小沢一郎と鹿島。
名門でゼネコン最大手の鹿島に強制捜査が入った。特に胆沢ダムを統括する仙台支店の鹿島は強大な支配力を東北に持っている。もちろん小沢一郎との関係はズブズブだ。
昨夜、小沢は予定を変更して名古屋に泊まったが、ガマの脂汗を流していたのか。
一方、特捜部は、一昨日の小沢の会見に切れたという。小沢は4億円の説明をしない理由として、特捜部が小沢・陸山会の資料を押収しているから、特捜部は何でも知っていると言い放ったことだ。そしてさらに昨日の昼、石川知裕を再度呼び出して、4億円の出所を聞いたが、石川は「知らぬ、存ぜぬ」で逃げた。さらに特捜部を怒らせたのは、全日空ホテルでの5千万円授受を完全否定したそうな。
それなら強制捜査でバーンとやるしかない。
★石川知裕と金沢敬。
2009年3月3日、大久保隆規が特捜部に逮捕された際、当時の民主党党首の小沢一郎から、石川知裕の携帯に電話が入った。
「大久保がやられた。事務所にガサが入るから、まずいものは隠しておけ」。
それを受けた石川は、ダンボール5箱に秘密書類を入れ、陸山会の事務所からワンボックスカーで運び去った。その車中で石川は、当時の私設秘書、金沢敬に言い放った。
「後ろに積んだダンボール箱には、やばい物が入っている。あれが特捜に押さえられたら、小沢先生も我々も全員逮捕だ」。
そして次に、「しかし、これで助かった」と、石川は不敵に笑みを漏らしたという。
金沢敬は、石川の私設秘書を2008年9月から2009年7月まで務めた。
小沢の秘書であった石川知裕は、帯広を中心とする選挙区で、民主党の代議士となって、金沢敬を札幌で私設秘書として雇った。その後、石川と袂を分かった金沢敬は、石川と行動を共にする中で見聞きした、大手ゼネコン鹿島からの違法献金を示す資料の証拠隠滅を図ったとする告白を文春に行った。その背景には、石川が金沢を民主党から国会議員に立候補させる約束をして、私設秘書として採用した。その見返りに、不動産を営む金沢が石川に金銭的支援を行った。しかし、その約束が実行されなかったことで、石川と袂を分かったとされる。
★全日空ホテル(現・ANAインターコンチネンタル・ホテル)。
水谷建設は、紙袋に入れた現金5千万円を2回、計1億円を小沢の側近に渡したという。重機土木大手「水谷建設」は、小沢一郎の秘書にヤミ献金を渡した時の状況を、特捜部に詳しく述べたそうな。
水谷建設は、小沢の地元、岩手県奥州市で建設中の胆沢ダム(総事業費2440億円)の2工事で、鹿島の下請けとして工事を受注した。
その成功報酬を渡す為に、水谷と小沢側近は、赤坂のANAインターコンチ、2階にあるアトリウムラウンジで会った。水谷が渡した相手は、1回目が石川知裕に5千万円、2回目が大久保隆規に5千万円だったと特捜部に証言した。
水谷建設は、「胆沢ダムは小沢先生の影響力が強かったので、小沢事務所に挨拶をした。そして1億円は見積もりに水増して、鹿島に請求し、鹿島から戻してもらった」。
この水谷建設からの1億円について、陸山会の政治資金報告書に記載はない。政治資金規正法では、企業献金は政党と政治団体しか受けられず、資金管理団体である陸山会で受けたとすれば、政治資金規制法違反になる。
そもそも水谷の水増し1億円、それを鹿島が知っていて水谷にキックバックしたとなれば、国の金、つまり我々の税金を盗んだということだ。
★石川知裕と金沢敬、第二弾。
金沢敬が経営する札幌市の不動産屋から、事務所や車の無償提供を受けながら、石川の資金管理団体「勝山会」(帯広市)の政治資金報告書には、それらの対価として計44万円を不動産屋に支払ったと記載されていた。
しかも収支報告書には不動産屋の領収書が添付されていたが、金沢敬は、「領収書を発行したことはない」。つまり石川サイドの虚偽記載と有印私文書偽造。
領収書の日付は2009年3月25日、不動産屋の社名は手書きだった。この領収書について金沢敬は、「当社で発行していれば、会社名が手書きということはありえず、勝手に作られたものだ」。
この不動産を経営する金沢敬は石川の私設秘書だったが、2009年7月に辞職した。
昨年の7月といえば、総選挙モードに入って、皆が熱くなっていた時だったが。
★日本の菊の御紋、天皇に弓を引く者の末路。
中国に630名を引き連れ、140名の民主党国会議員を共産党の独裁者・故金濤に一人ひとり挨拶させた。そして一朝事あれば、日本に挑もうとする反日国家の韓国朝鮮に日本の参政権を与えようとする民主党。
特捜部と売国政治家との争闘は、ギリギリの緊張感を漲らせ、今や白刃の火花を散らしながら、相手の喉元に切っ先を立てようとしている。
☆潔き、死にかたもあり、冬椿 (紫土)
時ぞ今、凜と咲くらん、寒椿 (じゅうめい)
冬椿の紅は雪に映えて、なぜそのように紅いのか、雪の白さと潔さ。
(ムラマサ、月光に冴える)