羊たちの沈黙。
民主党は貝のように黙ってしまった。言論を封殺された民主党、このまま民主党が政権を維持すれば、小沢独裁のファシスト政権になるのではないか。そういう危険な兆候さえも見え始めた、小沢、鳩山党。
一方、本ページが評価している枝野幸男の歯切れが悪い。口の中に正月の餅が詰まって喋れないようだ。「検察のリークはまずい。え〜と、小沢幹事長は、え〜と」。日頃の鋭さが影をひそめ、オモチャを取り上げられそうな泣き顔になった枝野。もう少し、しっかりせい。小沢に刃向かっても生命までは取られまい。
仙谷もしかり、「どうなることやら、様子見じゃな」とボソリ。
菅直人は、「ハイチ災害に積極的に支援していく」、支援するのはいいが、その前にジャパンエイドだろう。日本の国を救えなくて、何が副総理なのか。新年の小沢邸で、悪いものでも食わされたのか、福沢諭吉の食あたりではないのか。
★民主党の村越祐民(千葉)。
唯一人、民主党内で小沢辞任を訴えているサムライがいる。千葉5区の代議士。
まだ当選2回の新人だ。他にサムライはいないのか。何といっても、民主党執行部の命令で、新人議員同士の会合は禁止されているのだ。自由な言論を認めない民主党のファシスト的体質。
自民党にも墓堀番人はいたが、民主党にも輿石なる墓堀番人がいた。小沢一郎の墓でも掘るのか。まあ、そういう雰囲気ではある。
★小沢一郎。
特捜部は17日、小沢に再度の呼び出しをかけた。それに対して小沢は聴取に応じるつもりだと聞こえてきた。 さて、ガマを相手にどうするか。まあ、隠し玉はいくらでもある。天皇に弓を引く者の末路は、どうなるかよく見るがいい。
一方、疑惑の4億円について石川知裕は、「小沢先生の父親からの遺産で、安田信託銀行に預けていた個人資産を、1998年ごろに下ろし、小沢先生の自宅で保管していた金」と検事に喋ったというが、小沢は1993年分から2005年分までの資産報告について、「預貯金」「金銭信託」について、すべて「該当なし」と申告している。
嘘は嘘で塗り固められる砂上の楼閣。
★小沢一郎の不動産買いあさり。
陸山会は不動産を買いあさっている。2007年度の陸山会の政治資金報告書を見ると、13ヶ所の土地とマンションを総額10億2千万円で購入した。その一部は既に売却されている。その場所の多くは都心の一等地である赤坂周辺、変わったところでは沖縄の宜野座村の土地も買っている。
購入資金は、政治献金あるいは政党助成金(我々の税金)で買ったのではないのか。しかもその不動産名義は小沢一郎個人になっている。つまり政治献金や我々の税金を使った、個人の資産形成を行っていたのではないか。
なお総務省によれば、政治家の資金団体が不動産を買っているのは、小沢一郎だけだという。
★小沢金脈と週刊現代。
小沢の資産形成を告発した、2006年6月号の週刊現代(講談社)の記事について、小沢一郎は講談社を相手取り、名誉毀損と損害賠償の裁判を起こしたが、2007年8月東京地裁で小沢一郎は敗訴した。
地裁の判決では、「記事の内容は真実であり、違法とはいえない」と判断した。
その週刊現代の記事の内容は、小沢の陸山会の所有とされていた不動産は、小沢一郎個人の登記名義になっており、この隠し資産ともいうべきマンションの購入価格が合計で10億円を超えるというものであった。
マンション10件のうち8件までが都内の一等地、うち6件が赤坂にあることも明らかにした。週刊現代は指摘する、何の為に、これほど多くのマンションを買いあさっているのか、個人の資産形成が目的ではないか。
★大手ゼネコンの「小沢一郎を支える建設の会」。
面白いものが手に入った。小沢を支えるゼネコンの会員名簿。それを見ると、
会長、鹿島
副会長、清水建設
会員、大林組、熊谷組、佐藤工業、奥村組、末廣建設、西松建設、福田組、東亜建設工業。
つまり、大手ゼネコンが一蓮托生で、小沢一郎を支えているという構図が存在する。
★石川知裕の弁護人。
石川の弁護士に安田好弘がついた。オウム真理教、光母子殺人事件の弁護士といえばお分かりだろう。つまり小沢スキャンダルは、オウム真理教によるサリンテロのような大事件だということ。
★小沢一郎、代議士会に欠席。
民主党議員の多くは、泥のよう押し黙ったまま、「今はコメントする立場にありません」。「今は表立って発言しにくい」。「検察と戦うぞ」。「ちょっとすみません」と右往左往。
一方、鳩山由紀夫によって議員辞職に追い込まれたことがある加藤紘一は、「民主党の議員は全く押し黙っているのは異常だ。民主主義において、自殺行為だ」。
(ムラマサ、鋭く斬る)