タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

裏山探鳥行

2009年06月08日 | 山歩きから
裏山に熊を求めて???

 タカ長観察地の裏山に熊が出た、と言う情報があります。ずっと居るのか、通過個体だったのかは分かりませんが、タカ長団地の隣の団地に出たことは事実なのです。

 熊も居れば鳥も居る、これが裏山の自然の豊かさを象徴しているのなら良いのですが、山が荒れて行き場を失った熊が人家の近くに出たのだったら歓迎できませんね。

 何年か前ですが、北海道の黒岳から旭岳に縦走したことがあります。霧の深い日でした。私たちとあい前後して歩いていた人と旭岳温泉の宿に同宿、風呂で一緒になりました。その彼が「熊に遭った」と言いました。そのことを聞いて、瞬間「残念だったなぁ」と思ったものです。

 50年以上山歩きにかかわっているタカ長の印象としては、なかなか熊には遭えない、と言うことです。私は、例えば北アルプスで尾根の対岸を歩いている熊を見たことはありますが、それは「熊に遭った」と言う状況ではなく「熊を見た」と言うことです。もちろん怖くもありません。動物園で熊を見るよりも迫力がありませんでした。

 とは言っても熊をめぐる状況も変化していますから熊なんて(この場合の熊はツキノワグマ)恐れることは無い、と無責任なことは言わないことにします。

 広島県の山を歩いていて熊に遭遇するチャンスは、宝くじに当るくらい低い、と内心では考えているのですが、この考えを人様に強要する気もありません。人間の活動が彼らの生活環境に変化を与えていることは容易に想像できるのですから。



 その裏山ではコアジサイが咲いています。そろそろ見ごろ、と言っても良いのでしょうか?



 熊情報があるので、出会いがしらにはいままで以上に注意して「さくら広場」から尾根道に上がり「水苔池」南の尾根から障子岩、桜尾根と歩きました。



 さくら広場は野鳥の天国でした。入口ではキツツキのドラミング、広場ではホオジロ、ヒヨドリ、カラ類、、、、、そのような鳥ばかりですが。

 熊情報があるためかどうか知りませんが、山歩き中誰にも会いませんでした。いつもは何人の人に会うさくら広場も私だけ、そのためにヒヨドリが暴れまくっていたのでしょうか?珍鳥はいません。しいて言えばイカルを見たくらいですが、今日のさくら広場は「野鳥の天国」状態でした。

 それにしてもオオルリが少ないですね。今日確認したオオルリは1羽だけです。裏山の入口でいつも見ていたオオルリの姿も声も確認できませんでした。それに対してキビタキは10羽。いずれも声による確認ですからダブルカウントが無いとは言えませんが、これは例年より多いような印象を持っています。

 皆さまのフィールドはいかがでしょうか?