日頃 なかなか じっくり読書をするような柄でもない爺さんですが 時々 ふっと思い出したように 「これ 読んでみよう」等と 本棚から引っ張り出した古い文庫本等が 常に 何冊か 机の上に積んだままになっています。
秋は スポーツの秋、食欲の秋、そして 読書の秋 等と よく言われますが 「その内 いつか」なんて思っていると 月日が どんどん過ぎ去り 今年も 早 10月の終わりになってしまいました。
このところ ますます秋の夜長を実感していますが 先日 何の気無しに手にした1冊を 4時間位で 一気に読み切ることが出来ました。
少しずつ 読書の習慣も身に付けたいものだと 思わせるのも 「秋」ならでは なんでしょうか。
田辺聖子著 「おちくぼ姫」 (角川文庫)
日本のシンデレラ物語等とも言われている 平安朝時代の物語 古典「落窪物語」を 田辺聖子氏が 平易な文章にして書き上げた小説です。