★鳩山と姿勢方針演説。
24回も「いのち」を連発した我が国の総理。
しかし問題は、なぜか心に響いてこない。一言でいえば、側近の秘書2名が二人も起訴されているというのに、マザコン脱税総理が何を寝ぼけたことを言っているのかという、空虚な気持ちではないのか。
余談だが、鳩山の秘書、芳賀大輔も勝場啓二も起訴された時、哀れな顔をメディアにさらしていた。その責任を鳩山は、政治家として、どう取るのか。それが鳩山のいう友愛なのか。しかし昨日の演説では、得意の友愛という言葉は一言も出なかった。
一方、鳩山が壇上で演説をぶっている間、ガマ蛙は一番後ろの席で、大きな隈ができた両目をつぶっていたが、対検察との争闘を思い描いていたのだろうか。
「いのちを、守りたい。生命を守りたい」という言葉を連呼した鳩山由紀夫、民主党席は白けた雰囲気だったが、自民党からの野次は凄かった。もっとも黒鳩の「いのち」というのは、一昨日、2人目の孫(男児)が誕生したプライベートなことではなかったか。
さらに、「宇宙が生成して137億年、地球が誕生して46億年。それから見れば、人類ができたのは、この1万年、ごく短い時間にすぎない」という話も、国会はサイエンス学会ではないのだから、何か違和感がある。つまり演説のセンテンスは雄大だが、総理の存在が軽すぎるのだ。
ある哲学者は、「世界の人々を救うより、一人の人間を救う方が困難だ」と喝破したが、この総理の言うことは、単なる自己陶酔ではないのか。
鳩山は、「生命を守る」という言葉を多用したが、2009年は年間3万2千人を超える自殺者があった。そして鳩山自身の巨額脱税と使途不明金は、全然クリアにならなかった。演説の時間50分。長い演説を終えた鳩山を迎えた菅直人の顔が渋かったのは、何を暗示していたのか。
★小沢一郎。
27年前の新聞記事が暴露された。小沢が新聞に語った記事の中で、「父からの遺産はなかった」と明かしていた。
その一方で、「陸山会」の土地購入費4億円について、小沢は「父親から相続した遺産だった」と述べた。嘘を嘘で塗り固めた小沢の話。
今までの経緯を、再度おさらいしてみる。
小沢は特捜部に呼ばれた2010年1月23日、ニューオータニでの会見で、「陸山会」が2004年に深沢8丁目の土地を購入した4億円について、原資は小沢の個人資産だと明言した。
つまり 1985年に文京区湯島の父の家を売却し、世田谷に土地を購入して小沢邸を建てた際に残った2億円と、1997年と2002年に家族名義(妻と3人の息子たち)の安田信託銀行の口座から引き出した3億6千万円。計5億6千万円を小沢事務所の金庫に保管し、そこから4億円を陸山会に貸し付けた。しかし矛盾点として、土地の所有権は小沢個人ではなく、陸山会にあるとする確認書まで作成し、当時、報道陣に公開している。
しかも、それまでの小沢の話では、「父親は票田こそ残してくれたが、遺産は残さなかった」と述べていたのだ。その際、小沢は 西郷隆盛の遺訓、「子孫のために美田を残さず」という言葉を引用し、「父の遺産はなかった」と吐露している。
さらなる矛盾として、2009年10月の時点では、4億円の原資について、銀行からの融資であると小沢は説明し、その4億円の借主として署名をして、実印まで押しているのだが、口を開く度に説明が変転する、まるで虚偽と欺瞞にまみれた砂上の楼閣だ。
★小沢の2千万円。
特捜部が小沢の事務所をガサ入れした際、現金2千万円を押収したそうな。
はてさて、この2千万円はどこから転がってきたのか。カラーコピー機で福沢諭吉をコピーした訳でもあるまいが。
★韓国、中央日報 1・29。
やはり韓国は韓国人への参政権を心配し始めた。それこそ内政干渉だが、日本の政治家は何も言えない亡国の政治。民主党は売国の政党だということが明らかになったから、この際、崩壊させなければならぬ。
さて、韓国の新聞、中央日報が日本の政権を、「小鳩政権」と呼び、小沢一郎と鳩山総理の政権掌握力が急激に下がっていると心配している。小鳩が主導して、通常国会に提出することにしていた、「外国人への参政権法案」も白紙化されそうだと気を揉んでいる。
★小沢の考え方は、韓国人への参政権法案は予算が上がった後、4月以降に上程する計画だ。昨年12月の訪韓で小沢は、大統領の李さんと差しで話をして約束した訳だから、反故にしたら、それこそ政治生命を失う。李さんは在日で、日本語がペラペラだから、通訳なしで差しの勝負だ。
小沢と鳩山は、元自民党田中派であるから、簡単には引き下がらない。脱税総理と税金横取り幹事長が手を握っている以上、闇の勢力は陰で薄ら笑いを浮かべている。
★トヨタ。
今、米国のテレビでは連日、トヨタバッシングが行われているそうな。
トヨタも世襲社長で、まだ若い豊田さんだから、甘い対応だ。鳩山と同じようにフランス料理の食い方はうまいが、エスカルゴを生で見たことがない。つまり現場の汗と苦労が理解できない、絹のベッドで寝ているセレブお坊ちゃま。
さて、アクセルペダルが戻らないというトヨタ自動車のリコールを契機に、トヨタに対する反発が米国内で高まりつつある。トヨタ側のこれまでの対応にブーイングを浴びせる米議会は調査に乗り出し、2月の公聴会開催を決めた。
トヨタは21日、「カムリ」や「カローラ」など8車種、約230万台のリコールを発表。さらに販売と生産を停止することを発表したから大騒ぎになった。米軍普天間の問題できしむ日米関係の新たな難題に発展する可能性が出てきた。5月まで考えておくと言った鳩山、それまで総理をやっていればだが。
★サッカー、Jリーグ。
東京Vは、昨年9月に日本テレビから東京VHD(ホールディングス)に経営が変わった。その際、Jリーグから、2010年シーズンのスポンサー料5億4000万円を確保することを求められ、スポンサー契約書の写しなどを提出したため、条件をクリアしたとされ正式承認された。
ところが、東京Vの崔会長の関係企業からの支援金が、予定通りに集まらず、資金ショートを起こしているという。このままでは経営が破綻すると判断し、東京Vに対してJリーグ基金から融資する方向で調整に入った。
しかし、その融資を実行する為には、東京Vの韓国人グループ、崔会長ら現経営陣に対して経営責任を求め、融資と引き換えに退任を求めるという。
かつては読売ヴェルディとしてスター軍団であった頃が懐かしい。
栄光は永遠ではなく、陽はまた沈む。
(ムラマサ、鋭く斬る)