武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

ガマ蛙の脂汗

2010年01月06日 | 人間の欲望

★ドン亀   
国民新党のドン亀、昨日の初閣議に出なかった。
なぜならハワイで遊んでいるのだから、けしからん話だ。
こういう輩を税金泥棒という。

★藤井裕久。
この御老体、実は昨年12月21日頃、鳩山に辞意を述べている。その理由は、小沢一郎との確執だ。直接の引き鉄は、ガソリン暫定税率の引き下げ問題、藤井は鳩山の指示を受け、暫定率の引き下げを図った。しかし、それを知った小沢が、官邸に乗り込み、鳩山に怒鳴り込んだという。その前に伏線はあった。政府と与党の政策会合で、小沢は大勢の前で藤井を面罵している。
なぜなら政権交代後の昨年10月、衆院本会議場で藤井は、「マニフェストで主張したガソリン暫定率廃止は必ずやります。やらなければ民主党は公約違反になる」と演説をぶったことに小沢は怒り心頭に達したといわれる。つまり小沢の頭には暫定率廃止などは全くなかった。つまりマニフェストに嘘を書き込んだ。2.5兆円の道路建設費用をどうして捨てられようか。そこから政治献金が懐に入って来るのだ。
結果的に、鳩山は藤井を捨てて小沢にひれ伏した。その根本には、小沢と藤井との間に、大久保隆規の逮捕による党首辞任のしこりが残っていると漏れ聞こえてくる。
さて藤井本人に戻る。今年6月が来ると、満78歳になる御老体。昨年の総選挙前に政界引退を発表していたが、鳩山の説得によって翻意し、そして喜寿という高齢で財務大臣になった。
その年齢で大丈夫かと危惧したが、案の定、ギブアップした。いや、それを口実に財務大臣を辞任するという。昨日の初閣議にも病院から直行して、閣議後にまた病院へそのまま帰った。
本人からすれば、財務大臣になったはいいが、苦労ばかりで何の利益も、面白みもない。やれG8だ、やれG20だ、やれ円高、赤字国債だと、寝る暇もない。
そして決定的には小沢との確執、小沢から大勢の幹部の前で面罵され、顔を潰されて、そのままという訳にはいかぬ。さらには藤井自身が鳩山を見切ったということ。
鳩山の脱税問題で、監督している国税庁を動かし、捜査立件を封じ、贈与税を大幅に下げ、鳩山の尻拭いを行った。ところが鳩山には、それだけで終わらない秘密の花園が隠されている。これから本格国会だというのに、鳩山内閣は思いがけない泥舟だったことに驚いた。藤井ほどのサムライが敵前逃亡だというのだから、鳩山もずいぶん見切られたものだ。

藤井は旧自由党時代、党首・小沢一郎の下、幹事長を務め、2002年には政党助成金から約15億円が藤井あてに支出されたことになっている。 この件について藤井は、「俺、あれ知らないんだよなあ」と漏らしているそうな。

★小沢一郎。
このガマ蛙、髑髏(どくろ)城に棲みついている。権力は数の力、数は金だ。金は利権で吸い上げる角栄流。業界団体に補助金をばらまき、それと引き換えに票をかき集める。言うことを聞くやつには補助金(我々の税金)を与える。聞かないやつは締め上げる。
さて、東京地検特捜部は5日、小沢の片腕、大久保隆規を再度霞ヶ関に呼びつけた。大久保は現在、被告人として公判中の身だが、小沢の資金源について聞かれたという。 民主党代議士の石川知裕は、「小沢先生から4億円を受け取った」と供述したが、その金の出所が不明だ。
同時に、胆沢ダム(岩手県奥州市)を受注した大手ゼネコン「鹿島」と「大成建設」、仙台にある東北支店・元支店長らも霞ヶ関に呼び出される。また1億円を小沢サイドに払ったとされる中堅の水谷建設も同様だ。
年末に聴取された石川知裕は、「虚偽記載は私の一存でやった」と法律違反を認めたが、小沢をかばった。しかし同時に石川は、深沢の土地購入前後に動いた4億円の金について、「私は知らない。金は小沢先生から渡された」と語っているそうな。
だとすれば、小沢は会見で、「法律違反は一切やっていない」と見得を切ったが、どうも真実に欠ける。小沢の了解無しに、秘書がそういう虚偽記載はできない。
ガマ蛙のツラは、雨が降っても、何がかかっても、知らぬ存ぜぬということか。

厚労省・村木厚子・事件。
この事件、今月公判が始まるが、変な展開になって来た。
起訴された厚労省の担当係長だった上村勉が、「偽の証明書は、私自身の独断で作った」と言い始め、供述の内容を変えたという。
上村勉は検察の取調べで、2004年、当時の上司で障害保健福祉部企画課・課長の村木厚子の指示で、偽の証明書を作ったことを認めたが、公判整理前で供述を完全否定してしまった。
供述で上村勉は、自称・障害者団体の凜の会の倉沢邦夫から必要な資料が上がって来ず、障害者団体の審査が出来なかった。また倉沢邦夫は、いかがわしい感じがしたので、そのままにしていたが、上司の村木課長から呼ばれ、(厚労省の部長から下りてきた話であるから、すぐに証明書を作って下さい。審査はいいから、早く障害者団体の証明書を作成するようにと村木課長から言われ、証明書を作成し、課長の公印を押した。それを村木課長に渡したところ、(あとは私に任せて、このことは忘れるように)と言われた。
一方の当事者の倉沢邦夫は、村木厚子から厚労省に呼び出され、直接、証明書を渡された。そして、その場で村木は日本郵政の担当課長に電話をして、凜の会は郵便割引制度の適用団体になったことを連絡してくれたと供述している。
不思議なのは、上村勉が、「独断でやった」とする理由と動機は何なのかということだ。何の利害関係もない団体や人間に対して、書類審査も行わず、独断で公文書偽造を行ったというのは理解しがたい。しかも当初の供述を覆し、真逆のことを言い始めた。凜の会が、障害者団体の実態を持っているならまだしも、全くの幽霊団体に対して、10億円以上もの利益を与えたことになる。厚労省の虚偽の証明書を発行したという重大犯罪を正当化する動機が無いのだ。もし発覚すれば、共犯として逮捕、立件、懲戒免職の茨の道が待っている。上村が、金銭的利益を得たとはされていないから、謎は謎を呼ぶ。
さて、この口利きの元になった国会議員は、小沢の側近で現・民主党選対委員長の石井一、さらに、この事件の周辺には鳩山由紀夫まで出てくる複雑な様相を示している。
(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
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