麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ラフタリーの丘

2023年09月11日 | 鑑賞

 

決して「白」ではない作品世界を、

あえて白。それも純白ではないホワイトで

魅せた松生紘子の舞台美術。

 

その色味で最も映える衣装を整えた

小泉美都。

 

扉の軋みなど生活音のようで、

実は登場人物の一人の脳内とリンクし、

かつ、それを超えた広いイメージをも持つ

勝見勝一の音響。

 

照明の石島奈津子、映像の栗山聡之が

互いを尊重しつつ譲れない部分はきっちりと!

バランス良いプランニング。

 

もちろん俳優陣の演技は言わずもがな。

そして、久方ぶりのホームでの演出となった

髙岸未朝の、丁寧な仕事。

 

まさに〈総合芸術〉と呼ぶに相応しかった

劇団俳優座No.354『ラフタリーの丘』

作:マリーナ・カー

翻訳・ドラマトゥルク:坂内太

演出:髙岸未朝 於:俳優座スタジオ

時:2023年8月29日(火)~9月10日(日)

 

多くの言葉のいらない舞台、昨日終幕。

 

一枚目の写真

左から荘司肇、加藤佳男、髙宮千尋、山田貢央。

 

松本潤子↓

 

齋藤隆介↓

 

右:荒木真有美↓

コメント
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