賢者は真実を語り、愚者は虚言を吐く。
小沢一郎。
23日、ニューオータニでの会見で、小沢は致命的なミスを犯した。
深沢の土地3億5200万円については、小沢の個人資金で買ったと明言した。
だとすると、なぜ4億円を陸山会に貸付け、陸山会の所有にしたのか。
それまでの小沢の説明では、陸山会が4億円を銀行から借り入れ、それで土地代金を支払った。陸山会が借りたから、登記名義は陸山会にしたかったが、法人格が無い為に、小沢一郎の個人名で登記した。しかし、「所有権は陸山会に属する」という確認書を、2005年当時に作成し、その確認書を報道陣に公開した。だから小沢個人の資産形成ではないという説明であった。
それが自己資金で深沢の土地を購入したならば、小沢個人で登記し、確認書を作る必要も無く、小沢個人の所有物だと堂々と主張すれば何の問題も起きない。
つまり、小沢の説明は支離滅裂なのだ。
この背景には、小沢の脱税の隠蔽、そしてゼネコンやパチンコ、マルチからの裏献金をマネーロンダリングする意味があったと、容易に理解できる。
★昨日、田原のサンプロに出た自民党の町村は言う。
「私の場合、その年度の政治資金報告書は、節目節目で3度チェックする」。 だから小沢さんが報告書のチェックをしなかったというのは、誰に聞いても信じられない。
同じ番組に出ていた民主党の細野豪志にも聞いたが、細野も「私もチェックします」と頷いていた。
★細野豪志。
妻子のある身でありながら、山本モナと不倫をしていた、「不倫野郎」。
こういう男がテレビに出て、何かを喋っても説得力がない。
今や、小沢親衛隊の副幹事長として、権勢を振るっているようだが、小沢スキャンダルや小沢の国会喚問の話になると、目を険しくして抗弁するのはみっともない。民主党が野党時代に自民党議員の国会喚問を何人も実現させたが、自らが権力を握ると、居丈高になるというのは、小沢独裁政治の表れだ。
★小沢一郎の4億円。
田原の番組で、この事件の本質は、小沢のマネーロンダリングではないかという指摘が、元特捜部長の宗像弁護士から出た。ゼネコンからの裏献金、あるいは韓国パチンコ業界からの闇献金を洗浄するために、銀行からの融資を受け、カモフラージュをかけ、石川知裕が、2週間も時間をかけて、陸山会の4つの銀行口座に、小口に分けながら入金し、それを再度、陸山会で4億円にまとめ、それを小沢一郎に戻した。
汚い金を綺麗な金に換えたマネーロンダリング。麻薬組織、北朝鮮、組織暴力団の汚い金を合法的なものに換えるための資金洗浄だ。
そういえば、ここ1年で、2度も逮捕された大久保隆規の実家はパチンコ屋だという。
★東京都議補選。
24日、自民党公認の三宅正彦が、民主党を破った。
政権党の民主にとっては手痛い敗北だ。伊豆・小笠原諸島からなる島嶼部だが、小沢一郎、さらに菅直人、レンホウら民主党の国会議員20人が、遊説のため大島や八丈島に入った。参院選では、さらに民主党を敗北させる。
★民主党の不気味さ。
民主党が野党時代、自民党の不正腐敗に対して、国会喚問を声高に叫んだが、今、民主党は穴倉にこもった、糞タヌキのように耳をふさいでいる。そして聞こえてくるのは、小沢親衛隊による党内の議員への強烈な締め付けだ。
言論を封殺し、締め上げる民主党のやり方は、小沢独裁の恐怖政治だといっていい。
小沢・鳩山の金権腐敗政権を倒す。
★小沢一郎。
恐らく、この男、勘違いしている。日本という国家は、一見、脆弱そうに見えて、その実、その土台は堅牢に作られていることに、気が付き始めているのではないのか。
神代の時代、平安以来、徳川幕府以降、あるいは明治維新を経て、さらに戦後の日本の国の形は、表向きは変容していても、国家の軸と芯は揺るぎないものだと知る。
「菊紋に、弓引く者の、憐れあり」(じゅうめい)
「逆賊の、驕りし面に、風さらす」(紫土)
(ムラマサ、鋭く斬る)