枝野幸男。
首相補佐官として官邸に入り、仙谷の補佐役を務めるという。
無役の枝野にとって、良いことだ。枝野は、本来ならば大臣クラスであるが、人生、山あり谷ありだ。頑張れ枝野。
★菅直人。
ずいぶん老けたが、これからどういう仕事をするのか、注視したい。
国家戦略担当というのは、分かるようで分からなかった。余り発言がなかったという事もあるが、それまで霞ヶ関に存在せず、徒手空拳的な部署であったから、迫力がなかったのだ。
今度は、霞ヶ関城の本丸だから、発言の重みが違ってくる。鳩山を抜いて、菅直人内閣を作るような気持ちでやればいい。ガマ蛙も気にすることは無い。ガマ蛙のツラに、塩でも振るか、何かかけておけばいい。
さて、逆に、仙谷の方が国家戦略に適任のような気がする。弁護士としての頭脳を持ち、硬くも無く、柔らかくも無く、いざとなれば鯉口を切って、負け戦にも一歩踏み出す、そういう捨てたようなところが仙谷にはある。それを補佐する枝野も弁護士で、しかも今の量産型の弁護士とは違い、筋が入っている。枝野は将来の本格派の総理候補だ。小沢一郎など枝野の足元にも及ばぬ。
★ドン亀。
昨日、ハワイからドン亀が帰ってきた。総理の新年4日の年頭挨拶にも、初閣議にも出ず、ハワイで遊んでいたのだから、全くけしからん。そもそも国民新党なるものは、国民は誰も支持していない。党首も幹事長も落選した政党の何を信じろというのか、意味不明。 ドン亀を引っ張ってきたのはガマ蛙だが、どちらも食えない。
★髑髏(どくろ)城のガマ。
このガマ蛙、東京地検特捜部の呼び出しに応じるという。応じなければ、強制捜査も射程に入るから、「NO」とは言えない。
「陸山会」の民主党代議士、石川知裕が、2004年10月上旬、「小沢先生のいるマンションに呼ばれ、先生から現金4億円の入った紙袋を手渡された」 と特捜部に、げろった。
まるで田中角栄ばりではないか。「小沢先生に港区元赤坂のマンションに来るように言われ、先生から現金4億円の入った大きな紙バッグを4袋渡された。それを4回かけて車に運んだ」。
この元赤坂のマンションは陸山会が1994年に購入し、小沢が事務所として使用している。石川は、1千万円を手付金として不動産屋に払い、残りの現金3億9千万円を赤坂にある別の事務所に運び、金庫に保管したという。
小沢一郎は、このように何ヶ所も赤坂近辺に個人事務所とかマンションを保有しているが、その原資はどこから来ているのか。国会議員の歳費(年間2400万円+手当1200万円の合計3600万円)では購入し、維持できまい。元々の小沢サイドの説明では、深沢の土地代金3億4千万円は、銀行から融資を受けて払ったと説明していたが、真っ赤な嘘だった。その金は小沢の懐から出ていた。問題はその原資はどこから来たのかということ。自分で福沢諭吉をコピー機でコピーした訳ではあるまい。
陸山会は何だかんだと言いながら、約18億円もの金を記載していなかった。これは政治資金規正法違反だ。
また、小沢の自宅から近い深沢の土地を購入することを名目に、銀行からの借り入れ工作を行った結果、450万円の金利損失を出していたという。つまり、簿外の現金4億円で土地を買ったことを隠す為の、偽装工作で発生した損失といっていい。
岩手の胆沢ダムをめぐっては、ダム工事受注の成功報酬として2004年10月と2005年春に、計1億円の裏献金を小沢に払ったと、水谷建設の水谷・元会長(現在服役中)が証言している。2004年10月は陸山会が深沢の土地を購入した時期に重なる。つまり胆沢ダムの建設利権に絡む裏金ではないのか。
★大久保隆規。
2007年、世田谷の小沢邸に現金4億円を持っていくよう元私設秘書に指示していたという。元私設秘書が特捜部に供述した。
東京地検特捜部は、小沢の公設第一秘書の大久保が関与したとして、資金規正法違反で立件するという。立件されれば追起訴になる。
この金は、石川が小沢から紙袋で受け取った分、4億円の返済金だったとみられる。
★石川知裕。昨日、石川は帯広のホテルでパーティーをやっていた。しかし、4億円の金が紙袋に入れられ、小沢から渡されたという、生々しい情報が流れるや、顔色を変え、目を泳がせた。今夜は眠れるか、帯広の夜は、しばれる。
(ムラマサ、鋭く斬る)