タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

0905韓国探鳥旅行~5

2009年06月07日 | 韓国情報
鳥には鳥のイメージが、、、、、、

 鳥には鳥のイメージが、それぞれのバーダーの頭の中に出来上がっているのではないでしょうか?
 例えばアオジは藪の中でゴソゴソ動き回っている鳥、と言うのがタカ長のアオジに対するイメージです。繁殖期に枝先で囀っているアオジを見たことはありますが、しかし、アオジと聞いても枝先で囀っている姿は目に浮かびません。

 同様にイソヒヨドリは岩礁の鳥で、最近は内陸部に入ってきてダムの堰堤の上で見ることもありますが、そうなるとタカ長のイメージとは違ってきます。ホオジロの仲間にはホオジロの仲間のイメージがあります。シマアオジは北海道の広大な草原が良く似合います。
 タカ長の描いているイメージが正しいかどうかは別にして、鳥には鳥のイメージがあります。このことはひとりタカ長だけではなく、鳥を見る人にはそれぞれの鳥に対するそれぞれのイメージが出来ているはずです。

 ところが今回のオチョンドではそのイメージを壊すことが多くありました。タカ長のように内陸部で見る鳥の姿と、渡り途中の中継地で見る鳥の姿は違う、と言うことなのでしょう。言葉を換えれば、小鳥たちにとって渡りをすることは大変なことなのだ、と言うことを実感させられたオチョンドでの探鳥でした。

 オチョンドに到着して民泊にチェックインする前にヤンジ食堂の前に座って海辺を眺めていました。オチョンド銀座の護岸はこのような石積みになっています。



その上を良く見ると鳥が動いています。あぁ、ホオジロかぁ、と思ったのですが、良く見ると私たちが普通に見ているホオジロと雰囲気が違います。えぇ、シロハラホオジロ?



 これがシロハラホオジロとの最初の出逢いでした。他にもいます。アオジがゴソゴソ動き回っています。イソヒヨドリがいるのはまぁヨシとしても、このようなところでシロハラホオジロやアオジと出遭ってはイメージが狂ってしまいます。



 少し見難いですがこれはアオジです。タカ長としては思っても見なかったところでアオジに出会ったわけです。そしてそのアオジはこの護岸ばかりでなく、この島のいたるところで会うことになりました。



 この場に何とか合うのはこのイソヒヨドリくらいです。

 写真としてはお粗末なものを紹介しましたが、要は海辺の護岸の上にこのような鳥がいたことをお伝えしたかったのです。

 ここは私たちが普通に鳥を見ている内陸の探鳥地ではないのです。