内浩、志村史人、若井なおみ、田中孝宗が客演。

宗田理の累計発行部数2000万部超のベストセラー小説。

1988年映画化、2019年アニメ化に続き、20年秋に舞台化。

かめありリリオホールにて。今回は再演となる。

 

客演情報が続いた流れで・・・

名取事務所『ペーター・ストックマン』に小泉将臣。

イプセンの『人民の敵』を瀬戸山美咲が翻案・演出。

・・・こちらは新機軸を打ち出す方のNKKだ。

2月19日~27日、吉祥寺シアター。

 

2月末で友人がラーメン店も閉める。

何とか頑張ってきたけれど、苦しくて、降参。

・・・時間を作って、閉店前に顔を出したい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなきいろにえんあり

2022年02月04日 | 俳優座

【京花、黄色に縁あり】

 

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』の作者である

田中千禾夫(1905―1995)は黄色が好きだったと聞く。

(聞く=菊も黄色

 

さて、FMえどがわの取材を受けることが決まったが

その番組が「檸檬色のクインテット」。

こんな偶然もあるのだな~

放送は2月24日(木)17:05~に決定!

詳しくは、近くなったらお知らせします。

 

 

順調に進む稽古は、まもなく立ちになります。

6日迄、別の作品に出演している河内浩の合流を待って。

・・・今回は若手が多いので、河内が最年長!

その若手の紹介映像が以下。

小島は、筆者と同じ「鉄紺」の出身。

しかも私は観る一方でしたが、

小島は劇研の雄「白芸」OBでもある。

 

劇団俳優座

小島颯太(上)、辻井亮人(下)

劇団俳優座

 

そして辻井は、昨秋の『面と向かって』での大役を経て

今回さらなるステップアップを目指す!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NKK

2022年02月03日 | スポーツ

昨日、八幡製鉄所の歴史を書いた。

新日鉄住金まで書いて、芝居の話に戻り

「着地」したけれどかなり無理があったと自戒。

 

さて、新日本製鉄と住友金属の合併から6年半、

日本製鉄に社名変更。

1934年の大合併の名称に戻ったわけだけれど、

読みは「ニッポン」、昔は「にほん」。

 

そんな今はなき新日鉄。

八幡は昨日書いたように野球が強く、

釜石はラグビーの古豪、そして堺はバレー。

その新日鉄堺の歴史を継承するのが

「堺ブレイザーズ」。

国内最多タイトルを誇っている。

 

ライバルだったのが日本鋼管。

我が故郷・川崎を拠点にし、

森田淳吾、花輪晴彦、古川靖志、井上謙…etc

数多くのスターを生んだ。

1975~78シーズンの激戦は、燃えた

王者・新日鉄に準優勝、準優勝と後塵を拝し、

77-78年、ついに頂点に!!

 

略称がNKK。

今は川鉄と合併してJFEスチール(2003年)。

残念ながらバレー部は94年に歴史の幕をおろした。

重工業華やかな時代は過ぎたのだ。

 

 

写真は本文とは関連がありません。

強いていえば節分?

そうそう、豆まきは関係あるのかないのか、

呑んだあとの学生が路上に3人。

「正直がっかりだよ」「はい」

「だってさ、こっちはさ」「はい」

酔った先輩が後輩に軽いお説教。

そこから数メートル先では一人を囲み

介抱する集団もいて。

 

何年経っても、変わらない、こともある。

NKK。

本当は、昨日の八幡からの新日鉄を受け、

ライバル企業新日鉄VS日本鋼管、からの

私のNKK愛を書く予定だったのだ。実は。

 

父の会社が川崎の鋼管通りにあっただとか、

土建屋で、日本鋼管の敷地内の道路工事もあって、

父の車で「あの」トンネルを突破して、

体育館で練習をずっと見ていた、とかを。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなおんがくかがきた

2022年02月02日 | 俳優座

【今日はな、音楽家が来た】

 

八幡茂氏は、ミュージカルを中心に

数多くの舞台音楽を手掛け、

テーマパークやイベントなど幅広く

エンターテインメントに関わる音楽家で、

桐朋音大時代、同短大演劇科の森(本作演出)と

親交があったことから21年11月公演

『面と向かって』に続いて参加いただきます。

 

主な作品に『とってもゴースト』(音楽座)、

『十二夜』(東宝)以上作曲。

『マイフェアレディ』『屋根の上のヴァイオリン弾き』

(ともに東宝)以上音楽監督。

 

 

八幡氏の読みは「やわた」。

「はちまん」ではない。

マンガ『侍ジャイアンツ』の主人公・番場蛮の

女房役は八幡太郎平(はちまんたろへい)だったけれど。

古いか?

古いついでに、八幡といえば私世代には

「新日鉄八幡野球部」が思い浮かぶ。

近鉄等で活躍したキャッチャー有田修三ら

多くのプロ野球選手を輩出した名門。

 

日本史の教科書にも登場する

明治時代の官営八幡製鉄所がはじまりで、

第一次大戦後に八幡と六つの民間会社が大合同し

日本製鉄に。結果、独占企業になる。

今度は一転、過度経済力集中排除法により4社に分社。

八幡製鉄となる。1950年のことだ。

二十年後、富士製鉄と合併して新日本製鉄。

そして2012年、新日鉄住金に。

 

・・・なんの話かといえば。

若い座組で良い意味で柔らかな雰囲気の稽古場に

ベテランの音楽家が登場したことで、

強い鋼(はがね)が一本通った、という着地です。

 

やや無理があるか?!

 

〇お詫びと訂正〇

1月27日付の紀伊國屋演劇賞贈呈式の記事の際、

《福袋よろしく記念品の本は様々なんだろう。》

と書いたのだけれど、全て「推し」の一冊だったよう。

この場をかりてお詫びとともに訂正いたします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする